第40話 異世界ダンジョン91階突破!
異世界ダンジョン91階・・・・・・守護者の間で俺達は苦戦していた。
カマキリに似たボスに攻撃が当たらず、ボスの攻撃は苛烈のごとしって状態だ。
一撃だけボスに当たった時は腕をもぎ取るダメージを与えたので防御力は紙だなと思ったけれど、当たらなければ良いとばかりに回避力攻撃力が強かった。
後、再生能力もかな?もげた腕が30分程で復活してるから多分早いのだろう。
此方が攻撃の予備動作を開始したら相手は迎撃か逃亡をしているのでどうしようも無い。
背後から攻撃を加えようとしたら正面よりはマシだが、やはり対処して逃げるか可能なら迎撃をしてくる。
確認する為にフェイントで攻撃をしようとしてがしなかった所、相手はフェイントに引っかかり誰もいない場所を迎撃しようとしたが、気がついて途中で止めたのを見た。
それじゃぁ、背後からの奇襲に対応出来るのは音かと目星を付けて消音の魔法を自らに掛けて相手の背後で攻撃をしてみる。
すると、対応出来なかったのか攻撃が通った。2度目に消音の魔法を使用した時はずっと目を付けられて背後に回る機会が無かったが。
これはもう、目と耳が異常に良いので此方の行動が読めているのではと俺は考えた。
そこで神護のネックレスの最後の効果が切れたので、一旦逃げ出す事を皆にテレパシーで伝えた。
さすがにテレパシーだと相手も聞き取れないので、逃げ出すのに邪魔を出来なかった様で守護の間から悔しそうな咆哮が聞こえてきた。
一旦退却した俺達は、ミニチュアハウスの中に入り休憩しながら善後策を練った。
俺の的のボスは目や耳が異常に良いのでは無いかとする意見を言った。
皆のそれぞれの意見はこれから聞く通りだった。
エルサが言うには――
「ご主人様の敵の予測は間違ってないと思います。ただ、魔法の攻撃まで事前に相手に直接攻撃する物まで読まれているのは私は不思議です」
ミアは
「そうだよね!目に見えないくらい細い糸を使っても相手に交わされちゃうし、魔法での攻撃も読まれちゃう。何でだろうね?」
と、少しのんきな発言だった。
「わたくしが思うのは魔法が見破られているのはあの触覚の所為では無いかと思います。自分の周りだけ魔力の異常を感知しているのでは無いでしょうか?」
と言う、俺には見破れなかった視点だった。
「あたしも皆の言う通りだと思うな。それで対策を練っていきたい所だけどアステルはどう思う?」
話を振られたアステルはと言うと――
「対策も良いですが、推測が間違っていた場合の事も考えておいた方が良いと思いますデス」
との事だった。
確かに推測が間違っていた時の事も考えていた方が良いよね。
でも推測が間違っていた時はどうすれば良いんだろう?
皆に聞いてみよう!
「
俺がそう言うと、皆は黙ってしまった。
う~ん、皆もどうすれば良いか分からないか。
「多分、無理だと思うけど、煙を大量に出すGやダニを殺す殺虫剤を大量に置いてみる?」
俺がそう言うと、皆もう~んと言う顔になった。
「ま、まぁ、何も案が無いよりかは良いんじゃ無いかと私は思う訳デス」
アステルのフォローが胸に刺さっていたい!
あれ?フォローか?フォローだよな?
「そ、そうね。何も無いよりはマシよね!あたしもそう思っていたわ!」
「それで、最初の相手の目や耳を潰すにはどうすれば良いか何だけど・・・・・・意見のある人いる?」
俺がそう言うと皆考え込みだした。
「光魔法で閃光を大きく光らせてみるとか?」
とエルサ。
「音はどうするのですか?」
と聞く
「そうだ!何も自分達の魔法や技能に頼らなくても道具を使ったら良いじゃ無い!ちょうど良い物が外の世界にあるじゃないですか! スタ・・・・・・スタン?レモネードとか言う道具が!」
とミアが良い事を言った!
「そうだな。ちなみにスタングレネードな。スタングレネードをを使ってみるか。扉を開けてスタングレネードを入れて扉を閉めれば閃光は俺達に見ないし。ダンジョンが表れてから出来た自衛隊直売のネットショップで一番強いのを何個か購入してみるか」
「「「「「さんせ~い!」」」」」
方針が決まったので異世界ダンジョンとオリジナルダンジョンを出て、自衛隊直売のネットショップでスタングレネードで一番効果が高いと書かれているのを4個程購入した。
その後、ドラックストアに行き、バ○サンを4個程購入してマンションに帰った。
スタングレネードが届くまで待つ日々が続いて、その間に普通に大学の授業を受けていた。
何日か経ち、ネットショップに頼んだスタングレネードが送られてきた。
丁度、マンションにいた時で良かった!
説明書を読んで、使い方を覚えて早速、異世界ダンジョンに行く事にした。
異世界ダンジョン91階――守護の扉の前でスタングレネードを誰が投げても同じなので弓で射程感覚をつかんでいるエルサと
最初に俺とミアが扉を開けて放り込んだのを見た瞬間閉める事を確認し合ってから扉を開ける。正面にカマキリ型のボスモンスターが居たがエルサと
と、数秒後に音が鳴り、光が扉の隙間から漏れ出していた。
直ぐに扉を開けて敵に攻撃しようとしたら、敵がひっくり返って気絶していた。
正直、こんなに効果覿面とは思わなかったので驚いたが、とにかく仕留める事を考えて首を狙って切って頭を跳ね飛ばした。
エルサは
何というか、弱点?が分かればあっけない物だった。これまでの苦労は一体何だったのかと言いたくなる程だった。
ドロップを回収し、次の階に行くと赤いポータルがあるのでもう慣れた物ですぐに登録を俺や皆がした。
ポータルのある部屋から扉を開けて出てみると、ここは険しい山岳地帯だった。
山の上り下りは地味に体力を使うのだ。
マップを埋めていく作業が続く。地味に同じような植生だから迷っている様な気分にさせられる。
「まったく、山道ってのは体力を使うんで嫌いだ」
「え? そうですか? わたくしの様に右手と右足を一緒に出して次に左手と左足を一緒に出して歩いて行けば案外疲れませんよ」
「そうなのか? やってみる。ありがとう
「いえいえ、お役に立てたなら何よりです」
そう言って先を進む
言われたとおりにしてみると、体力の消耗が確かに少し楽になった気がする。
そうする内に開けた場所に出たので皆に声を掛けて休憩にする。
喉が渇いたが、水をゆっくり飲むと良いと何かに書かれていた様な気がしたのでゆっくりと飲み体に馴染ませていく。
休憩していると危機感知が発動したが辺りには何も居ない。
空にも何も居ない。となると下か!
「皆、地面に注意だ。危機感知が感知した!」
皆に言い、いつでも動ける様にして地面を見ているといきなり土砂が地面から逆流して振ってきた。
モンスターの姿が見えたが今度は
出てきてエルサに速効で眉間に弓を射貫かれて死んでいたが、壮大な前振りの割にあっさり死んだのにはあきれた。
先行きが少し不安になる92階の初モンスター接敵だった。
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次はついに異世界ダンジョン100階突破だよ!
お楽しみに!
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