執筆活動の悩みは、全て執筆速度が解決してくれる

【執筆活動の悩みを解決する方法】


 執筆活動の悩みは、自分の執筆速度を2〜3倍に上げることで解決する。毎日1000文字しか文章を書けないなら、毎日2000文字、毎日3000文字書く努力を行うべきだ。


 執筆活動の悩みなんてね。

 毎日1万文字書ければ、吹き飛ぶと思う(笑)

 それでも吹き飛ばないなら、文字数を段階的にあげろ。


【日速1万文字の詐欺師作家】


 日速1万文字書けます。

 世の中には、そう自信満々に語る書き手が存在する。

 だが、彼等の話を詳しく聞いてみると——。


 毎日5時間、6時間は執筆作業に時間を割いているという。


 う〜ん、これは普通に生きているひとなら無理な話である。


【生産性×時間=仕事の成果】


 ビジネス書で語られることが多い。

 だが、この計算式が、どんな仕事でも当てはまる。


 先程、例に挙げた詐欺師作家は——。


 生産性と時間の関係性を考慮していない。

 時間単位で考えれば、著しくこの書き手は平凡な書き手だ。


 時間を投資して、文字数を増やす方法はナンセンスである。

 このような書き手は、必ず自分の首を絞めることになる。


【時間を短くして、生産性を上げるのが正しい仕事】


 執筆活動は世界で一番楽しいゲームである。

 正直、この世界にこれ以上楽しいことはない。

 だが、私は仕事だと割り切って考えている節もある。


 執筆活動は、普通の方法では継続できない。

 インプットとアウトプットを並行してやらなければならないのだ。面白い作品を書き続ける為には、インプットとアウトプットが必ず必要になってくる。


 毎日5時間も6時間も執筆してたら、インプットに割く時間が消える。だからこそ、執筆活動は仕事と割り切り、アウトプットの生産性を飛躍させるしかない。


 それでは、今から黒髪式の執筆術を語っていこうと思う。


【五分間の執筆速度を底上げする】


 以前から何度も語っているが、人間の集中力は継続しない。

 一時間も同じ作業を続けていると、途中で飽きてくる。

 また、隙間時間を有効活用するためにも、五分間の執筆速度を底上げするのが、一番利益を与えられると思っている。


 一時間の中に、五分間は12回ある。

 だが、インターバルを挟むと、実際には10回ぐらいになる。

 なので、計算式としては、この数値を目安にしてほしい。


 100×10=1000文字

 150×10=1500文字

 200×10=2000文字

 250×10=2500文字

 300×10=3000文字

 350×10=3500文字

 400×10=4000文字

 450×10=4500文字

 500×10=5000文字


 私の執筆速度は、五分間で150〜200までが限界だった。

 でも、修行を積み重ねることで、二倍、三倍までは飛躍した。今後も、レベル上げをするために、努力を重ねるつもり。


 最終的な目標は、五分間で500文字を安定して書くことだ。


【書き手には、二種類存在する】


 執筆活動者には、短距離型と長距離型が存在する。


 短距離型は、生産性が早い書き手のことで。

 長距離型は、所有時間が長い書き手のことである。


 私は長時間の執筆ができない。

 集中力が削がれてしまい、文章のキレがなくなるのだ。


 それ故に、私は短距離型作家を目指している。

 と言っても、ただの短距離型ではない。

 回復量が異常に早い短距離型作家である。


 インターバルを極力減らす努力をせねばなるまい。


【執筆活動は動画編集に似ている】


 執筆活動は動画編集に似ている。

 この世界には動画投稿者と呼ばれる人たちがいる。

 好きなことで生きていく。

 そんな格言を実現している方々である。心底羨ましい。


 動画投稿者が動画を作るには、二つのプロセスが存在する。


 一つが、動画を撮影すること。(撮れ高を撮る)

 一つが、動画を編集すること。(撮れ高を最大限面白くする工夫)


 小説の書き方もこれと同じだなと、私は考えている。


①書きたいものを書いて書いて書きまくる(撮れ高を作る)

②余計な文章を排除して、自分の面白いを表現する


 ①と②のプロセスが存在するということだ。


 馬鹿正直に書く作家は、撮影と動画編集を同時に行っている。だが、人間はマルチタスクができない。基本的にシングルタスクしかできない。


 だからこそ、どちらかに絞ればいいのである。


 遅筆作家は、撮影と動画編集を同時に行っているのだ。

 だからこそ、執筆活動が大変になるのである。


 二つのことを同時に行うのは、大変苦労する。

 脳の切り替えを、何回も繰り返さなければならない。

 それも、大量の文章を書くのならば、何度も何度も。

 それでは、一向に文章を書けないのも頷ける話だ。


 なので、①と②のプロセスを同時に行うのをやめればいい。


 面白いを生み出すのは、本能や感情優先で書いたとき。

 それを最大限に面白くするのは、理性や理論が必要だ。


 バラエティ番組に、テロップやイラストが存在する理由は何か?

 視聴者に面白さを最大限に伝えるためではないだろうか。


 黒髪は②の作業が異常に遅い。

 なので、編集作業の効率化を図るプロセスを考えなければならない。

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