第49話 異世界初の管理者のダンジョン

 2階で宝箱から大量の金貨や大金貨を見つけたが、これだけでもう黒字である。


 それからもマップを頼りに彼方此方と彷徨さまよっていたら、3階への階段を見つけた。


 3階に上り、いつものように彷徨っていたら大方の敵の構成が分かってきた。


 3階に出るのはゴブリン、アーキタイプスライム、スライム、コボルト、異次元蛙、オークだった。


 オークと言っても子供のオークで若い固体が多い。


 ドロップも肉は出るが総じて量が少ない。だが、臭みは無く肉質は上等だと思う。


 この階で初めて他の冒険者と会った。


「よう。見ない顔だが稼げているか?」


「今日緒は一端で稼げているかどうかは分からないけどオークの肉は手に入れたよ」


「それが十匹程手に入れりゃあ、稼げている内に入るぜ」


「そうなんだ。ありがとう」


「何、良いって事よ。なんたって今から俺達の物になるんだからな!」


 そう言って、行き成り襲いかかってきた。此方も警戒していたのですぐに迎撃準備が整った。


 相手の剣を避けて、此方の拳を顔面にたたき込む。他の皆も同じような感じだ。


 相手からの反応が無いので不思議に思ったら、顔面を殴られただけで死んでいた。


 あ~、ま~、そうか。レベル差が酷いとこうなる分けね。……分かったわ!


 相手がアイテムバックを持ってたので漁ってみるが、ろくに物が入ってなかったので働き損だ。


 相手はこのまま放っておいて、先を急ぐ事にした。


 暫く彷徨って魔物退治に精を出していたら4階への階段が見つかった。


 4階に上がる事にした。


 ◇◆◇◆


 そうして階を上がる事25階になった。


 ここらで夕方になったので大きな部屋でミニチュアハウスを出してその中に入る。


 登録したもの以外は入れないし見れない結界があり、非常に便利だ。


 皆で食事の用意をして、夕食を食べる。その後に風呂に入って歯を磨き寝た。


 翌朝も起きて歯を磨き朝食を食べて、ボックスの中に魔石をエネルギーが満タンになるまで入れる。


 外に出てミニチュアハウスを縮小させてインベントリの中に仕舞う。

 

 そして、いつものように彷徨さまよう。


 ◇◆◇◆


 そうこうして50階に到着した。


 これまでに隠し通路や隠し扉でのボーナスモンスターやまたは宝箱の中身を幾つか紹介する。


 宝箱の中身は最初の宝箱を除き、珍しい物では経験値2倍、熟練度2倍、レアドロップ2倍、経験値10倍、熟練度10倍、レアドロップ10倍、金貨では合計150000枚、大金貨8000枚、銀貨20000枚、ミスリルのインゴット20000本、アダマンタイン2000本、ヒヒイロガネ3000本、オリハルコン5000本、本200冊、スクロール500枚。


 ボーナスモンスターはカーバンクルでラッキージュエル200個。


 以上になる。


 ドロップでは食料が沢山出たので満足だ。特にクレイジーカウの肉の各部位が出たのが良かった!


 ちょっとここでクレイジーカウの肉を溜め込もうかと思いクレイジーカウを乱獲した。


 その結果、グレーターカウも出てきてこれも乱獲する事になった。


 戦果としては繰り返すが非常に満足だった。


 ここら辺で本気の攻略に移り、階段を禁忌図書館アカシックレコードに接続してマップに表示してナビで案内させる方法で上がっていく事にした。

 

 これは、効率が良かったが俺の脳が疲れて痛み出したので途中でアカシャに変わって貰った。


 これで3時間階層を攻略していると、99階の守護者の間まで来る事が出来た。


 守護者は竜だったのでドラゴンステーキが食べられると喜んだ。


 さくっと守護者を倒し大量の竜肉を確保して階段を上がり今まで通りにポータルに登録してダンジョンコアのある部屋に入った。


 ダンジョンコアをいつも通りに支配下に置き、守護者の間からダンジョンコアに上がる階段を消して誰もダンジョンコアに来れなくしてスタンピートの設定はそのままにしてダンジョンコアの間でミニチュアハウスを出して中に入り一晩過ごした。


 翌朝、ルーチンワークを消化してミニチュアハウスをインベントリの中に仕舞うとポータルで1階まで飛び管理者のダンジョンを出た。


 冒険者ギルドに行き、認識票を渡し要らない素材の一部を売る。


 他の冒険者を見てダンジョンに2日こもっていればこれぐらいの量は稼ぐだろうという程度の初期層の素材を少し渡した。


 金額は金貨60枚になった。


 受付嬢に普通のダンジョンはどんな感じで何処にあるのか聞くと、冒険者ギルドで出している直通の馬車に乗れば普通のダンジョンまで1時間程度掛かるとの事だった。


 だが、素材は管理者のダンジョンのようにドロップしないので自分で血抜きや解体をやらないと駄目だそうだ。


 解体を覚えたいがどうすれば良いかと聞くと、ギルド直営の解体工場で教習をしているとの事で普通はそこで授業料を払って勉強するか支障に教えて貰うそうだ。


 6人分の授業を払うので最低Lv6まで上げさせて欲しいと言ったら、熟練者になるには最低3年は掛かるとの事で2ヶ月に縮められないかと言うと最高の師匠の元で熟練度10倍を持っている者をパーティーに入れてやれば何とかいけるかもという話だった。


 ただ、その分の費用が高くなるとの事だったが、構わないのでお願いすると6人で2~3ヶ月熟練度10倍を入れてギルドに泊まって金貨120枚との事だった。


 だが、熟練度10倍を此方で探すか取得していて冒険者ギルドにある宿屋に泊まる事を入れて金貨60枚との事で金貨60枚を支払った。



 

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 次話予告

 異世界の艦る社ダンジョンで無いダンジョンをクリアしてみようと言うお話と医師国家試験のお話です。

 次回、異世界のダンジョンと医師国家試験です。 


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 拙い出来ですが旧作も読んで頂ければ幸いです。


 海賊に襲われて避難した先がファンタジー世界でした!〜早く迎えが来ないかな?〜

 https://kakuyomu.jp/works/16817330662539350584

 

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