第六草

あぁ〜、今日もいい朝だな〜


MPタンポポコーヒーが美味いや〜


そう思っていたのが、つい数分前のことで


若葉「............」

美女「............」


今現在、僕の目の前には.................めっちゃくちゃ美人な女の人がいる。


何で、目の前に美女がいるのかって?


それはこっちが聞きたいよ!!


若葉「あの.............僕に何か用ですか?」

美女「用も何も、若葉くんに会いに来たに決まってるじゃないの!!」

若葉「えぇ!?」


僕に.......会いに来た?


そう思っていると、美女は、何かか入ったタッパーを僕に手渡した。


若葉「こ、これは....?」

美女「この前、若葉くんが浅漬けをくれたでしょ?だから、私もそれを真似して、浅漬けを作ってみたの!!」

若葉「.......え?」


浅漬けを作れるなんて、この人凄いなぁ.................じゃない!!


僕、この人に浅漬けを渡した覚えがないんだよなぁ。


若葉「その.....人違いじゃないですか?」

美女「ううん、人違いじゃないわよ。だって.......私達はご近所さんでしょ?」


彼女の発する言葉は、僕にとって、どれも聞き馴染みのある言葉で、何だか、心が癒される感じがした。


例えるなら.................すずさんっぽいなぁ。


美女「それに.....若葉くんのくれたベビーコーン、美味しかったわよ」


ん?僕のくれたベビーコーン?


..................ま、まさか!?


若葉「も、もしかして............すずさん、ですか!?」

すず「もう!!ようやく分かってくれたのね!!」


えぇ!?嘘ぉ!?


若葉「だ、どうしたんですか!?その姿は!?」

すず「それがよく分からないのよ〜。強いて言うなら.................若葉くんのくれたベビーコーンを食べたことぐらいかしら?」


うん............これはアレだ。


ミラクルコーンが原因だ。


てか、奇跡ってこういう感じのやつなの!?


すず「でも、お肌はスベスベだし、前よりかは体力もあるし.......若返るのもいいかもしれないわね」

若葉「あ、あはは.................」


さすがはレアな雑草、効果が半端じゃないな。


すず「もしかしたら、若葉くんが私を若返らせたのかもね☆」


そう言うと、ウィンクをするすずさん。


くぅ!!若返ったから、笑顔がより一層眩しいぜ!!


それに............何というか、昭和のアイドルっぽくて


若葉「可愛いなぁ....」

すず「ヘ?」


はっ!?しまった!!


若返ったすずさんがめっちゃ可愛くて、つい心の声が!!


若葉「あ、えっと、その...........すずさんが、しわくちゃだった頃も可愛かったけど、今のすずさんも可愛いなぁって思っただけです!!」


僕が慌ててそう言うと、すずさんの顔は真っ赤になり.............


すず「あ、ありがとう....」


と言った。


くぅ!!やっぱり、すずさんは可愛いぜ!!

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