第三十一草
夏といえば、そうめん!!
そうめんと言えば..........
すず「流しそうめんよ〜!!」
てなわけで、僕は今、すずさんの家で流しそうめんをやっている。
ちなみに.....流しそうめんの台は、寺本さんが作ってくれたそうな。
流石は寺本さん!!
そこに痺れる憧れるぅ!!
真凜「おばあちゃん!!これが流しそうめんなんだね!!」
すずさんに向けて、そう言う真凜ちゃん。
一方、陸くんはと言うと.....
陸「モグモグモグ..........」
一心不乱にそうめんを食べていた。
美雪「フフッ、相変わらず陸はマイペースね」
重里「だな」
そんな陸くんを微笑ましく見守っているのは、二人の両親である、
重里さんは、すずさんの息子で..........家族一緒にT都に暮らしているそうな。
すず「若葉くんもジャンジャン食べてね」
若葉「あ、は、はい!!」
そう言われ、そうめんを食べる僕。
...........やっぱり、そうめんは美味しいなぁ。
重里「それにしても...........俺達がここを離れてる間に、何があったんだよ.......」
一気に変わりつつある、自分の故郷を思いながら、そう呟く重里さん。
すず「まぁ、これも若葉くんのおかげなのよね」
陸「あ、そっか。緑井さんって家庭菜園をしてるんだっけ」
納得したような、そう言う陸くん。
美雪「え?そうなの?」
若葉「はい。一応、作った野菜は道の駅に売らせてもらってます」
すず「しかも、若葉くんの育てた野菜は美味しいわよ〜」
自慢げにそう言うすずさん。
...........何か、嬉しいようで恥ずかしいな。
真凜「そういえば、若葉さんはお茶も自作してたよね?」
重里「お茶も自作!?」
美雪「若いって凄いわね.......」
いや、若さ云々とかじゃなくて、暇だったから..........ですけどね。
美雪「それじゃあ、買える時にたくさん買わないとね」
重里「あぁ!!」
若葉「あ、ありがとうございます!!」
そんなこんなで、流しそうめんはワイワイ盛り上がりながら、続くのだった。
☆☆☆
村上重里
すずの息子で、真凜・陸の父親。
普段は、T都でサラリーマンをしている。
夏休みを機に、久々に故郷に帰ってきたら、母親が若返ってるわ、エルフがいるわで、色々と衝撃を受けた模様。
なお、若葉に対しては、良いご近所さんだと思っている模様。
村上美雪
すずの息子の妻で、真凜・陸の母親。
普段は、T都で専業主婦をしながら、パートをしている。
夏休みを機に、夫の故郷に帰ったら、色々と変化しまくっていることに、夫と同じく衝撃を受けた模様。
なお、若葉に対しては、義母の友人だと思っている模様。
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