やる気はどこから来るのか?
執筆欲が湧かない。
以前までは「書きたい!」と思っていたのだが、全く筆を取れなくなってしまった。
パソコンの前に座ろうとは意識しているのだが、毎回避けてしまう。
書きたい気持ちはあるが、拒絶反応を起こしちゃってると思うのだ。
で、やる気はどこから来るのか?
やる気は行動すれば、勝手に湧いてくる。
そんな話は色んな人が言っていると思うので、私は全く異なる話をしたい。
どんな物事だとしても、インプットとアウトプットは重要だという。物書きにとっても、インプットとアウトプットが必要不可欠なことは言わなくてもいいだろう。
で。
インプットがなぜ必要なのか??
今までの私は「作品を書く為に必要」や「新しいアイデアが生まれる」などの計算高い意味で必要だと思っていた。
だが、インプットが必要な理由は「やる気」を起こすためなんだなと気付いた。自分が受験生だとして、予備校に行くとする。その場合、周りには沢山勉強している人がいる。そんな光景を目の当たりにしたら、少しでも勉強しなければならないと思うじゃん。
インプットの重要性は「自分もやりたい!」「自分も書きたい!」と思うことなのだ。お恥ずかしい話だが、ここ最近は文章術関連の書籍や自己啓発本を読み漁ってた。小説や漫画は1冊も読んでいない。アニメも全く見てない。その状況になって気付いたわ。
あ、私……感動してないんだと。
書きたいと思える作品に出会えてないんだ。自分も書こうと思える作品に出会えてないんだと。
書きたい気持ちはあるのよ。
心の中で小さく炎を纏っている。
本当に小さな灯火になってるけどさ。
だから、燃料が必要なんだなと気付いた。
インプットをしないというのは、たった一人でマラソン大会に参加している感覚。365度どこを見渡しても、暗闇しかない。ただ我々は進み続けるしかない。勿論、ゴールがどこにあるのかも分からない。そもそも、ゴールがあるのかさえも分からない。
それでも歩みを止めることは許されない。
前方も見えない暗闇のマラソン大会。
自分がどこに立っているのか分からず、スタートを同時期に始めた方々がどこに向かって走り続けているのかも分からない。ただ、赴くがままに進み続けたものの、前方は黒一色。心が何度でも砕けそうになる。
で、結果、諦める者もいるし、諦めきれない者もいる。ただ、大半の人間は夢の途中で挫折し、全てを投げ出してしまうのだ。
メンタルが弱いわけじゃない。
才能がないわけではない。
努力の仕方が間違っているわけでもない。
心の中にある灯火が消えてしまったんだ。
焚き火をしたことがある方は分かるかもしれないが、火は必ず消えてしまう。
火が消えたなら、もう一度付ければいいじゃん。そう思うかもしれないが、一度消えてしまった火をもう一度起こすのは難しい。
だからこそ、微かな火が残っている間に、我々は燃料を追加し、消えないようにしなければならないのである。
まとめ
インプットはやる気を出すためにある。
心を動かす作品に出会い、「書きたい!」と思う気持ちを再燃させるのだ。
逆にいえば、心を動かさない作品を読むのはやめていい。
やる気が出ないインプットは無駄である。
実際さ。
学校の授業は全く覚えていないでしょ?
ただ、学校の先生が語っていた小噺だけは、今でも覚えているんじゃないかしら?
その理由は、心を動かされたからだ。人間は脳で暗記するんじゃない。心で暗記しているんだよ。
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