史実の秀次事件とは正反対の方向に突っ走ってる秀吉。
この世界線の人々には知る術はないですが、家康は1600年以降も粛々と子作りに励んで、結果的に秀忠・忠輝以外の息子達が早世してしまった後も御三家として血族が残りましたからね。
秀吉が少しでも身内を増やしておきたいのは当然でしょう。
整備されようとしている豊臣家流の「奥」が、徳川幕府における大奥制とはまた違った方向にシステマティックになりそうなのが面白い。
摂関家などの公家の家政機関に近くなりそう。
更級は……早い時期から餅君が普通に側室を迎えていれば、この時代として当然のこととして済んだのでしょうけど。
餅君がオンリーワンを貫いてそれが長期化・常態化してしまったことで、今になってその反動が来ている感じです。
作者からの返信
秀吉に北政所という正室がいたことから、夫のサポートという面が強くなっていると思います。
そこに奉行衆の財政的な思惑や、外様の力を弱めようとする思惑などが絡んでいった感じでしょうか?
下にも出てるけど、平民ならともかく、当時の武家の価値観に染まっているはずの人たちが、主が側室持つのにこんな悲壮感漂わせるのが不思議。
描写されてるのに更級の心理を上手く読み取れてないのか、それとも作者の描写が足りないのか。
作者からの返信
そうですね。
加筆して少しでも違和感和らげられるようにします。
今までと変わるのは辛いですね。今までがとてもうまくいっていたからこそ猶の事。
しかし、豊臣家を考えるとここで奥の拡大と制度化は必須。
それを理解できる人たちだからこそ辛いですね。
制度を整えたことで、徳川家のように際限なく大奥が巨大化していくことがある程度防げそうで良かった
作者からの返信
将来的には徐々に拡大していくかもしれませんが、江戸幕府ほどひどい状態にはならないように考えたつもりです。
何となく五万石ぐらいの予算で続いていくのかなと想定していました。