サブスク

 ◯◯放題、これが嫌いな人はなかなかいないのではないか。

 もちろん利用料が少ないから、そんなにいらないという人はいるかもしれない。

 食べ放題でなくても十分だからと言う場合はある。

 私もゲームや本のサブスクリプションには登録していない。


 ただ、登録したら◯◯放題してやろうというのが常である。

 食べ放題は腹がはちきれんばかりに食べるし、動画配信サービスは使い倒している。


 放送大学や科目履修生制度のような一部の例外をのぞけば、大学もサブスクの一種である。

 どれほど単位をとっても追加料金がかからない。

 貧乏性、元をとってやろう精神で意地汚く使い倒したものだ。

 おかげで卒業単位よりかなり多く単位を取っている。

 潜りでも結構聞きに行っていたし、登録者数が極端に少ない授業をみつけてがっつり鍛えてもらったりもした。

 本当に使い倒した。

 

 大学の講義というのは試食コーナーみたいなもので、概説的なことをちょこっと味見させてくれたり、教員が自分の研究をちょこっと味見させてくれたりした。

 中には自分が現在書いている本の内容をひたすら講じるという人もいて、これなんかは先行公開みたいなものであった。

 試食させてもらった中で美味かったものに関しては図書館でさらに大食いもできた。

 大学はレジャーランドとはよく言ったものだ。

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