第17話よろしく

ララに連れて別の部屋に案内された。

ドアをノックして

「スヴェン様、レノア様をお連れしました。」


「入ってくれ」


スヴェン様が許可したのでララと中に入る。

「似合っているでは無いか」


絶対に楽しんでるな、ニヤニヤしやがって


「では話したいことというかやってもらいたいことがあるのだ」

「なんですか?」


「アンヌが学園に入るから一月後に王都に向けて出発するから道中の護衛と学園にも護衛として一緒に行って欲しいんだ。どうかな?」


今後の予定も特にやりたいことも無いので、

「構いませんよ」

「助かる。アンヌの護衛はまだ決めていなくてな、魔人の君が護衛をしてくれるのなら安心だ。君は強いだろ?」


強いと聞かれても俺はダンジョンのモンスター、これからは魔物と呼ぼう。しか知らないので


「うーん、俺はまだダンジョンの魔物としか本格的に戦ったこと無いんで、自分がどのくらいの強さなのかいまいち分かりません。」


そいうとスヴェン様は何やら考えだして、


「なら、我がラブァンディエ家自慢の騎士団のと戦ってもらおう。それで大体分かるだろう。」


「分かりました」


騎士団と戦うことになった。

天魔のスキルを使わなければいけない程強いのだろうか。

そこでふと、天魔を使うと軍服の魔装が着くのだが魔装だけでを発動することはできるのだろうか。


試したら出来ました!俺の裸コート、ドレスはなぜ来たのだろう。もっと早く気付きたかった。

これからはこの服装でいよう。


しばらく歩いて広い運動場のような場所で多くの騎士が剣を振っていた。


「ここは騎士団の練習場だ。ここで今から戦って貰うが武器は木剣で戦ってもらう。」


木剣は使ったことがないから不安だな、

「スキルは使ってもいいのですか?」


「構わないが騎士を殺すようなものは使用しないでくれ」

「分かりました」


「魔法は使っても?」

「魔法は剣とは別に見せてもらうので今回は剣だけで勝負してくれ」


となると純粋に剣の技量のみか、木剣は使ったことがないからせめて木刀を使わせて貰いたい。

見た感じ木刀はないな。魔力で作って見るか?


手に魔力を集め木刀をイメージする。


できた、できてしまった。

これは新しいスキルなのか、はたまたどれかの属性魔法なのか、


名前:なし 天魔帝 Lv72

体力:6200/6200 魔力20140/20640


スキル:魔力隠蔽 魔法(炎、氷、雷、闇、光)


ユニーク:帝圧 エンペラーアイ 天魔 言霊魔法 切り裂く者 武具創造(New)


称号:異界の魂 ユニーク個体 光影 帝王 最終進化

未開の森のダンジョンを制覇したもの 古龍王殺し

スキルを生み出した(New)


新しく武具創造のスキルと謎の称号をゲットしてしまった。

とりあえず詳細を確認。


武具創造

武器や防具を魔力や素材を使い思い描いた装備ができる。性能が高くなるほど魔力を消費する。素材を使うことでその素材を武器にする。また消費魔力軽減


称号

スキルを生み出した者

スキルを生み出した者におくられる称号。スキルを得やすくなる。


なるほど。今回は素材無しで木刀を作り出したので魔力は500使ったわけか。ならば木があれば魔力を今回より少ない消費で作ることができるのか。

検証はまた今度しよう。


しかしこんなに簡単にスキルを得ることができるのか、この称号もありがたい。

進化はもう出来ないのでスキル集めもいいかもしれない。今後やることができた!


「ではレノアにはこいつと戦ってもらう」

「騎士団長のマグルスだ、よろしく頼む」


「よろしくお願いします」


かなり身長が高く赤い髪に赤い目。ムキムキだし。羨ましい、必ず勝たせてもらおう!


ちなみにスヴェン様は銀色の髪に青い目、カーラさん(ママ)は金髪に翡翠色の目、アンヌお姉ちゃんが金髪に青い目だ。


ちなみに俺は金髪に赤い目をしている。

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