第5話 ね?アステラ様?

※性描写ありです。



【みらくる天使ちゃん@DM】:ふふふ♡明日がとっても楽しみだよ?アステラ様♡

~~~~~~~~~~

~~~~~~数分後

【みらくる天使ちゃん@DM】:このメッセージは削除されました。


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今日も寺島は高校に登校していた。

「おはよう!寺島様 !」

「お、おはよう……」

現在付き合っている実久に迫られて困惑する寺島。

彼女は寺島の熱狂的なファンであり、その勢いに押されてカップルになった。

「今日も一緒に配信する?寺島様♡?」

実久が甘ったるい声で話しかけてくる。

「ごめん……今日はちょっと用事があるから……」

寺島は気まずそうに答えた。

実は寺島は最近、プチ炎上している自分のチャンネルを鎮火するために全力を注いでいたのだ。

そのため、今日も忙しくネットで走り回る予定だった。

「えぇー、つまんないよぉ」

実久は不機嫌そうな顔をした。

そんな彼女に対して心苦しいが、置いて別の教室に入ると、急いで支度をしていた。

(もしかしたら、今まさに死にたい人がいるかもしれない!そんな人を一人でも多く救いたい!)

今日はネットで謝罪文を投稿しようとしていた。

こんな事でチャンネルを潰されてしまったら、死にたいと願う人を救う方法がなくなってしまう。

そんな時、

「待ってくださいまし!寺島さん!!」

振り返るとそこには見覚えのある少女がいた。

それは、寺島と同じクラスの女子生徒だった。

「えっと……確か、君は僕と同じ学年の……」

「はい、安藤ですわ」

寺島に呼び止められたのは安藤であった。

社長令嬢であり、顔立ちも凛としてとんでも美少女であった。

「何かあったの?」

「はい、実は…………いえ、、ある遊びをしているのですの」

寺島は安藤を見つめた。

「えっと、ある遊び?」

「そうですわ。…とても楽しいアソビを」

「…それってどんな内容?」

「ただの隠れんぼですわ。校内を使って隠れんぼしてますの。」

「そっか…」

寺島はその言葉を聞いて安心した。

少し切羽の詰まった声がしていたので何か厄介事に巻き込まれているのかと思ったからだ。

「それで……私はこれから何処に隠れようか探しているのですわ…。一緒に探してくれませんか?」

やはり、安藤は幼いと感じた。

決して貶してはいない。

無邪気さが残っている、ということに微笑ましくなったのだ。

「…分かった。一緒に探すか!」

そう寺島は励まそうとした、その時

「こっちにいるかもしれねえ!」

「!?」

突然、声をかけられた。

「…!」

寺島たちは机の下にしゃがむ。そして振り向いた

そこにいたのは、二人の男子生徒たちであった。

「ふーん?安藤はどこだよ?」

一人は不良のような風貌をした少年。

「ここじゃありませんかね?」

もう一人は眼鏡をかけた優等生風な雰囲気を持つ少年だ。

寺島は安藤の様子を確認する。

「…。やばいですわね。見つかりそうですわ…」

安藤は静かに状況を把握していた。

その時、安藤はヌッと近づくとそっと耳打ちした。

「実は…見つかった場合、とても重いバツがあるのですの」

なにか、別の意味合いが含まれているような気がする…。

でも、理解ができない。

…はたと気づく。

……もしかして、これは隠れんぼを建前としたイジメか?

寺島はある結論に至った。

元々彼女は恵まれた環境で育った。

そのため、周囲から嫉妬され、八つ当たりされることが多々あったのだ。

例えば、悪い噂を流す、

体育着を隠される。


そんな陰湿な事をされていたと風のうわさで聞いたことがある。


「もう、諦めようかしら……」

そう言いながら安藤は立ち上がろうとした。

それを寺島は必死に抑えて、ある提案をした。

「ロッカーの中に隠れよう!」

「えっ?どうしてですの?」

「だって、ロッカーの中なら絶対にバレないよ!」

どうしても、寺島は安藤をすくいたくなってしまう。

ただの先輩後輩の関係だが、無視ができなかった。

「♡……そうですわね」

寺島は何か安藤から感じ取った。

しかし、それを考えている暇は寺島にはなかった。

「ほら、入って!」

そう言って、寺島はロッカーに安藤を入れる。

その時だった…。

安藤は思いっきり、寺島の腕を引っ張ると、一緒にロッカーに入ったのだ。

「…♡やっぱり、アステラ様は優しいのですわね…」

「…え?なんで…?ちょ、ちょっと近いよ」

狭い空間で二人っきりになる。

とても甘い匂いが安藤さんから香ってくる。

(やばい、なんでだ?!)

そんなことを考えていると、安藤さんは話しかけてくる。

「正解です。アステラ様♡、気付いてくれるなんて…!!」

耳元で囁かれる。

その拍子に、安藤は寺島をぎゅっと抱きしめた。

更に甘い匂いが強くなる、さらに温かみが増して、寺島の下半身は硬直してしまう。

「ワタシ実は昔からいじめを受けているのですの。でも…アステラ様の配信を見て、ワタシは明日を生きる自信を得ましたわ…。だから…」

少しの感覚を開けて言った。

「今度はワタシがアステラ様の明日を照らしてあげますわ」

そういうなり、安藤は、足を上にあげた。

とても真っ白で綺麗な足だ。

そしてそれを寺島の下半身に何回もこすりつけ始めた。

「~~~~!」

「♡」

暴力的な快感を初めて感じた。

本当は痛いはずなのに心地よさしか感じない。

その感覚に寺島は酔ってしまう。

「硬いですわね…アステラ様♡」

安藤の顔を見ると、いつも引き締まっている美人顔が淫らに歪ませていた。

その表情がさらに快楽を強くした。

そして、限界を迎えてしまう…その時、

「あー!二人仲良く入ってるじゃん!私も混ぜて~♡」

「!?」

突然、ロッカーが開く。

そして素早くロッカーの中に入り込んできた。

入ってきたのは、【みらくる天使ちゃん】である。

「ああ、寺島くん……あなたってやっぱり素敵だわ……♡」

男性である寺島に続いて、二人の女子生徒もロッカーに入ってきた。

「むぐっ!!」

何か柔らかいものに触れて、思わず叫んでしまう。

(しまった!)

と思った時には遅かった。

「おい、なんか音が聞こえなかったか?」

「確かに……この辺りですね」

「よし、探すぞ」

(まずい!見つかる!)

寺島は息を殺して気配を消した。

しかし、

「寺島君、大胆だね~~~♡」

下を見ると、僕の腕が水穂の胸に食い込んでいた。

(やばい……!)

「あっ!ごめんなさい!」

僕は急いで手を離したが、時すでに遅し。

「えへへ、もっと触ってもいいんだよぉ~♡」

「えっ……いや……」

僕は彼女の言葉に戸惑った。

しかし、

「遠慮なさらず……私のも触ってくださいまし」

「~~~~!!!」

今度は安藤さんに誘惑された。

寺島は内心バクバク出会った。

「私……もう耐えられないの……お願い……私を抱いて……」

「いや……それはダメだよ!」

寺島は何とか理性を保った。

しかし、「ふふ……寺島様……我慢しないで……ね?」

「いや……本当に……だめ!!!」

「寺島君の……欲しいの……ほ・し・いの……♡」

「いや……」

安藤さんが僕に抱き着いて体を密着させてくる。

その柔らかさと甘い匂いに頭がくらくらする。

「はぁ……はぁ……寺島」

…………~~~~~~~~~~!

それから…とても甘い時間を過ごした。

「またしようね♡アステラ様♡」

「もう一度…してほしいですわ」

「…っ!」

ロッカーの中で二人にサンドイッチにされたあの日を何回も思い出してしまう。

それは依存の方向に向かっていった。


作者より

R15だよ…?多分。

怒られたくはないなあ。

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