カクヨムに潜む狂気たち
月瀬澪
1.侮辱
「これは、あの人の詩だ」
それが今朝、私の身に起こった出来事であり、頭によぎった言葉でした。
このお話は、あなたにとってはフィクションかもしれません。
ただ一つだけ言えることは、私はあなたを絶対に許さない、ということです。
突然、こんなことを話す私に、ついてこられない読者様もおられるかもしれません。
ただ、これから話すことは真実であり、私の本音であり、私が去年の夏に体験した出来事です。
気を悪くするようでしたら、この先は読まないことをお勧めいたします。
カクヨムの中に現れた、超アマチュア小説家・月瀬澪の妄言として捉えていただいて、結構です。
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私には、大切な人がいました。過去形にしてしまうのは語弊があるかもしれませんが、あの人はもうこの場所へ戻ってきません。主に小説を書いていた人でした。
私も数年ほど前から小説を書き始め、最近ではようやく、毎日のルーティンに組み込めるほど、創作という行為が身に染みてきた感じですが、あの人は私以上に、ずっと小説を書き続けてきていました。
でも、もう書くことを辞めたのです。
二度と、私はあの人が描いた物語を読むことはできません。
それなのに、今朝カクヨムを開いてみると、あの人が昔、書いた詩が、「とある人」のページに一字一句違わずそのまま掲載されていたのです。
「以前投稿していたエッセイに承諾を得て載せていたもの」と前置きがありましたが、私にとっては、「??」しか頭の中に浮かびません。
それはもう、あなたの所有物ではありません。
あの人を精神的に追いつめておいて、「いつの日か夢が叶うと信じています」なんて、私の目には、あの人に対するただの侮辱にしか映りません。
※このエッセイでは、わたしの大切な人をあの人、あの人の詩を勝手に掲載した人を「とある人」と表記します。
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