学園
第20話王都到着
1日目、2日目と特に何事もなく進み王都に到着。
途中の街で1泊した。
王都の街壁はかなり大きい。ラヴァンディエ領のティセスハの街の街壁よりもかなり大きかった。並んでた人もかなり多かった。それほど人の出入りが多いのだろう。
「アンヌお姉ちゃん、どこの宿に泊まるかきまってるの?」
ちなみに2人の時はアンヌお姉ちゃん、外ではアンヌ様、
「宿には止まらないわよ?王都に屋敷があるもの。そこから学園に通うのよ。」
さすが貴族といったところだろう。お金持ちだな。ちなみに俺もお金持ち。ダンジョンの宝箱から金貨と白金貨が沢山でたから。
お金は銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、白金貨らしい。なぜ大金貨は無いのか不思議だ。
銅貨1枚100円、大銅貨1枚1000円、銀貨1枚1万円、大銀貨1枚10万円、金貨1枚100万円、白金貨1枚1000万円、日本円にするとこんな感じ。
俺は金貨が126枚、白金貨80枚とかなりのお金持ちだ。
「王都にも屋敷があるのですね。」
「えぇ、使用人もいるし、お姉様とお兄様も屋敷から学園に通っているから」
アンヌお姉ちゃんのお姉様はエレーナ、お兄様がネロと言うそうだ。
「もうすぐ屋敷につくわ」
王都の屋敷は領地の屋敷より少し小さいくらいの建物で庭も領地のより小さいがそれでもかなりの広さだ。
屋敷の敷地内に入っていく。
馬車が止まり、外からドアが開かれた。
「お待ちひておりました。アンヌお嬢様。」
執事服を着たセブルさんより若い男の人がいた。
「久しぶりね、ライル。お兄様とお姉様はまだ学園なのかしら?」
入学試験は3日後。
今日は終業式なのだそうだ。
「もうすぐお帰りになると思います。」
「そう、早くお兄様とお姉様にあいたいわ」
「話はスヴェン様から聞いております。レノアくん、従者なので様はつけませんがよろしいですか?」
「大丈夫です。ライルさんであってますか?」
「はい。ライルと申します。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
ライルさんと挨拶をして屋敷に入ろうとした時、馬車が入ってきて、アンヌ様が嬉しそうにしているので恐らくエレーナ様とネロ様が帰って来たのだろう。
従者としてアンヌ様の後ろに控える。
馬車から降りてきたのは、銀色の髪に青い目をした男性と、薄い金髪で翡翠色の目をした女性が降りてきた。
「お兄様、エレーナお姉様お帰りなさい!」
「アンヌもう着いていたんだね」
「ただいま、アンヌ。少し大きくなったかしら?」
アンヌはネロ様とエレーナ様に走りよってエレーナ様に抱きつく。
ネロ様がこちらを見て
「お父様から聞いているよ、レノア君であってるかな?初めまして、ネロ・ラブァンディエだよ。よろしく」
「アンヌ様の従者兼護衛のレノアです。よろしくお願いしますネロ様」
叩き込まれた従者の礼をする。
「私はエレーナ・ラブァンディエよ。よろしくね」
ネロ様にした時と同じように挨拶をして
屋敷に入る
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