第32話 プリンセス後日談
二重窓に閉じ込められた
「ほぼ、
しかし、亡骸はまだ確認できていない。
私の場合、弁当作りに電子レンジが必要不可欠なのでレンジ不在期間が許されるのは精六さんの公休日のみ。
買いに行く時間が取れない以上、現状ではそこに亡骸があったとて使用し続けるしかないのである。
精六さんは「(蛾の)姿が見えなくなったということは、すなわち出て行ったものとする」というスタンスのようで、新しい電子レンジを買う気はゼロのようだ。
精六さん・・・見えぬものでもあるんだよ。
たぶん。
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