自分の非力さを感じた話

 「世界を変える運命の恋」コンテスト。


 11月5日締め切り。

 2〜6万文字以内に収める必要があった。


 で——。


 完結•未完結関係なく、応募できました。

 故に、2万文字を超えたので、私の作品は評価される対象の一つになった。


 だがしかし——。


 今回書いた作品がダメダメだなと思う。

 面白く書けている部分もあるんだけど、ディテールが浅すぎる。あまりにも浅いんです!


 それに——。


 単純なるレーベルカラーを考えてない。


「世界を変える運命の恋」


 この主催者は富士見L文庫なんだけど。

 このレーベルは一般文芸寄りなんだよね。

 作品内容は大人の女性が楽しめる感じの、そこはかとなく優しさが滲み出てる。

 主人公も女性が一般的で、男性キャラ視点は時々しか挟まないはずなのに——。


 何を血迷ったのか。

 私は男性キャラを主軸にしてしまった。

 これはもう構成上仕方なかったけど……。


 ただ、方法は他にも色々あったよなと反省。でも、私が選んだ構成じゃないと、物語の世界観を伝えるのが難しかったと思う。


「数百年の間、封印されていた魔女。そんな彼女を優しい殿方が溺愛するお話」


 というのが、コンセプトなんだけど。


 この段階に至るまでに——。

 物語の第一章に至るまで書けない始末。


 1冊の小説として見た場合は——。

 その判断は正しかったと思う。

 でも、WEB小説の構成として間違い。


 主人公不在で1万文字以上書くのは、本当に頭おかしい。ずっとヒーロー視点だし。


 それに。


 この主人公も、クセが強い。強すぎる!!

 乙女系の主人公として失格なんだよね。

 強大な魔法を操れる自信家設定だし。


 主人公とヒーローが手を繋いで、空へと浮かぶシーンもあるんだけど——。


「いやいやいや。ここはヒーローが空を飛べる設定にして、ヒロインを飛ばしてあげないと!」って、本気で思っちゃった。


 でも、ヒロインは魔女。

 空を飛ぶ設定として、こっちが正しい。


 だから……。


 うーん、こうするしかなかったんだけど。

 それでも、乙女系としては逆なんだよ!!


 不思議な力を持つ殿方に気に入られて、空を飛ぶ乙女。初めての経験で殿方にしがみつくことしかできない。プルプル震える姿に殿方は「大丈夫だ。落ちることはない」などと言い、自分の方へと抱き寄せるべきなんだ!


 乙女系ってのは、レーベルカラー的には絶対こっち寄りなんだよね……。それなのに。


 あああああああああああああああああ。


 もう反省点が多すぎる。


 それに——。


 乙女系としての書き方じゃないんだよな。

 ジャンルに適合した文体があるんだけど、それをガン無視してました。もっとキラキラさが必要なんだけど、全然書いていない事実。


 物語を進めるために、ディテールが浅いのよ。赤色のドレスみたいな感じで、大きな言葉で書いちゃってるし。

 乙女系とは何やぞを、全然理解してない。


 もっとこのドレスの優美さを書かないといけないのに。本当全然ダメ。甘すぎた。


 はい、完全なる勉強不足ですね(´;ω;`)


 まだまだ私は成長できる。頑張るぞ!!

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