おまけ

キャラ設定 おまけ

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エイラ 本作の主人公…だった人

銀髪 年齢の割には低身長 


元日本人の転生者

本人に自覚はないが聖女になる前から魔法はチート並の強さだった。

だがリサの奴隷にされてから魔力を制限されており、魔法無しの身体能力的には弱弱のため、ただの可愛い少女となってしまった。


リサについてだが何故か目を離してはいけない気がしている。

利用していると思い込んでいるせいで監禁生活では強い罪悪感を感じていた。


そのうちリサに襲わr…


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リサ (理幸) いつの間にか主人公


元貴族令嬢で元聖騎士で

現エイラの主


死ぬと逆行する能力を使い、世界のシステムで消される聖女エイラを救おうと何度も試行錯誤を重ねた者。


最後の回では、子供の頃エイラと初めて会った街へ行く馬車に逆行してエイラには会わず教会へと直行した。


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魔王


見た目がエイラにそっくりな魔族の王


リサの記憶を共有される前はエイラの性格に近く、魔族という自らの種族に甘かった。


だが記憶の共有後、魔王の中での優先度が

魔族→邪神→自分→越えられない壁→その他

だったのが

エイラ→越えられない壁→自分→邪神

となり粛清するのに戸惑いがなくなった。


広い目で見れば1番の被害者と言えるかもしれない。


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世界の神


全ての戦力を無効化され、マッチポンプだったはずの世界を掛けた戦いは、魔族・リサの勝利に終わり世界を追い出された。


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作者から


魔王の視点が終わり、最初想定していた部分を全て書き終えました!


応援・星★レビューありがとうございました!


あとは全く考えてなかったのですが、リサに落とされた後のエイラの様子を2話ほど書こうかなと考えています。


全然考えていないので気長に待っていただけると嬉しいです。



下のおまけはなんとなく書きたくなった部分です。

神が歪んでいくのを読み聞かせみたいな感じで書いてみました。

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〈神の始まり的な?〉


昔々、無から生まれた1柱の神様が世界にとある生命を創りました。


神はその生命を人類、人間と名づけ成長を見守っています。


言葉を話し、住居を作り、食糧を育て、人間同士で助け合い人類は少しずつ成長していった。


『危ない…』


世界で初めて起きた災害である台風に人類はなすすべもなく多くの被害者が出てしまいました。

その時、誰かが祈った。


「私の娘を助けてくれ…」


避難した1番頑丈な建物に自分の娘がいないと気づいた男が言った、だが他の人間は助けに行く勇気は無かった。

この現象は初めてで、どう対応すれば良いのかわからなかったからだ。

祈った者を気の毒そうに見つめるだけだった。


『その願い叶えよう。』


このとき神は初めて人類に干渉したのねす。

自分が創り出した生命をこんな理不尽な事で失いたくなかったのだ。

神の力を使い倉庫に隠れていた少女を父親の元へ転移させました。


「ありがとうございます!」


『よい、我が子らよ。』


父親が感謝の言葉を述べた。

そのおかげで神は気がついた、人間のその一言で自らの力が増した事に。

気になった神は少し実験をする事にしました。


力を使って台風を消し、言う。


『私は◯◯◯神、汝らを創り見守っていた者。

これからも励むがよい。』


「「「おぉぉぉ!」」」


力が増していくのがわかった。

人類が自らに向ける感謝の気持ちに応じて力が強くなっていく、神はその感謝に新しく信仰心と名付けた。


「我が神よ。

新たな土地へ旅立とうと考えて居るのですが安全な旅になる方向を教えていただけないでしょうか。」


『我が民よ、太陽の昇る方向へと行きなさい。』


それから神と人は近い存在へと変わりました。

人々は神を信仰し、神は人々の悩みを聞き願いを叶える。


神はそんな生活が大好きでした。


自ら生み出した人類が選択し歩んだ道をとても好ましく思ったのです。


『お前がこの世界の神か?』


でも、そんな日々は唐突に終わりを迎えます。


別世界の神が、世界を我が物にせんと攻めてきたのです。


神は抵抗しました。


骨を折られても、腕を捥がれても、自らが創り出した人類と愛した世界を守るために…


『これ以上は損失の方が大きいか…』

『…2度と……来るな……』


1年という長い戦いにより自らの世界から敵をなんとか追い払う事に成功しました。


でも神もただでは済みませんでした。

身体中は傷だらけで綺麗だった髪はボロボロになっています。


『強くならなきゃ…』


神は悟りました。

愛する世界を守るためには力が必要だと、次にまた攻めてきた時に守れるとは思えない。


『人よ、貴方達に新たな知識を与えましょう。』


人類に新たな力を与えて、さらに信仰心を渡してもらおうと考えました。

その力は『魔法』


『こんなんじゃ、足りない…』


魔法を与えた事で信仰心は増えましたが、負った傷すら治せない、まだまだ力は足りません。


『人よ、貴方達に危機が迫っています。』


昔、災害から助けたときのことを思い出した神は人類に危機を与えて程よいタイミングで救うことで、さらに信仰心を集める事にしました。


『おや?』


そのとき人里離れた古びた教会で1人熱心に祈りを捧げる少女を見つけました。


神は思いました。


この少女は私を誰よりも敬ってくれている!

そうだ、力を与えて災害を解決してもらえば彼女は英雄として名を残すのではないだろうか。


力を与えられた少女は『聖女』と呼ばれるようになりました。


『災害が近づいてきます。』


神が起こした災害を、神が作った聖女が解決すること3回目。

ですが全て自分の手でやるのは効率がとても悪い事に気づきます。


『災害を起こす専用の存在を創り出そう!』


そう考え創り出した存在は初めての眷属でした。

人類を守るために力が必要だ、そう説明すると眷属は素敵な目的です、と泣きながら協力すると言ってくれました。


眷属が起こした災害は区別しやすいように『魔王』と呼ばれるようになりました。

初めて起こした災害が、人類を滅ぼすために現れた悪魔だったのも魔王と呼ばれるキッカケだっただろう。


10回 20回 30回…


回数を追うごとに神への信仰心はどんどん増えていきます。


眷属は言った。

『そろそろ力を集めるペースを落としても良いのではないでしょうか?』


それを聞いた神は怒りました。

『力はいくらあっても困らない!

もっと必要だ!私が神としてある為にはもっと!』


あまりにも強い力を手に入れてしまった神は歪んでしまっていました。


『お前はこれからも魔王を作り続ければいい!』


それでもなんとか思い出してもらおうと眷属は頑張りましたが、その行動を疎ましく思った神によって世界の裏側へと閉じ込められてしまい、神と話すことは出来なくなってしまいました。


『これで良い、これで良いの!』


こうして世界は続いていきました。

ずっと、ずっと、目的を忘れてしまった神は力を蓄え続けます。


そう、誰かに止められるまで永遠に……

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