第16話街....そして家
「もうそろそろ街が見えるだろう」
スヴェン様がそう言い窓の外を覗くと遠くに大きな街壁が見える。かなり大きい街なのだろうか、
「そういえばお母様、レノアは街に入れるのかしら?魔人と言っても元は魔物だったのですから、」
「そこは大丈夫よ!見た目は人族にしか見えないのだから、」
え!それって街の警備大丈夫?
「あなた、いいわよね?」
「今回だけ許そう」
ママには勝てないのだろう。すぐ許可を出してくれるスヴェン様
その後しばらくして街の門に到着した。門は2つあり俺たちが向かったのは人が並んでいない方のもんでもうひとつは人が多く並んでいる。
「ママ、こっちの門でいいのですか?人が並んでいる方ではなくていいのですか?」
「あっちは商人や冒険者など貴族では無い人達が入るもんで私たちが街にはいる時は貴族用の門を使うの」
なるほど、貴族は偉い人だからそこら辺は優先されるということなのだろう、
「紋章を確認してもよろしいでしょうか?」
門に立っていた騎士の人がそう声をかけてきた。
スヴェン様が何やら見せたあと
「失礼しました、ラブァンディエ伯爵お疲れ様です。」
そう言って敬礼のように胸に手を当て頭を下げる
そのまま馬車はまにの中に入る。
街は多くの人がいる。その中になんと!ケモ耳!ファンタジーと言えばケモ耳!あ〜あの耳としっぽをモフモフしたい!
そのまま進んでいき商店であろう店に人が入って言ったり、屋台で食べ物を買う人、鎧や武器を持った人など多くの人が歩いていた。
街並みは中世のヨーロッパのようななんとも不思議な街だ。
大きな家、もとい屋敷に着くと執事服を着たおじさんがおり、
「おかえりなさいませ、旦那様、奥様、アンヌお嬢様」
馬車の扉を開け、スヴェン様はママをエスコートして、お嬢様は執事服のおじさんにエスコートされる馬車から降りる。
俺はどうするべきが迷っていると、
「お初にお目にかかります、執事のセブルと申します。エスコートはいりますでしょか?」
「大丈夫です。レノアと言います。」ペコ
頭を下げて馬車から降りる。
馬車から降りると綺麗に整えられた庭に花がある花壇があり、屋敷の玄関まで綺麗な道が続いている。
「さあ、中に入りましょ。」
ママと手を繋ぎながら家に入って行く。
中に入ると多くのメイドさん達がおり、おかえりの挨拶をされた。
俺はママにつれて行かれ一人のメイドのそばに行くと
「この子に服を着せてあげて」
ママがそう言ってメイドさんに連れていかれる俺
「初めまして、メイドのララと申します。失礼ながら名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「初めまして、俺はレノアと言います。」
「女の子が俺と言ってはなりません」
「俺、男です」
そういうとメイドさんは少し驚いたようにしたがすぐに
「では着替えるのでこちらの部屋に」
メイドのララさんに部屋に通され、コートを脱がされる。全裸の俺、それを見て
「コートは裸で着るものではありません」
「はい」
子供のような見た目のおかげか変態と思われずすんでホットすると
「失礼します」
ララさんが濡れた布で俺の体を拭いていく、
「自分でできます!」
「お任せ下さい」
即拒否され俺の初めてが!と体を吹いてもらっただけなのだが彼女ができたことが無いのでドキドキ、
息子が大きくならないように耐える。何故かショタ体型なのに息子の機能はあるのだ。
なんとか耐え抜き、変態認定されることなく終わり、かぼちゃパンツを履かされて何故か持ってきたのはどう考えても女の子用の服。リボンが着いたドレスだった
「俺男の子だからかっこいい服がいいです!」
「大丈夫ですので」
そう言って女装されられた
グズん
いいもん、いつかかっこいい大人になるだから!
なんとか自分を慰めてララさんに連れられ部屋に
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