【精六さん小咄】ー今年のモヤモヤ今年のうちにー
私の職業は調剤事務。社内グループの他店にお手伝いに行くことはありますが、
基本自分の“ホーム”としている薬局があり、気が付けば勤続24年です。
今いる薬剤師さん2人、店長とは24年、もうひとりの薬剤師さんとも23年、
ほぼ毎日約10時間もしくはそれ以上の時間を一緒に過ごしているわけです。
この24年の間には殺意が湧くほどムカついたことも(多々)ありますし、
それはたぶんお互い様なのでしょうが、特に仲良しというわけでもなく
「いつか辞めたるねん」と思っていたら年数が経っていた、そんな感じです。
先日、店長“じゃないほう”薬剤師さんと閉店までの数時間2人体制だった時の事。
管理薬剤師さんなので、便宜上「カンヤクさん」と呼びます。
お店の「開局時間」は9時から19時まで。これまでにもカンヤクさんと組んでいるときは18時55分に閉店作業を始めても「はやい!」と叱られるので19時ちょうどに
閉店作業(表に出している傘立てを仕舞うとか、シャッターをちょっとだけ下げておくとか)をするようにしているのですが、19時になったのを見てから待合室の電気を落としたら一人の患者さんが「あのぅ、まだ、いいですか?」と入ってこられました。「あ、どうぞどうぞ」と言ったもののすでに待合室の椅子を上げたり、明日出すゴミの袋をドア付近に積みかけたりしていたので「19時までなんですよ」と言い訳がましく発言したところ、カンヤクさんが
「いま、19時だから!」と怒るではないですか。
私の言葉足らずなところをたしなめたのかもしれませんが、モヤモヤは残ります。
「いま、19時(ジャスト)だから!」というのは、19時0分59秒までは19時である、ということなのでしょう、たぶん。
開局時間=処方箋受付時間だと私も理解はしているし、余計な一言を言ってしまったなと反省もしています。
ずばり言えば「隣の医院」の患者さんなら、どんなに時間が圧そうが待ちます。
たとえその方が違う薬局に行かれたとしても、その医院の明かりが消えるまでは
開けておくのが「門前薬局」の暗黙のルールです。
近くに数軒の病院・クリニックがあって薬局も数軒並んでいると患者さんとしては「病院が開いてる時間帯は薬局もすべて開いている」と思っていらっしゃる方が多く
閉店作業をしているのは全く目に入ってないかもしれません。
シャッターを半分くらい閉めて閉店作業していても、シャッターを軽く押し上げて
くぐって入店して来られる方もまぁまぁいらっしゃいます(入口が一つしかない)。
でもね、ときどき思うんですよ。
病院には「診察受付時間」があるのに、なぜ薬局には「ラストオーダーのお時間」がないのか。19時に受け付けたなら、それはもう19時10分くらいまでが開局時間では
ないのか。
そしていま痛烈に思うんですよ。
19時0分59秒は、19時を超えている。
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