アニメ

7. アニメを観ていました【回顧録】

真野魚尾(まの・うおお)です。今回はアニメの話題を中心に、過去の創作活動にも少し触れていきたいと思います。




◆定番アニメ


幼少時の真野はアニメといっても人並みに観る程度で、特定の作品にのめり込んでいた記憶がありません。キャラや物語を意識して視聴するのは、自分で小説や漫画を描くようになってからです。ちょうど1990年代辺りです。


『ドラゴンボール』や『セーラームーン』は「一般教養」として視聴していました。当時は義務感半分でしたが、両作が後のサブカルチャーに与えた影響を考えると、体験しておいて損はなかったと思います。


ちなみに『エヴァンゲリオン』には殆ど触れていません。後年、正月深夜にTV放映された旧劇場版をたまたま観た程度なので、本作に関する真野の主な知識は「シンジ君のアレ」ぐらいという非常に偏ったものになっています(ひどい……)。



◇『ふしぎの海のナディア』


「エヴァ」繋がりで思い出しましたが「ナディア」も途中から観ていました。ヒロインの無軌道ぶりが衝撃的で、以降の自作ヒロイン像にも影響が大きいように思えます。


今でも真野の中でナディアは、ゲーム『タクティクスオウガ』のカチュア姉さんと並んで愛すべきク◯女(褒めてます)2大巨頭です。自分本位で自己主張の強い女性キャラは大好物です。




◆暗黒期


その後真野は色々あって絵を描くのをやめたのと同時に、漫画・アニメからも距離を置くようになります。やがて小説執筆からも遠ざかり、持て余した時間をゲームに注ぎ込むようになりました。


しかし完全に創作から身を引いたわけではありませんでした。かねてから洋楽が好きで、下手なりに楽器も弾けたので、二十代の頃は作曲に夢中になっていました。


もう一つの創作活動は詩です。物語未満の漠然とした思いをセラピーの要領でノートに書きなぐっていました。当サイトにもその記録を載せてあります(※)。


※『恥晒しポエジー或いはサイバー灯籠流し』

https://kakuyomu.jp/works/16817139558330122530




◆きっかけはゲームから


それから十年余りの間にプレイした沢山のゲームの中に『ペルソナ』シリーズがあります。中でもお気に入りだった『P4』がアニメ化されたのを期に、真野は再びアニメを観るようになります。



◇『Persona4 the ANIMATION』


ゲームの内容が丁寧に落とし込まれ、なおかつアニメとしても効果的なアレンジがされていて、既プレイヤーとしては非常に満足いく内容でした。中でも夏祭り回と堂島親娘回は構成・演出ともに素晴らしく感動させられました。


原作と同じく目黒将司氏による音楽も秀逸で、アニメ書き下ろし曲の収録された特典サントラ目当てに円盤も購入していました。当時TVでは未放送だったトゥルーエンド回も円盤で視聴しています。



『P4』で久しぶりにアニメに触れ「今のアニメってこんなに面白いんだ」と思ったわけですが、その勢いで他作品を漁っていくうち『P4』がかなりハイレベルな作品だったことが段々と分かってきます。




◆アニメ熱再燃


『P4』に匹敵する面白いアニメを探すうち出会ったのが、まさかのアニメ化で注目を集めた「ジョジョ」でした。



◇『ジョジョの奇妙な冒険』


漫画の回でも話しましたが、真野は第4部が一番のお気に入りです(仗助推し)。アニメ版ではハンティング(ネズミと対決)回が独特かつハイクオリティな作画で一番印象に残っています。


とはいえ1部2部の勢いはシリーズの掴みとして相当なものでしたし、名作3部は言うに及ばず、感動的なラストを迎える6部(徐倫は憧れの女性です)まで制作してくれたことは感謝に堪えません。


個人的に最も再評価を得たのは5部です。各キャラクターの心情を丁寧に汲み取り、シナリオの厚みを補強した理想的なアニメ化だったと思います。ブチャラティ本当に格好いいです……(初登場回からは目を逸らしつつ)。


プログレ愛好家の真野は1期ED曲がYES「Roundabout」だったことにも感動しました。6期最後にも同曲を流す粋な計らいにも驚かされました。前々回『鬼滅の刃』然り、受け継がれる正義の意志が強大な邪悪に打ち勝つカタルシスは最高です。




アニメ作品は現在も毎クール視聴を続けているので、今後も話題に取り上げたいと思います。

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