第23話 998F到達 副題:ポンポンペインとの戦い!
大晦日を終えて新年になった。
初詣は終わったので皆を呼び出して美味しいものを食べる。
エルサがフランス語が出来るし発音もネイティブだという事で急遽俺の家庭教師になって貰った。
ちなみに家庭教師代はカップアイス1個だった。
他の召喚獣もよこせと言うからあれは俺の家庭教師代だと言うと、何か家庭教師するのでよこせとなった。
それならと、ミアにはドイツ語、
一月中頃にセンター試験が2日間ある。当然受けたが初日にハプニングに見舞われた。試験中にお腹が痛くなってきて大がしたくなってきたのだ! 頑張れ俺! 負けるな俺! 後5問解ければこの科目は終わるぞ! それまでなんとかぁぁぁぁ! 大きい津波が来りゅぅぅぅぅ! うぅぅぅぅ!何とか堰き止められた! 後2問!頼む、俺の頭脳よ早く終わらせてくれ! いやぁぁぁぁぁ! もうやめてぇぇぇぇぇ! うぅぅ、何とか今回も無事乗り越えられたが次は無理だ。
何とか最後の問題を解いた俺は解答用紙を裏返しにして席を立つ。そして、トイレの場所を聞き、トイレに可能な限りの速度で向かって行ったのだった!
ああ!やばかった~!まぁ、合格圏にはいけるだろうと思うけど何があるか分からないからなぁ。
でも試験に受けに行く時に皆が頑張れと送り出してくれたのは嬉しかったなぁ。
トイレの中でそう思われても嬉しくは無いだろうが、俺はそう思った。
さて、未だ科目は1科目すんだだけに過ぎない!
後、数科目ある。戦いは未だ始まったばかりだ!
幸いにして残りの教科では1科目目のようなトラブルは無く無事に解答する事が出来た。
試験2日目に入り、周りは必死という状況だ。俺は約600年近くの勉強の蓄積があるので何とかなると思っている。
昨日のような事が無い限り!
一応ここでフラグを立てておくと回収し忘れるという噂話に乗ってみた。
そのお陰か2日目は平穏に試験を受けて帰れた。
試験が終わったのでダンジョンに来ている。
996Fを攻略する為だ。
996Fの敵はドッペルゲンガーだった。
見た瞬間に
ドッペルゲンガーって変身中を狙われたら一巻の終わりと俺は思う訳ですよ。
実際にそうなったし。
変身待ちなんて実戦で誰がやるんですか?
そういうモンスターがいるって分かっていれば変身中に当然狙われる対処をしてない開いたが悪いのです!
だから、出番が無かったと言って一同拗ねないの!
997Fに上がりポータルに登録する。997Fは扉があった。
扉を開け中に入る。
997Fの敵は怠情だった。怠情の感情を増幅する機能がフロア全体に張り巡らされていた。
この状態で998Fに行く階段を上がれば勝ちなんだろうけど、既に考えるのも面倒くさくなってきている。何か無いか・・・・・・なにか・・・・・・な・・・・・・に・・・・・・そうして俺達は考える事自体を止めて餓死して死んでしまった。
「わたしが思うには自傷しながら行くしかないんじゃない?それで回復掛けて自傷してを繰り返すの」
「と言うか、久々の理不尽な階層だな!」
「わたくしは出来れば自傷は遠慮したいのですが?」
「それは皆思う事だよ。あたしもそう思ってるしね!」
「私としては第一案としてそれ以外の方法が無いか検討しましょう?」
「あ!移転魔法で行けば一瞬でいけるんじゃ無い?」
「そういう方法があったか!」
「でも、そんな簡単な方法でいけるのかな?」
「無いよりマシだと思ようよ」
「身体強化でブースト掛けて突っ切るって言うのはダメかな?」
「あたしはそれも一案だと思うよ」
「私もそう思うわ」
「わたくしも賛成に一票です」
「議論が出た所で一先ず試してみないか?」
「どれを試してみるんですか?」
「ポータルのから扉を開けたら転移魔法で階段まで行けないか試してみてダメだったら、身体強化で行き、それでもダメなら自傷しながら身体強化で行ってみる事にしないか?」
「物は試しという物ね。やってみましょう!」
そう言う事で再び997Fに来た俺達は扉を開けて転移魔法で階段まで行こうとしたら途中で転移がキャンセルされて扉と階段の真ん中に放り出された。
ヤバイ戻ろうともう一度転移魔法を使用使用とした・・・・・・が、てん・・・・・・い・・・・・・
こうして俺達は2度目の餓死を味わった。
三度目の正直というのがある。今度は身体強化で突っ切る作戦だ!
正直、転移魔法でダメかなとは思うもののやってみなくちゃ分からない!
て事で身体強化を使い、一直線に階段を目指したのだが三分の一の所で怠情にやられて三度目の餓死。
四度目は前もって身体強化とナイフを持って扉を開けると階段に向かって転移魔法で移動し、案の定途中でキャンセルされたので、自分を自傷して身体強化の体で一直線に走る、思考が鈍りそうな時は自傷する! ・・・・・・今までで1番階段に近づけたが、怠情にやられて失血死と言う結果に終わった。
そりゃそうだ。ことごとく計画が失敗したらこうもなる。
しかし、そうも言ってられないのが現実だ。
対応策を考えなければならない。
「皆、何が意見はない?」
「意見と言われても・・・・・・」
「本当に攻略出来るのかしら、あれ」
あれって状態異常みたいな物だよな?
もしかして!
「皆、0Fの銀の実を覚えているか?」
「あの状態異常を治して回復してバフがかかるやつよね」
「ああ!異常を治してくれるんだ。もしかして行けると思わないか?」
「あ!それで行けるなら何とかなるかも!」
「一度やってみる価値はあるな」
「じゃあ、早速銀の実を収穫して行こうよ」
そして俺達は0Fを何往復もして銀の実を手に入れた。
少なくとも100個は収穫したと思う。異次元カエルの胃袋も本も回復の泉の水も同じだけ溜まったが。
紙袋に入れて、997Fにポータルで行く。
997階に着いたら身体強化して転移魔法で途中まで行き、その後に銀の実を食べながら全力で走って階段まで行くと言う物だ。
これが最後の作戦だと思い、開始する。
先ずは身体強化だ。その後に転移魔法で途中まで行き、後は皆が持つ紙袋に入っている銀の実を食べながら階段を全力で目指す。
作戦を開始した。案の定、途中で転移魔法がきれるがそこから手に持っていた銀の実を食べながら階段を全力で目指す。
段々と怠情の影響が強くなる。
もうやめても良いんじゃないかと思ってしまう。
それでも何とか我慢して進む。
永遠にも感じ、もうダメだと思った所で階段に着いた。
後は上がるだけなのだが、それが難しい。
最後の銀の実を食べて気力を少し取り戻し、上がって行く。何とか998Fにたどり着いた俺は最後の気力を振り絞ってポータルに登録した。
1時間程ぼ〜っとしてハッと気がつく。
召喚獣の皆を呼ばなくてわ!
一度、召喚獣の皆を送還して再びここに召喚する。皆は見事にだらけきった状態で召喚された。
皆の回復を待ち、辺りの様子を見る。
ここも扉があり、中に入れる様になっていた。
3時間ほどしてから皆の気力が戻って来たのか、会話できる様になった。その後、立ち上がれる様になった時に皆にポータルの登録をしてもらった。
ポータルで
どう考えてもまともにクリア出来るとは思えなかったのだ。
「管理者! 997Fについて聞きたいのだが、あれは正常なのか? とてもまともに攻略出来るとは思えないんだが?」
「997F? あのボーナスステージがどうかした?」
「全然ボーナスステージになっていない! 怠情が強すぎて直ぐに何もする気が無くなり餓死するぞ!」
「ええ! そんな筈はないんだけどなぁ。ちょっと調べてみるから待っていてね。
・・・・・・あれ? 怠情の設定が管理人基準になっていたわ。これじゃあ誰も攻略出来るとは思えないね。
君達、よく攻略出来たね! 直しておくね。」
「よく攻略出来たねじゃない! 何か、俺達は本来なら攻略出来るはずのない所を永遠と攻略させられていたのか! 巫山戯るな!」
「ま、まぁ、そう怒らないでよ。ちゃんと補填として998Fで使えるお金を使いきれない程あげるからさ」
「998Fで使えるお金? 何のことだ?」
「あ、君達998Fに着いたけど扉はまだ開けてなかったのかい? 998Fは最後の守護獣がいる999Fを攻略するためにバザーになっているのさ」
「「「「「バザー!」」」」」
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