長編一作を書く上限は50時間

 長編一作を書く上限は50時間である。

 もう一度言おう。上限は50時間だ。

 これ以上を超えると、泥沼化します。


 アイデア出しとプロット作成時間は、別途に用意する必要がある。だが、わざわざ時間を抽出することはない。


 なので、隙間時間を有効活用する。


 他にも。

 インプットとアウトプットを同時並行でやるのだ。他人の作品に触れながら、面白いアイデアや使いたいセリフを盗みましょう!!


 音声入力を使うと、楽に打てますよ。


 最近は特にインプットの重要性を知った。


 私の武器は、会話劇だと自負している。

 で、面白い会話を作るためには——。


 話の広げかたと、ワードセンスが必要だ。

 また、多種多様な情報量が必要になる。


 1分間に100文字も会話劇を書いていると、アイデアの枯渇が尋常ではない。脳味噌にあるアイデアと情報量が次から次へと吐き出され、物語の主軸に合う会話が書けなくなる。


 野球選手にインタビューしてください。

 と、頼まれた場合、皆様は野球の話題だけで何回質問を繰り返すことができる??

 数十回ほど質問を繰り返せば、相手に訊ねる内容は野球の話題だけで辛くなるよね。


 これと感覚は同じだ。

 特に私は現代ドラマやラブコメを書く。

 それ故に日常会話が多いわけだな。

 んで、話すネタで困ることが多いわけよ。


 その為にも日頃からインプットは重要だ。


閑話休題


 下書き10時間

 ペン入れ30時間

 見直しと調整10時間


 大体これぐらいのペースで書けばいい。

 毎日2時間執筆時間を捻出すれば、一ヶ月足らずで仕上げることができるはずだ。


 50時間はレッドラインである。

 ここまでで書けばいいという目安ね。


 で、これの1.5倍を目安にして……。


 75時間がデッドラインである。

 本当に死守しなければならない締切だ。

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