ひとり語り

悩むぐらいなら前に進んでみろ

 前回のお話で。


 物語の終わりかたに悩んじゃうぅー!!

 とか言っていたんですけど……。


 過去の自分がいいことを書いてました。

 ていうか、プロフィール欄に書いてた。


 指針『悩む前に書け』


 悩むぐらいなら1万文字書け。

 1万文字書いてから悩め。

 ダメだなと思ったら後々書き直せばいい。


◇◆◇◆◇◆


 超絶当たり前な話なんだけどさ。


 人生は一度切りかもしれない。

 人生は何度もやり直しが効かないかもしれない。


 それでもさ。


 小説って書き直しが何度もできるよね。


 自分が気に食わないと思えば。

 何度も何度も書き直せばいいだけの話。


 それなのにさ……。


 私は書く前に悩んでたよ。

 読者が喜ぶ終わりかたはなんだって。

 自分が満足する終わりかたはなんだって。


 最初から完璧な終わりかたを探してたわ。


 結局な話さ。


 書いてみるまで分からないんだよ。

 それなのに、書く前に答え探してたわ。


 潮干狩りに行きました。

 無駄な労力は使いたくないです。

 だから、どこを掘れば確実に多くの貝が取れるか考えてます。


 みたいな感じの状況でした。


 いやいやいや。

 手当たり次第に掘ってみろよって。

 とりあえず、行動を起こせよって。


◇◆◇◆◇◆


 最初から完璧な原稿は書けないんだよ。

 私は天才じゃないんだからさ。

 だから、何度も何度も書き直すんだ。


 その為にも。


 初稿の執筆速度を上げるしかない。

 初稿を書く速度を上げなければならない。


 今後の指針を決めるわ。


 初稿に関しては。


 自分が面白いと思うものをぶつけてみる。

 当たり外れは関係なく、ただ書いてみる。


 書き終えたあと。


 読者の意見を聞く。

 または失敗だと思う点を書き直せばいい。


 ただそれだけのお話なんだよな。


 失敗してもいいから、行動を起こせ。


 全部不正解とは限らないから。


 最初の一回目は半分正解を目指せ。

 その後は、7割正解を目指そう。


 10万文字換算で。


 50000→15000→4500→1350→405


 そうすれば、5回書き直せば……。


 間違いはたったの405文字だけである。

 これならば別に何の問題ないさ。


 今後は書き直し前提で書くと決めた。


 最初から答えを見つけてはならない。


 答えとは——。


 何度も何度ももがき苦しむ中で。

 自分の内側から湧き上がるものだから。


 小説は何度でもやり直せる。

 自分が納得できるまで。何度でも。


『テイクアクション&トライアゲイン』


 この二つが、私の指針である。

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