初稿の書き方を変えようと思った件
遠い昔にさ。
とあるバカが1話1500文字で40話書こう。
などと、如何にもなことを言ってたよね?
申し訳ございませんでしたああああああ。
私です。黒髪が言っていました。
というわけで、初稿の書き方を変えるよ。
◇◆◇◆◇◆
黒髪の執筆スタイルは特殊だと思います。
基本的に私は起承転結の「結」を最後の最後に書くんです。いやいやいや、「結」を最後に書くって普通のことじゃないですかぁ〜と思われるかもしれないので、もう一度言う。
私はね、「結」を最後の最後まで書かないんです。多くの書き手は初稿段階で最後の最後まで一応の形で「結」を書くと思います。
しかし、私は「結」だけは最後の最後まで書きません。というのも、初稿段階で「結」を書いても二度手間になってしまうんです。
初稿段階と実際に投稿する段階では、雲泥の差があるほどに、私の作品は変貌します。
また、改稿を重ねるうちに、次から次へと情報量が増えてしまうんです。つまり、後ほど回収しなければならない伏線が増えるんです。
というわけで、私は「結」を最後に書く。
それにね、改稿を続けている間に、全く異なる「結」を思い付く可能性もあるのよ。
だからこそね、最後の最後まで「結」を残して、最良の一手を投じたいわけです。
◇◆◇◆◇◆
長々と語ったわけですが。
黒髪の初稿は「起承転」までしか書きません。ってわけで、初稿の書き方講座に移る。
ビックバンが起きました。
という内容で語ったんだけどさ。
会話文には二種類あると言ったの覚えているかしら??
物語の核なる会話と喜怒哀楽の会話って。
で、物語は核なる会話を500文字以上。
(※話に応じて核なる会話は350〜750文字程度の変動が起きると仮定します。便宜上、500文字と記載しているだけで変動は起こる)
これさえあれば、簡単に作れると力説したのである。でね、私は思ったんですよ。
核なる会話文を8000文字以上書ければ、物語を書くのが楽なのではないかとね。
もう一度言いますが、これは黒髪さんだけかもしれません。あくまでも初稿段階で「起承転」までしか書かない私だからですよ。
核なる会話文が8000文字。
喜怒哀楽を誘う会話文が16000文字。
合計24000文字。(起承転)までで。
それに+αという形で(結)の会話文を含めると、2000〜3000文字増えると思う。
それでも合計25000文字程度になります。
75000文字書けば、会話率は33%である。
まぁ、これぐらい書けば十分事足ります。
喜怒哀楽を誘う文章が難しいんだよ。
そう思われるかもしれませんが……。
70点のネタを100個作れと言いました。
会話文が思い付かない場合は、使えるネタを10個ほど拝借してくればいいと思うわ。
一塊の会話文を一つのブロックとして。
100〜200文字程度の文字数を稼げる。
んで、10個借りれば、1000〜2000文字程度は稼げると思います。また、会話文が増えると、地の文も増えますからね。
なんだかんだで、1塊で300文字程度増えるのよ。これで3000文字はカサ増しできる。
そもそも論なお話ですけど。
喜怒哀楽を誘う会話文は、ケーキのデコレーション部分なんですよ。作品の方向性を定めるものではなく、ただの装飾品である。
というわけで——。
面白い会話文なら書けばいい。
面白くない会話文なら書かなくていい。
なので、苦手な方は減らしてもいいはず。
8000+12000+2000=22000文字
これぐらいあれば普通に十分だからさ。
◇◆◇◆◇◆
で、結局。
何を言いたかったのでしょうか??
あ〜そうだそうだ。
1話会話文1000文字の25話構成。
これ結構楽しく書けたのでオススメです。
と言えども、この1000文字は便宜上のものである。1話全体で2500文字以上書けるなら、1000文字も書く必要はありません。
兎に角、楽しいよ。
執筆活動が楽しすぎる。
この世で一番面白いゲームだと思います。
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