第61話 6個目の異世界での管理者ダンジョンの攻略
領都に向けて転移を繰り返す。そして領都が見えるくらいにまで近づいた。
ここからは森に入って、皆を召喚して歩きで領都を目指す。
そして領都に着くといつもの様に門の前に入る人達が並んでいるので最後尾に並ぶ。
小一時間程で順番が来たのでこの国の冒険者ギルドの認識票を渡す。
いつもの様にされたが何事もなく全員とも普通に通れた。
これまたいつもの様に冒険者ギルドに行って紹介状を渡す。
認識票を手渡して紹介状と認識票に問題は無かったのか普通に返って来て歓迎された。
その後、管理者のダンジョンに向かった。
管理者のダンジョンではいつもの様に列をなして人が並んでいる。最後尾に並び順番を待つ。
30分程待ち順番が来る。認識票を渡していつもの様に処理されて認識票が返ってくる。
皆の検査が終わり、中に入りポータルを登録するとダンジョンのポータル部屋からダンジョン1階に行く扉を開いた。
ダンジョンの低階層は相変わらずの状態で問題にならなかった。
中層では謎かけをする人面岩のギミックがあった。
「朝は足が4本、昼は足が2本、夜は足が3本の生き物は何だ?」
「「「「「「人間!」」」」」」
「間違いだ! あほ共! 人間という応えは赤ん坊の手を足に見立てているのだろうが手は手だ。そんな事も分からん低脳だから間違うのだ。しかも足を3本の時は自分の手足でも無い杖を足として数えるとは低脳極まりないな! この馬鹿共が!」
「それじゃぁ、答えは何だってのさ!」
「そんな物、我が魔法生物に決まっているだろうが!」
「そんな答えが分かるか馬鹿者!」
「ふん! 負け犬の遠吠えが気持ちよいのう」
「ぐわあぁぁぁぁ! 腹立つ!」
「人間共は本当の事を言われると腹を立てるからな」
「私達は人間では無いよ」
「それで腹を立てるとは人間と同じじゃ」
「壊す!」
そう言うと、アステルが動き出し他の皆も続いていく。
「馬鹿じゃのう。結界に守られておるわい。レベル1000程度じゃ破壊など出来るか」
そう、うそぶいた人面岩だが皆の一撃でパリンと結界が破られたら焦ったようなけ声を出して言った。
「は、話し合おう! 話せば分かる! ギミックの解除がしたいんじゃろ? ギミックを解除したから命だけは助けてくれ~!」
そう言ってギミックを解除したお陰で命までは取られなかったが、その手前まではやられていた。
怒らしたら、皆は本当に怖いと思った。
そうして先に進んで行き、60階付近でミニチュアハウスを出して休む事にした。
ミニチュアハウスの中に入り、いつものルーチンワークをして翌朝を迎える。
翌朝もルーチンワークしてからミニチュアハウスをインベントリに仕舞って新しい気分で攻略に励む。
1階層ずつ確実に、しかし素早く攻略をしていく。
そうして迎えた守護者戦、守護者は炎を纏った虎だった。
攻撃してくるのは炎を使った鞭や
だが、レベル差の暴力の前にははかなくも消えていった。
守護者を倒しドロップ品を足輪に自動収納すると、階段を上がってダンジョンコアのあるポータルの間に出る。
そこでポータルを登録してダンジョンコアへの扉を開けてダンジョンコアに触りダンジョンコアを支配する。
そうすると6個目の異世界の管理者ダンジョンだった所為か脳内にアナウンスが流れてきた。
「お一人で6個のダンジョンを登録した登録者様、おめでとう御座います。
特典にぶつかるはずだった世界への扉をプレゼントします。
異世界への扉を開いて潜ればそこは異世界になります。
どうかお気を付けて行ってきて下さい」
そういった内容のメッセージが流れてきた。
ダンジョンコアの間を探すと”異世界への扉”と書かれた扉が出現していた。
その扉通ろうとしたが、ふと今の出で立ちを思い出して向こうの衣服に皆で着替える。
その後、異世界への扉を潜り着いたのは何処かの民家の中だった。
見覚えのある民家だなと見回すと、ここは俺が育った大阪の実家だった。
異世界の扉の出口にマーキングして皆で衣服を着替えて異世界に戻る。
そしてダンジョンコアの設定をいつも通りにして、スタンピートの設定はそのままにしておく。
そしてポータルから1階に降りてダンジョンを出た。
冒険者ギルドで2日間のドロップアイテム相当のドロップを売りに出す。
売買は成立して冒険者ギルドを出た。
そして領都を出て、暫く街道沿いに進みそこからはぐれて森に入る。
そこでマーキングをして最初の異世界の扉のあるマークした場所に転移魔法で転移する。
後は全員で着替えて異世界への扉を潜るだけだったので潜った。
東京ダンジョンのポータルで1階まで行きダンジョンから出る。
その後、マンションに帰りどっぺる君が帰ってくるのを待った。
どっぺる君が帰ってきたので記憶の継承を行い、30分程で混乱が静まりどっぺる君の体験や記憶は俺の物になった。
記憶を探ると
それも、出来るだけ下限値に近い形になっている。
どっぺる君が労ってボーナスを出したのでこれ以上何かするつもりは無いが良かったと思おう。
一応、これからは三島造船に船を作るのを頼む事になりそうだ。
明日にでもマナ発電の巨大なコンテナ船を頼む事にした。
勿論、オリジナルダンジョンで
―――――――――――――――――――――――――――――
次話予告
ついにアカシャが人間になりますお話です。
次回、エンディングです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます