【後編】才能がなくても能力開発はできる

【戦略】


 人生を上手く生きるには戦略しかない。


 戦略のポイントは——。


 自分が勝てる分野で戦う。

 それ以外では絶対に戦わない。


 これさえ守れば大丈夫です( ̄▽ ̄)



【勝てる分野】


 私はね、ピアニスト失格ですよ。

 楽譜の読み方さえ知らないし、練習なんて20時間にも満たないレベルですし(笑)


 でも、エンターテイナーとして最強です。


 ただこれが成功したのも……。


 私が勝てる分野だけで戦ったからなのよ。

 だってさ、高度なレベルが必要じゃない楽曲を学習して、数曲繋げて演奏するだけよ。

 1曲を丸々演奏するよりも短い時間で、多くの人々に「凄いッ!!」と勘違いされる。


 もしも、正攻法で戦ってたら負けるよ。


 ピアニストとして戦いに望めば敗北よ。

 けど、私は自分が勝てる分野を見つけて、その一部分だけで輝くことを決めたってわけ。


 2〜3週間に一回あるかないかの音楽。

 その授業の開始数分前というニッチな部分を狙って、私は勝負に挑んでるからね。


 持ち時間はたったの30秒間。

 数曲覚えた後でも、最大たったの2分間。


 この武器を最大限に活かして戦ったのだ。

 そして、私は勝利を治めたのである。



【自己分析】


 でさ、小説も同じなんだよ。

 自分が勝てる分野を見つけるしかない。

 自分でも戦える場所を探すしかないのよ。


 私はね。


 小説を四つの分野に分けて考えている。


表層「地の文」「会話文」

深層「アイデア」「ストーリー」


 で、表層と深層から一つずつ。


 どちらかの才能がある。

 もしくは能力開発することで。

 面白い小説を書くことができる。



【1000時間の法則】


 ライトノベル作家を目指す。

 そう決めたとき、私は思ったことがある。


 王道の戦い方では、プロにはなれない。

 つまり、1万時間の法則は無理だ。

 毎日3時間やって10年は長すぎるなと。


 ならば、と私は戦略を立てた。


 1万時間は無理だが、1000時間ならばと。


 1万時間でプロになれるのあれば。

 1000時間あれば、10人中1番にはなれる。


 これぐらいなら現実性高そうじゃない??


 前述の通り。

 私は小説を四つの分野に分けていた。

 んで、自分が目指すべき部分を決めた。


「会話文」と「ストーリー」で戦うと。


 この二つだけは能力開発してやると。

 絶対に他の人たちには負けないぞと。


 会話文1000時間

 ストーリー1000時間

 総計2000時間


 毎日1時間で2000日

 毎日2時間で1000日

 毎日3時間で666日


 これぐらいなら頑張れると確信した。


(ストーリーの勉強と言えども、実際は趣味としてラノベや漫画を読む人間なので苦ではなかった。実質、会話文の1000時間のみ)



【小説の成功公式】


「地の文」「会話文」

「アイデア」「ストーリー」


 小説を四つの分野に分けた。

 この中で二つ強みがあれば絶対に勝てる。

 それを証明する公式が実はあるんや。


 四つの分野は全部で10段階評価なんや。


 んでな。


 王道の戦い方がこれです。

 堅実的に全部を上げる方法がこちらよ。


 10×10×10×10=10000点

 9×9×9×9=6561点

 8×8×8×8=4096点

 7×7×7×7=2401点


 ここまでが高評価と言われる部類。


 んで、私が目指す戦い方がこちらやな。


 10×10×5×5=2500点

 9×9×6×6=2916点

 9×8×6×6=2592点

 8×8×6×6=2304点


 2000時間で勝負に勝つ。

 その為には、オール7以上と戦わない。

 つまり、敵はオール7ただ1人なんだよ。


 その為には——。


 強豪が集まる新人賞には出さない。

 尖ってる小説を取る新人賞を狙う。

 などなど、考えられることは多い。


【総括】


 才能がないなら能力開発するしかない。

 とりあえず1000時間頑張ろうか( ̄▽ ̄)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る