第37話 小説賞に応募してみようかな……<2>



 応募してみようかと思った賞の字数規定は、『400字詰原稿用紙300枚~500枚で、ワープロ原稿の場合は1行40字×30行、A4判用紙に縦書きで印字し、400字詰原稿用紙換算枚数を明記』とのこと。


 あらま、今の時代でも原稿用紙換算枚数が必要だなんて。


 カクヨムでは字数なので、いまは紙に印刷して送る小説賞応募でも、その長さは字数で表すものだと思ってました。


 ……と、愚痴っても始まりません。


 まずはパソコンのワードを1行40字×30行に設定して、それにすでに非表示にしていた小説80話16万字をコピペしていきます。


 そしてその後、カクヨムでは一文で切って改行した上に行開けも頻繁でしたから、それを詰めていく作業をします。




 ところで、1行40字×30行の設定でパソコンの画面に表示すると、字がとても小さいのです。老眼には辛いものがあります。


 これを印刷して校閲するのかと思うと、正直言ってする前からうんざりしました。


 でも、印刷してみると1行40字×30行はA4のコピー用紙にきちんと収まって、字も読みやすい大きさでぱっと見の字面もとてもきれいです。

 実際にやってみないと分からないものですね。




 無事に印刷が終わって、全部でコピー用紙157枚となりました。

  

 なんとまあ、16万字が40字×30行×157枚で、単純に掛け算をすると、約19万字に増えたのです。


 これは、昔からある応募規定あるある問題ですね。


 さて19万字は、原稿用紙何枚となるのでしょうか?

 19万字を原稿用紙1枚ぶんの字数400字で割ると471枚となるのですが、それはそんなに単純な話ではありません。


 私は小説の下書きは32字×30行で、ずっと書いています。


 これって原稿用紙に換算すると、私の文章だとだいたい2割増しで増えるのです。

 471枚の2割増しだと550枚くらいでしょうか。


 でもそれは32字×30行ですから、応募規定の40字×30行だとどうなるのか。

 それに157ページもあると誤差はますます広がる予感がします。


 どちらにせよ、校閲して字数をかなり減らす必要があります。 

 現在、この段階でゴールデンウィークに突入して、作業は中止しています。




 ところで、スマホで小説を書きカクヨムに掲載していらっしゃる皆さまは、この『400字詰原稿用紙300枚~500枚で、ワープロ原稿の場合は1行40字×30行、A4判用紙に縦書きで印字し、400字詰原稿用紙換算枚数を明記』という規定にどう取り組んでいらっしゃるのか? 


 それに我が家には、パソコンにすぐに接続出来て作動するプリンターがあるのですが、スマホからの印刷も簡単に出来るものでしょうか?


 この賞がカクヨムの賞のようにクリック一つで応募できないのは、応募数を限定するためだという噂を聞いたことがあるのですが、本当なのでしょうか?




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