第48話 経営話と異世界初の管理者のダンジョン
大学が始まった。
病院での実習もどっぺる君の記憶と予習復習したお陰で何とかこなす事が出来た。
日曜日になったので転移魔法で大阪の会社に行って書類決裁をする。
レアアースのシェアは俺達が世界の20%握っている。
これに、1年か2年で札幌ダンジョンのレアメタルを足せばシェアはもっと伸びるだろう。
既に札幌ダンジョンの総合ビル計画は出来ている。
後はこれを
他のダンジョンの工事が終わったから何とか建設は早く終わるだろう。
魔法具課は結界石の値段を安いのなら千数百円まで下げる事に所為呼応している上に他の魔道具も開発・販売している。
最初は赤字部門だったが、今は黒字部門になっている。
同業他社がいない点も良かったと思う。
――アカシャ、これから先にどういった業種の会社を買い取れば良いと思う?
『そうね。マナ発電があるんだから海運業なんてどうかしら?」
――海運会社に何処か良い所があるのか?
『そうね。今は世界的に見て小さな会社だけど明石汽船という海運会社があるわ。一族経営の会社で株式は社長と副社長の妻に取締役の弟が持っているわ。買収するなら借金が1億程あるから安くて1株○○円から高くても××円になるわね」
――
『それが良いと思うわ』
その後、俺は
――土地は何処か良い所があったかな?
『それは貴方達のダンジョンの攻略前提? それともダンジョンの攻略無しで?』
――ダンジョンの攻略無しでだ。
『そうなってくると良い所と言うのは無いわね。賃貸の紹介料で稼ぐなら東京の文京区や大阪等で紹介していたら他よりも稼げると思うわよ」
――情報有り難う。そうだな、その辺りで紹介業に力を出すように不動産部門に言っておくか。
『用事はこれだけかしら?』
――そうだな。アカシャの元気な様子も確認できたし、これぐらいかな。
『もう、口だけは上手いのね。それじゃぁね』
――ああ! お疲れ様。
そうして俺は不動産部門に東京の文京区と大阪で賃貸の紹介に力を入れるように連絡をした。
◇◆◇◆
翌朝、どっぺる君を使って俺の分身を作り出し、大学の病院実習は任せる。
俺自身は東京のダンジョンに行って専用のポータルを使用してダンジョンコアがある階に転移する。
そして異世界で違和感のない服に着替えて、皆を召喚する。
皆で異世界の扉を開けて異世界に行く事にした。
前回の地点にマークしてある場所まで転移魔法で移転する。
移転したら街道に出ると大きな街が見える場所だったので、冒険者ギルドの認識票をインベントリから取り出して首にかけて街道を大きな街に向かって進む。
大きな街について街に入る為の検査待ちをしている所だが、大きな街だけ会って入る人が多い。
まぁ、その分、検査する人数も多いから時期に順番が回ってくるだろう。
暫く待つと、俺達の番が来たので冒険者ギルドの認識票を見せると認識票を機械に入れて何かを見てそのまま通された。
全員無事に通ったので冒険者ギルドに行く事にした。
冒険者ギルドでは多くの冒険者がいたが、粗暴な感じは無く落ち着いた感じだった。
受付嬢に前の街の冒険者ギルドの紹介状を渡して認識票を見せた。
受付嬢は不審な点が無いか見ていたが、無いと分かると歓迎してくれた。
丁度良いのでこの街にある管理者のダンジョンについて聞いてみた所、冒険者の主な収入源になっているという話が聞けた。
入場禁止や厳格に管理されていたらどうしようと思っていたのでその点では良かったと言える。
問題は、中に入った時に他の冒険者とトラブルにならないかどうかだ。
これはもう、行ってみるしか無いだろうという結論に皆と話して決まった。
宿泊は風呂を使いたいので管理者のダンジョンの中でミニチュアハウスの中で暮らす事にした。
早速、異世界初の管理者のダンジョンに並んで入っていった。
入ってすぐにポータルがあったのでポータルに登録した。
レベル制限無効のお陰かレベル制限されずにすんだのでそのまま行く事にした。
ダンジョンを進んでいくと、スライムがいた。
それも向こうで普通にいたスライムでは無くてアーキタイプスライムだったので火魔法の
モンスターは他にゴブリンや異次元蛙、コボルトなどもいた。
異次元蛙の胃袋以外には特別なドロップは無かったので先に進む事にした。
彷徨ってる内に2階への階段を見つけたので上がっていく。
◇◆◇◆
2階は1階と同じ洞窟型なのは変わりが無かった。出て来るモンスターもコウモリが入ったくらいで違いは無かった。
ただ、アーキタイプスライムは勘弁して欲しいと心から思う。
マップを見ながらあちこち彷徨っていると宝箱を見つけた。
鍵穴を見ると毒針の罠が仕掛けてあったので取り外して毒針を手に入れ、後ろから開けた。
中身は金貨2000枚と大金貨800枚だった。
―――――――――――――――――――――――――――――
次話予告
異世界の管理者のダンジョンをクリアしてみようと言うお話です。
次回、異世界初の管理者のダンジョンです
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