海外ドラマとウェブ小説と漫画
海外ドラマが好きだ。
その一方で国内ドラマをほとんど見ない。
理由は長さにある。
長く続く物語が好きなのだ。
多くが一クールで終わってしまう国内ドラマは、どうしても敬遠してしまう。
この好み、考えてみると、私にはウェブ小説を愛好する素質が十分にありそうではないか。
海外ドラマとウェブ小説、それに漫画というのは共通点が多い。
つかみがなければ続かない。
海外ドラマではパイロット版という視聴者の反応を確かめるものがある。
ウェブ小説の短編で反応がよかったら長編化というのと同じだ。
漫画も読み切りから連載というのがある。
海外ドラマは打ち切りが多い。
伏線めいたものをちりばめながら、全部ぶん投げてハイおしまいなんてのもよくある話だ。
そろどころか、本当にブツ切れで終わってさえいないまま放置されたものさえある。
これはエターみたいなものだし、ウェブ小説の書籍化打ち切りも漫画の打ち切りもこれに似ている。
長く続くのが好きだと書いたが、長すぎるのもいつの間にか放置してしまう。
ドラマの場合、大体一〇シーズン前後で追いきれなくなる。
漫画の場合だと、おそらく三〇巻越えそうなものは無理だ。
五〇巻以上、出版されているものについては最初から諦めてしまう。
小説はおそらく一〇巻程度でおさまってほしい。
常に例外はあるが、こんな感じだ。
ウェブ小説を読み始めたのは実はつい最近のことだ。
四〇〇話くらいであっても完結作は読めてしまった。
連載中の作品では一番長く読んだもので三〇〇話くらい、これはまだ続きを読めそうだが、別のは一〇〇話ちょっとで遠のいてしまっている。
考えてみると、もう少しだけ物語にひたりたいというあたり、食で言うなら腹八分目くらいで物語が完結するのが私にとってのベストなのかもしれない。
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