自分が書きたい方向性が定まった話

 私が書きたい内容が決まった。

 私は「死生観」や「エロス」を求めることにした。やっぱり陰鬱な世界観を書きたい。

 理不尽で暴力的でどこまでも残酷でクソッタレなこの現実をトコトン追求したいです。

 私にはエンタメ作品を書く気はない。

 陳腐で軽いハッピーエンドには興味ないの。私が書きたいのは残酷な現実です。

 というわけで——。

 ライトノベルという文脈で、エロ文学を書くことにしました。


◇◆◇◆◇◆


目標設定

『ライトノベルという文脈でエロ文学を書く』


 →


 私が書きたいのは現実世界の文学作品。

 リアリズムを追求して、エロを求める。

 内容は——ダークさが溢れる青春小説。


自分がやるべきこと


①読書量を減らして、感性を磨く


 エンタメ作品を書く。

 そう決めたとき、無意識のうちに「面白い作品」を書かなければならない。

 そんなふうに洗脳されていました。

 ただ、自分が書きたい小説は——。

 読み手の心を奪うような魅力を持つ作品。

 言ってしまえば、物語の面白さや出来は関係なく、読み手の心を奪えればいいんだと。

 何度も何度も同じ作品を繰り返し読んでもらえるほど、特別な感情を抱いてくれればいいなと思います。歌手だって同じじゃない?


 抜群に歌唱力が高い人だけが優れているわけではない。心を奪われる何かがあるから、私たちは何度も聴き直してしまうんだよね。


 というわけで——。

 私は読書量を減らそうと思ってます。

 自分が本気で求めるものだけを選んで、読もうかなと思っている。感性を磨けるから。


②文章力の底上げを行います


 文章の良し悪しを語る真似はしたくないが、地の文の上手さや美しさは作品全体の完成度に大きく関わっている気がします。

 文章が上手い書き手の作品は没入感があって、読み返す度に新たな発見があるなと。

 厳密に言えば、文章力の底上げを行うというよりは「ヒロインの魅力をもっと伝えたい!」「私が思い描く情景をもっと細かく伝えたい!」という気持ちが強すぎるんだよな。


 人様に読ませる文章を書きつつも、自分独自の文章表現で世界観を上手く生み出したい。読者が本気で辛いときや苦しんだときに逃げ込めるように、小説という媒体の中でもう一つの世界を生み出したいなと思うのだ。


 言い方は悪いけども——。

 私は、僕は、俺は——。

 この小説を読んだからもう死んでもいい。

 この小説を読むことが自分の生きる意味だったんだと思えるような作品を書きたい。

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