アプデ配信【5回書く前提の脳筋執筆方法】

 今回はアプデ配信です。

 有料配信で語るか迷いましたが、今年最後なのでおまけですね。

 というわけで、皆様も是非とも楽しんでくだされば幸いです。


https://kakuyomu.jp/works/16817330658939597914/episodes/16817330668768499415


 上記のエッセイで、私は——


【5回書く前提の脳筋執筆方法】というのを、皆様に教えました。


 で、その方法をもっと熟成したので是非とも最後まで聞いてください。


「小説を早く書き上げるにはどうしたらいいのか?」


 この質問に対する答えは——。


 さっさと第一稿を書き上げることに尽きるなあ〜と思います。

 というか、物語の体を成したものをさっさと書き上げるべきなんだよ。


 で、その第一稿を早く書き上げる方法は——。


 30%の力で書けばいい。私はそう結論を下したよ。


 一番最初の目標文字数は以下の通りでございます。


序6000文字

破8000文字

急6000文字


 で、この目標を達成するために、第一稿を書く感じかな。


 とりあえず、これで2万文字程度で第一稿を書いてください(笑)


 この第一稿というのは、会話文だけでOKです( ̄▽ ̄)


 で、その後に——。

 物語を膨らませたり、もっと面白く書くために——。


序8000文字

破12000文字

急8000文字


 みたいな感じで、物語を膨らませていけばいいと思います。


 もしも30日間で、物語1冊を書くと仮定した場合——。


①物語の完成度30%(1回目)


 1〜3日目までで、物語を一旦完結させる。

 自分の書きたい話をガガガッと書く感じでいい。

 とりあえず、物語を終わらせることが重要である。


 ここはもう速さ勝負である。

 自分の頭の中にあるアイデアをさっさと形にすることが大切!!


②物語の完成度50%(2回目)


 4〜7日目までで、最低限物語(物語でいい)の体を成したものを書く。

 基本的に1回目の作品を並び替え、足りない部分を補えばいい。

 SS形式やシナリオ形式でいいから、物語の体を成したものを書けばいい。


③物語の完成度60%(3回目)


 8〜22日目までで、地の文を書いて最低限小説(小説!!)の体を成すものを書く。

 上手い文章を目指す必要はないし、明確な文章を書く必要もない。

 ただ、できる限り、少しでも上手な文章を目指すことが大切である。


 それでも無理な場合は——。


「もしも30日間で物語1冊を書くとしたら、第一稿は3日以内に終わらせろ」


 黒髪は続けて言った。


「どうして3日以内に終わらせなければならないのか。全員そんな表情をしているはね。なら、教えてあげる。3日以内に終わらせないと、飽きるのよ」


 これぐらいラフな感じで小説を書いていい。

 ちなみにこの段階で、WEB小説に投稿してもいい。


④物語の完成度70%(4回目)


 23〜30日目までで、小説のブラッシュアップを狙う感じでいい。

 細かな地の文を少しずつ面白く解像度を高くして書く感じかな。


(この段階が4回目ぐらい。できるなら、3回目までにこの段階まで書けるといい。すると、5回目でもっとレベルを上げることができるから)


「もしも30日間で物語1冊を書くとしたら、第一稿は3日以内に終わらせろ」


 教室の窓際まで向かった黒髪。

 彼女はカーテンの隙間から外を眺めて、眩しそうに目を細めた。

 それから教卓へと戻り、背中をビシッと立たせて座る生徒たちを見ながら。


「どうして3日以内に終わらせなければならないのか。全員そんな表情をしているはね。なら、教えてあげる。3日以内に終わらせないと、飽きるのよ」


⑤物語の完成度80%(5回目)


 読者の皆様や自分が読み返して気になる部分を、少しずつ直す感じ。

 もうこれ以上話す必要はないと思う。


◇◆◇◆◇◆


 というわけで、今回のお話はおしまいです。

 今日突然お風呂に入っている間に、「ぴん!!」と来ましてね。


「あ、別に第一稿は2万文字で書けるじゃん!!」と思っちゃってさ。


 その後——。


 序破急形式で書けば、大体これぐらいの文字数で分ければいい感じになるぞと。で、自分の小説の書き方は、これぐらいラフな感じでいいよなと。


◇◆◇◆◇◆


【余談】


 小説の完成度は60〜80点程度でいいんだよなと改めて思う。

 最低限小説として読めるものを書ければそれだけでいいんだと。

 ていうか、最低限小説として読めるものを書ける時点ですごいんだよ。


 本来ならば——。

 80点とか、90点とか、100点とか、120点とかを狙うべきだと思うけどさ。


 60〜80点の作品を毎月1冊書ける能力を伸ばすべきなのかもなと。

 とりあえず、今は技術力をレベルアップを最優先して。


 5年後、10年後に。

 100点とか、120点を狙う作品を書ければいいのかなぁ〜と。


◇◆◇◆◇◆


【追記】


 これさ……今気づいたんだけどさ。


序3000〜4000文字

破3000〜4000文字

急3000〜4000文字


 これぐらいで十分に物語の形を整えることができると思うわ。

 で、それを後から……。

 1.5倍とか2倍とかに膨らませればいいだけのお話だなと気付いた。


 最初は1万文字程度で最後まで書き上げる。

 で、次はそれを膨らませ、3万文字程度。

 で、それを……という感じで繰り返す。


 これで一つの物語が完成すると気付いた。


【結論】


 書きまくれば答えは自ずと出てきます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る