芋煮空 彼女と囲んだ 鍋思う 遠く離れた 富山の地にて

 芋煮は宮城県仙台市及び山形県の郷土料理です。

 秋になると、大きな鍋に里芋やら根菜、肉を放り込んでぐつぐつ煮たのをみんなで食べます。東北の風物詩として有名ですが、仙台では豚肉の味噌味で豚汁みたいな味付けにします。一方で山形では牛肉の醤油味ですき焼きに近い味付けの芋煮が食べられます。

 そのため、東北では“仙台風芋煮”と、“山形風芋煮”の派閥がありまして、両県に芋煮といえばと聞くと、並々ならない議論が聞けます。

 僕は大学時代に青森でどちらの芋煮も食べたことがあるのですが、つい最近、富山でも東北物産展で芋煮を売っていたので食べてみました。

 まさに青森で食べた時と同じ味。すごく懐かしく、思わずハフハフと汁まで完飲しました。芋煮は〆にカレー粉とうどんを入れてカレーうどんにするのが定番のお楽しみです。

 ちなみに、ここまで読んでいただいた皆様には申し訳ないですが、短歌に書かれている“彼女”との思い出。僕にそんなものはないです。

 鷹仁(たかひとし)の記憶に証拠ナシ! “彼女と囲んだ”を、“友と”に変えていただくとこの短歌はもっとよくなります。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る