25話 入学式

合格発表後にすぐ王都の屋敷に戻り、エレーナ様とネロ様に報告した。


お2人はとても喜んでアンヌお姉ちゃんをお祝いしていて、その日の晩御飯はいつもより豪華であった。


入学式まで2日間は制服の受け取りを済ませ残りは勉強と魔法の鍛錬に集中していた。たまに息抜きのお茶会もありながらとても頑張っていた。


俺もその間、鍛錬をして刀の技術や魔力操作などを高めていた。



そしてついに入学式!

エレーナ様とネロ様も着いてくるんだ。

入学式に在校生は出席しないようで新入生と教師のみで行われるらしい。


エレーナ様とネロ様はあとから来るらしく先にアンヌお姉ちゃんと俺がいく。


入学後に従者は1名つけともいいから入学式も出ていいらしい。


それとエレーナ様とネロ様にな従者はいないそうだ。



馬車に乗り込み学園に向かう。


「レノア、なにかお菓子出して」


入学式は話を聞くだけで首席合格者のみやしかやることがないので緊張していない様子でお菓子をねだってきた。


あまり上げすぎるのは良くないと思い甘さ控えめのオランジェットを数枚出しておいた。


「なにこれ?!すっごく美味しい!甘いけど甘すぎないのがいいわ!でもケーキのような甘いのも好き!またお願いね!」


「うん。でも食べ過ぎはダメだからね!」


「わかってるわよ」


などとのんびりとしながら馬車は進んでいく。




学園に到着して、入学者の案内に従い体育館のような広い場所に移動する。


その際に男子生徒が何故か僕を見てくる。


なんでそんなに見てくんだよ!気持ち悪い!


視線に耐えながら入学式の会場まで来た。


席はどこだろうと見渡していると不意に太ったぶ、、危ない!


えーと、貴族の子息かな?と目が合った。その時のニタッとした笑顔をしていてとてもキモイ!鳥肌がやばい!


「何してるの?早く行くわよ」


「はい。すみません」


アンヌお姉ちゃんに言われていそいそと席へ向かう。



アンヌお姉ちゃんが座りその横の椅子に座る。

従者が座ってもいいのか?と思ったがたっていると後ろの人の邪魔だから座らせて貰えるようだ。




15分程待っているとようやく、


「入学する新入生の皆さん、入学おめでとうございます。入学式を始めたいと思います」


その後色々な教師の紹介があり


学園長のありがたく長〜いお言葉を聞きクラスへ移動の指示が入り。クラスに移動する。


アンヌお姉ちゃんは13位なのでSクラスだ。


Sクラスは上位15名のみだ



教室にはほとんどの生徒がおりまだ数名来ていないようだ。



従者はほとんどいるようだが中にはいないものも何人かいた。




しばらくして生徒が全員揃い静かに待っている。



扉が開きそこから教師と思われる女性が入ってきた。


銀髪ロングで黄色の瞳をした先生だ。とても美人で身長も高い。惚れてしまうやろ、、


馬鹿なことを考えていると


「さてSクラスの担任のノエルと言います。平民ですがあなた達より、ここの教師の中でもかなり強いと自負しております。平民に教わるのが気に食わないと言う生徒がいるならばいつでも相手になるのでよろしくお願いします。」


おう、なかなか戦闘派というかなんというか、


かっこいい系のようだ。


「さてまずは自己紹介をしてもらいましょう。順位ごとに自己紹介してください」


どこの世界でも自己紹介はあるんだ。


俺からすれば地獄のような時間が始まるが従者としてきているので俺の紹介はアンヌお姉ちゃんがしてくれるので助かった。


1人の生徒が立ち上がった。


自己紹介が始まった。

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