第45話 異世界
異世界ダンジョン998階に来ている。
この階は
バザーではオリジナルダンジョンF998と同じような商品があるが、式神Lv10000と本はレアドロップ100倍、経験値100倍、熟練度100倍あった。
式神Lv10000をインベントリと他の複数のスキル付きで10000体、式神Lv1000と式神Lv5000をインベントリと他の複数のスキル付きで各60000体、本はレアドロップ100倍を100冊、経験値100倍を100冊、熟練度100倍を100冊を購入した。
鑑定眼鏡Lv8を60000個と変幻の指輪1000個と各自異世界でも変でない格好の汚損防止・防火・防魔・防刃・防弾・耐衝撃・汗吸収・速乾・温度調整・湿度調整・消臭・防水他色々な機能の付いた高機能服を各季節毎に10枚ずつと翻訳機100個を購入した。
他に何かないかと探したら、この4年間で手に入れた偽造防止機能の付いている特製の高機能カード発行機と読み取り子機があったので親機の高機能カード発行機を10000台、子機の読み取り機を100000台に光学迷彩とレベル制限無効(盗難防止機能付き)のスクロールがあったので各100枚購入して皆で使用しておいた。
その他にも魔石やどっぺる君100個に発掘品を隠し持ったりインベントリやアイテムバックの類の中に物が入っていれば検知できる検知器が100000台購入した。
これは後程、現実世界で攻略したダンジョンに何台かずつ配備する予定だ。
勿論、その検知器に引っかからない装置も10000個購入した。
ミニチュアハウスの100人用に20人用や10人用もあったのでそれぞれ10個ずつ購入した。
そしてポータルに向かいオリジナルダンジョン最上階に戻り、そこからポータルで
◇◆◇◆
東京の部屋に戻り、東京ダンジョンへ向かう。
まだ、大学は長期休暇中なので大丈夫だ。
東京ダンジョンに着いたら目につかない俺たち専用のポータルに触ってダンジョンコアのある階に飛ぶ。
ダンジョンコアのある階に異世界への扉という文字が書かれた扉が増えていた。
ここで皆を召喚してそれぞれ異世界でも違和感のない服装に着替えたら異世界への扉を開けて異世界に行く。
異世界の扉は異世界の小さな洞窟に出た。
ここに転移できる様にマーカーを付けておく。
マーカーを付け終わったら洞窟から出ると、そこは森の中だった。
マップを縮小して広範囲に表示させると少し東に行った先に街道があり、それを北に向かっていくとそこそこの規模の街が在る様だ。
その街を目指して行く事にした。
幸い魔物や危険な動物に出くわさずに森から街道に出ると、街のある北に向かって歩き出した。
人目のない所では時々走っていたせいか1時間強で目的地の街に着いた。
残念ながら盗賊も襲われている馬車もいきなり襲ってくる黒フードもいなかった。
街の門に着いた。門番が通る人の検査をしている。
俺たちの番が来た。
「身分証明書は持っているか? 持っていないのなら一人銅貨50枚だ」
「生憎と見ての通り転移の罠にかかって荷物を失ってしまったんですよ。幸い予備の財布などは肌身離さずに持っていたので大丈夫でしたが。それで小銭がないのですが、金貨1枚でお釣りを貰えますか?」
そう言って異世界ダンジョンから出た金貨を出す。
「金貨かよ! ちょっと待て隊長の所に行って釣りの銀貨があるかどうか確認してくるから。お~い、新人、こいつらをここで待たせて置いてくれ」
「了解しました」
そう言って街の門番は隊長がいるであろう詰め所に向かって走って行った。
しばらくして、革袋を持った門番が戻ってきて革袋から銀貨97枚を渡してくれた。
「これで、釣りは全部だな。よし、通って良いぞ!」
「お手数をお掛けして申し訳ありません」
そういって門番の前を通って町中に入って行った。
街の中は古い
――アカシャ、この世界にはラノベみたいに冒険者ギルドのようなものがあるのか?
『一応、冒険者ギルドはあって身分証明書ももらえるわよ。だけど、国の機関だから外国に行くときはギルドマスターに紹介状を書いてもらわないといけないわ。それに、冒険者の税金は税引き後の報酬が表示されているから税金は支払ってることになるの』
――国をまたがる広大な組織じゃないんだ。
『そりゃ、税とか魔物の駆除とか雑用とか手紙の配達とか国が関与していないと無法者の集まりになってそういった事を頼めないでしょ』
――そうかもしれないな。
『そういう事よ』
――冒険者ギルドへはどう行けば良い?
『マップに表示させるわね』
――いや、聞いた後でわかったんだがアカシャに頼らなくても
『本当? まぁ、自分でできる余殃になるのは良いことよね』
――そうだな。
そうして俺はマップにギルドの場所を表示させることに成功した。
マップを見ながら冒険者ギルドに着いて中に入る。
テンプレがあるかなと思って中に入ったが、酒場と離れているせいか絡んでくる冒険者はいなかった。
受付に行き冒険者になりたいというと、出身地などを聞かれて日本で生まれたと言うと聞いたことの無い場所ねと言われて日本と書かれた。
そのあとも年齢やいって良いスキルなどを聞かれて適当に答えた。
そうすると、疑問を持たずに皆に木の身分証明書をくれた。
「登録料は1人銀貨1枚だよ」
そういわれた俺は人数分の合計銀貨6枚を支払った。
―――――――――――――――――――――――――――――
次話予告
ついに異世界の冒険者ギルドの制度でスキップ制度がある。それを利用して冒険者ギルドのランクを上げようというのがお話です。
次回、スキップ制度です。
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