時代に取り残される
私はバラエティ番組を見ない。
スポーツ観戦もしない。
だから、タレントの名前もほぼ知らないし、スポーツ選手の名前も(自分がやっているマイナー競技の選手を除くと)ほぼ知らない。
以前はテレビを持っていないからだと言い訳ができた。
最近はYouTuberの名前がネットニュースにあがるようになってきた。
私はパソコンもスマートフォンも持っているわけで、視聴環境は十分にあるのに、出てくる名前がまったくわからない。
そもそも私はYouTube動画を過去にそれなりにあげてさえいるのだ(全部限定公開だけど)。
もはや、言い訳がきかない。
新しいものに興味がなくなってきたのではないか、恐怖するようになってきた。
そういえば、新しい曲を聞くことも随分と減ってきた。
最後に音源を買ってから10年くらい経っているのではないだろうか。
気がつけばドロレス・オリオーダンもシネイド・オコナーも亡くなってしまった。
CD世代だったので持っていた音源の大半も聞けなくなってしまった。PCにすらCDを読み取るドライブがついているか定かでないし、そもそもCDの大半は実家に送ってしまったのだ。
ああ、悲しい。そんな気持ちをいだいて、昔持っていたアルバムに入っていた曲をYouTubeで探してみる。たいていは出てくる。ということは新しい曲も探せばいくらでも出てくるだろう。でも、新しい曲を聞いてみようという気にはなかなかならない。
やはりYouTubeをそれなりに活用しながら、そこで今流行っているものに興味がなくなったらしい。
こうして人は老いていくのだろう。
YouTubeで見つけた”Hips Don't Lie”をかけ、画面に合わせて太郎丸(仮名)と一緒に尻を振りながら、私は老いについて思いをはせる。しゃきーら!しゃきーら!
(なお、次に流れたのがジェニファー・ロペスの"On The Floor ft. Pitbull"で、まだ尻を振り続けているフゥー!。次郎丸(仮名)は、こういうときの付き合いが悪い)
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