第2話 ところでソロ活動についてですが

 ちょうど今女性のソロキャンプについての話題が出てますのでついでに。


 ワタシのこの毎年の旅日記見てくださる方はお気づきだと思うのですが、ワタシはホントの「野営」はしていないんですよね。野宿っぽいキャンプですが。

 必ず「キャンプ場」として一応出ているところ、管理者がはっきりしているところを探してテント張ってます。

 まあその中で安いところを~とか、テント張るのとそう変わらないならバンガローやライダーハウスを~とか。

 要するに「できるだけ安く・安全に眠れる場所」の確保なんですよ。

 だから常にタイトルが何処其処から何処其処、になってるわけです。

 スキルから言えばたぶん、別に「野営」できるとは思いますよ。チャリダー・徒歩ダーな男子だとよくやってますね。北海道だと例えばバスの停留所。冬季の寒さ避けもあってか、バス停は街中でない限り、屋根や戸がついてベンチのあるとこ。

 もうそれこそ昭和のチャリダーとかも野宿していた様なとこですよ。大学生の時にチャリンコ一人旅やってた女性の本でもありましたな。

 だけど安心できないじゃないですか。この人も途中で身体壊してる。

 まず管理者が分からないとこでの野宿というのは、何かあった時に多少なりとも責任の所在がはっきりしない。

 全てが自己責任なんですよ。それこそ熊にやられて殺されようが。

 キャンプ場(名前が野営場でもな)となっていれば、ともかくその責任は分散されるんですね。

 危険というものは何処にもつきものだけど、この場合だと、管理者が危険のある場合に予告してくれるんですよ。

 例えば熊が出る可能性があるなら、テントは畳んでバンガローに寝てくれ、とか。

 その保証が「ある」だけでも相当気が楽になりますしね。

 そもそも楽しむために走って疲れて寝るって言うのに、そこにできるだけ気を遣いたくない。

 だから着いたらさくさく設営して荷物入れて、温泉がある時には貴重品持ってできるだけ長時間そこに居座りますわい。

 

 じゃあ今話題になってる声掛け案件ですが。

 まあ滅多に無いですわな。

 二度三度はありますし、一度はじっくり話してたこともありますわ。60~70代の人とね。

 でも別にスルースキル発揮すれば絡んでは来ないんですよ。

 ……問題の案件の場合ですが、あれ最初からまるまる拒否っーか犯罪者扱いしてますわな。そら向こうもむきになるわ。

 で、その前にやってたのが配信つきの酒飲み動画でそ。60↑以上の人がそういう活動が何じゃい、と知らないこともあるじゃないですか。

 向こうが「最近流行りのソロキャンプを楽しんでいる」というのを知ってる前提というのは甘いざんす。

 認識が昭和からアップデートしていない場合、キャンプやアウトドアっーのは「誰かとの交流を図る」というのがあるんですよ。

 あくまでソロキャンプがあれこれ言われ出したのはここ6~7年の話なんですわ。 

 ワタシだって最初に出かけることにした時同じ歳の友人に「アウトドアの趣味あった?!」ってびっくりされましたわ。

 皆が皆同じ認識を持っていると考える方が傲慢だと思う。

 ……まあ、それを言ったら、にわかなブームが危険を起こしていることも事実なんだがな。

 オシャレな格好で一人なんていうのはそれこそ構ってくれと言ってるようなもんだろ。そこは自分の部屋じゃないんだから。

 オシャレ気分でやりたかったら自分の庭でやるのが一番いい。

 そんで全くのキャンプ場でないとこで、それこそ誰かに近寄られたくなければ当初からテントの中でじっとしていればよろしい。

 なおそういうとこに張ったテントの場所は「サイト」ではなく、「自分のエリア」に過ぎないからな。「サイト」っーのは、誰かしら管理者が決めた場所の呼称だ。


 ともかく一人旅というのは基本は自己責任の世界なんだ。

 その責任を散らすために、できるだけ安心できる場所にテント張ったり、安い宿に泊まったりするわけだ。


 つか、件の人は絶対ライダーハウスとか泊まれないだろな。

 だって基本あれは男女混合だもの。

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