第28話 新しい召喚獣と引き抜き

 5月の管理者の声から数日経ち、外国で幸運にもダンジョンの扉発生直後に入って無事に帰還した人達がウーチューブーに上げた動画が結構出回ってきた。


 それらを見て、モンスターの存在を確信する人や娯楽としてみる人等色々だった。


 ただ、これらの映像は政府も見ていて自衛隊等にも話を聞いて日本にダンジョンが現れた場合にどうすれば良いか考える事になった。


 そして俺はと言うと、召喚獣のスクロールをどうしようか悩んでいた。


 いや、戦力上げるのに召喚獣はパーティーメンバーに含まれないんだから召喚すれば良いのは分かっているんだけど、多分女神が出るよな。


 俺、あの娘に首差し出されて殺していったからな。気まずいったらありゃしない!


 とはいえ、いずれやらないといけない事だからな。諦めて召喚するか。


 俺は召喚獣の白金のスクロールを使用して召喚する、いつもの通り召喚獣が降りてくる。やっぱり女神だった。


「私は創造神のアステル。あなたが私のマスターデスか?」


「ああ、俺の名は七市伸幸ななしのぶゆき。君のマスターになる」


「パスが繋がりました。了解デス。あなたが私のマスターデス」


「武器等は俺達との戦闘時に生成していたが要るか?」


「要りませんデス。武器はその場で生成します」


「なんというか、そのデスは一体何なんだ?」


「キャラ付けデス。私と被る先輩がいたのでキャラ付けしました・・・・・・デス」


「そ、そうか。ステータスを見せて貰うぞ」


「はい」


「視た所、皆とレベルの乖離が酷いな。とりあえず皆に追いつくまでレベル上げで良いか?」


「はい。よろしくお願いしますデス」


「あ、これ渡しておく。生き返りの指輪といって12回生き返る事が出来る指輪だ。全種類無効の指輪と透明の指輪、不変ボトル、神護のネックレスも」


「あ、ありがとうございますデス」


 そうして俺はオリジナルダンジョンで1年半を過ごした。


 ステータスはこの様になった。



名前:七市伸幸ななしのぶゆき

年齢:18歳

レベル:39019

総合力:神殺し

スキル:剣神、刀神、弓術LvMAX、槍術LvMAX、マップ(拡張機能付き)、耐酸性LvMAX、全6属性耐性LvMAX、雷耐性LvMAX、麻痺耐性LvMAX、毒耐性MAX、隠匿MAX、偽造MAX、鍛治師LvMAX、テレパシーLvMAX、透視LvMAXnew)、身体強化LvMAX(アクティブ)、硬化LvMAX(アクティブ)、鷹の目たかのめ、視力強化、聴力強化、体幹強化たいかんきょうか器用強化きようきょうか、暗視LvMAX、気配察知LvMAX、危機感知LvMAX、錬金術師LvMAX、細工師LvMAX、鑑定LvMAX、罠全般LvMAX、インベントリ、経験値100倍、熟練度100倍、レアドロップ100倍、縁の力、豪運、威圧、覇気、千里眼、即死耐性LvMAX、高速思考LvMAX、、並列思考LvMAX、


魔法:無属性魔法LvMAX、時空魔法LvMAX、転移魔法LvMAX、回復魔法LvMAX、契約魔法LvMAX、付与魔法LvMAX、風魔法LvMAX、土魔法LvMAX、水魔法LvMAX、火魔法LvMAX、雷魔法LvMAX、光魔法LvMAX、闇魔法LvMAX、重力魔法LvMAX、精密魔力操作MAX、契約魔法LvMAX、魔法陣魔法LvMAX、予知魔法LvMAX、幻影魔法LvMAX、結界魔法LvMAX、飛行魔法LvMAX、


召喚獣:エルサ(ヴァルキリー)、ミア(アラクネ)、岩永永久いわながとわ(石長比売)、天野光奈香あまのみなか(天之御中主神あまのみなかぬしのかみ)、アステル(創造神)

ユニークスキル:禁忌図書館アカシックレコード



召喚獣ステータス

名前:アステル

種族:創造神

状態:七市伸幸ななしのぶゆきの召喚獣

レベル:30000

総合力:創造神


スキル:創造、弓LvMAX、剣LvMAX、槍LvMAX、マップ(拡張機能付き)、隠匿MAX、偽造MAX、気配察知LvMAX、危機感知LvMAX、鍛治師LvMAX、錬金術師LvMAX、細工師LvMAX、精密魔力操作MAX、麻痺耐性MAX、毒耐性MAX、全6属性耐性LvMAX、雷耐性LvMAX、精密操作LvMAX、強靱LvMAX、身体強化LvMAX(アクティブ)、硬化LvMAX(アクティブ)、鷹の目たかのめ、視力強化、聴力強化、体幹強化たいかんきょうか器用強化きようきょうか、罠全般LvMAX、暗視LvMAX、インベントリ、豪運、テレパシーLvMAX、威圧、千里眼、即死耐性LvMAX、高速思考LvMAX、、並列思考LvMAX、20の命、


魔法:創造魔法LvMAX、光魔法LvMAX、闇魔法LvMAX、火魔法LvMAX、風魔法LvMAX、土魔法LvMAX、水魔法LvMAX、雷魔法LvMAX、回復魔法LvMAX、無属性魔法LvMAX、契約魔法LvMAX、重力魔法LvMAX、時空魔法LvMAX、付与魔法LvMAX、魔法陣魔法LvMAX、転移魔法LvMAX、幻影魔法LvMAX、結界魔法LvMAX、飛行魔法LvMAX、混沌魔法LvMAX、

ユニークスキル:混沌、創造神、造神



 アステルのレベル上げやスキル習得、熟練度上げが無事に終わり、皆との顔合わせも済み勉強の復習も済んでオリジナルダンジョンから出る事にした。


 久しぶりの現実世界は時間がほとんど進んでいない事も有って変わりなかった。


 大阪のビルに一番近いハローワークに求人を出した。経理事務と事務職全般だ。


 面接は土日に限ると書いてあり、条件は普通だ。実務経験と簿記2級必須と書いておいた。


 俺が素人だから玄人が要るのだ!


 5月病になった人達が職を探しているだろう。たぶん。


 これで経理は葉月はづきに全面的に任せなくても済むようになるだろう。


 だろうだろうで申し訳ないがそうなる事を祈る!


 アカシャに経理事務と事務全般の中核となるような人で常識的な金額で引き抜ける人は居ないか聞いてみた。


『居ない事は無いけど、葉月はづきのインターフェイスになれる所から始めないといけないし、人に教える立場になるとしてそれに対応出来る人で人格に問題が無い人だと・・・・・・経理事務は榊腹和子さかきはらかずこさん、ちなみに簿記1級を持ってるわ。

 事務全般は豊田美奈子とよたみなこさんね。人格にも問題ないしアラフォーだけど豊富な事務経験を持っているわ。簿記2級も持ってるから一応、簿記も出来るしね。2人の連絡先はスマホに名前と予想給料と引き抜くに当たり大切な事を別々に細かく書いているからよく読んでね』


――ありがとう。

 

 俺は2人別々に連絡を取り、夜9時に前と同じ大阪のバーで待ち合わせる事にした。


 バーの玄関で榊腹和子さかきはらかずこさんを待っていると話しかけてくる女性が居た。榊腹和子さかきはらかずこさんだった。


 何時もの如くレディファーストで榊腹和子さかきはらかずこさんをバーに案内してノンアルコールのカクテルを頼む。


 そして引き抜きの話を始めた。


 結果から言うと、引き抜きは成功した。と言うのも、榊腹和子さかきはらかずこさんは契約社員で正社員での働き口を探していたそうだ。


 そこに今回の引き抜きの話が来て、渡りに船という事でうちに来てもらう事になった。


 勿論、他の人材を教育して貰うので他の人材が来ると主任になって貰い、主任手当ももちろん出すという話になっている。


 これは、豊田美奈子とよたみなこさんも同じで派遣社員から正社員になりたかったという事で今回の話は受けてもらえた。待遇は両者共に同じである。


 6月になり、ハローワークからの応募がちょこちょこ来ている状態だ。

書類の段階でアカシャと相談して面接を受ける人を選別している。


 禁忌図書館アカシックレコードなので、情報が正確なのが良い。


 今はいないよりもいた方が良いかもしれない人から2年後にはいた方が絶対に良い人に変わる人材を確実に獲得出来るのは正にチートと言っても良いと思う。




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