第13話 宝くじの換金

 さて、昼食を食べたらやる事が無い!


 久しぶりにだら~っと漫画でも読んで見るかと思い、そう過ごすが直ぐに漫画を読み切ってしまい暇になる。


 昼食を食べて暇だから本屋にでも行く。すると宅健の教科書と問題集が目に付いたので土地売買に必要かもと思い、購入する。


 家に帰り、バイトの時間まで宅健の勉強をする。

宅建の勉強は法律の勉強が大きい為に難しかったが何とかこのまま行けば理解は出来るかなと言う所だった。


 バイトに行って帰ってくると、そういえばもう直ぐ期末テストだ。


 期末テストが終わったら夏休みだ。


 夏休みに合宿で免許を取れる所を探しておこうと思いネットで近くから探し始めたら、直ぐそばの自動車学校が合宿をしているのを知り、夏休み中の期間に入学する様に希望して合宿の申し込みを行った。


 インターネットで銀細工のキットのセットと材料を注文する。配達希望場所が選べたので近くのコンビニにしておいた。


 支払いはデビットカードでしておいた。


 結局この日は何事も無く過ごした。



 朝刊のバイトから帰ってくると、学校に連絡を入れて家の用事で休みますと伝えた。


 そして銀行に並び開くのを待つ。幸い30分前だったので1番目に待てた。

銀行が開くと受付の番号札を貰い、直ぐに喚ばれるので行く。


 ”振込についてと言う話ですが・・・・・・”と言われたので通帳と印鑑を見せて株・FX・仮想通貨の口座にそれぞれ3千万円程入れて欲しいと頼む。


 ”電信でよろしいですか”と聞いて来たのでそのままで頼むと端末を操作して通帳に記帳し、返してくれた。


 ”又のご利用をお持ちしています”と言う言葉と共に一先ずひとまず証券会社に入金は終わらせた。


 次は電車に乗ってみ○ほ銀行に行く。


 み○ほ銀行でどういったご用件でしょうかと問われたので宝くじの換金と小声で答えた。


 店員が端末を操作して番号札を渡してくれる。


 十分程待った後で番号を喚ばれたのでその場所に行く。


 スマホとロトのくじ券を見せて1等が当たっている事を見せると、客間に案内された。


 身分証明書を提示して下さいと言われ、バイクの免許証を見せる。


「あれ、君は18歳なのか。保護者の方は?」


「18歳で成人したので保護者はいません」


「あ!そうか18歳で成人だったな!」


「ここに印鑑も通帳ありますので当選金の振り込みをお願いします。それから宝くじ高額当選証明書も。ロト7の当選金をネットバンクの住信S○Iネッット銀行へ、ロト6の当選金を普段使っているこの地銀へ入金してくれる様にお願いします」


「わ、分かりました。そうさせて頂きます。宝くじ高額当選証明書をお造り致しますので少々お待ち下さい」


 そう言って待ったが15分程で2枚の紙を持ってきてご記入お願いしますと言われた。見てみるとロト6とロト7の高額当選証明書だった。


 言われるがままに記入と印鑑を押す。そして銀行印を押されて完成させる。

 完成すると”実際に振り込まれるまでに1週間程時間が掛かる事と振込手数料が掛かる事をご承知下さい”と言われた。


 そして高額当選した人へと言う本を貰った。


 税務署に個人事業主の届け出を出そうかと思ったが、辞めた。


 梅花の性能を見てからでも遅くは無いと思ったからだ。


 さて、そうなると少し暇がで得きるので学校に行く事にした。3時限目の途中で入っていき、家庭の事情で遅れましたと言う。


 先生は席に着けと言って授業を再開させた。


 昼飯時になった。残念ながらコンビニで弁当を購入していないので学食に向かう。


『今日はカツ丼が食べたいわ♪』


 と言う声に負けてカツ丼の食券を購入する。


 そして列に並び自分の番が来るのを待つ。待った結果、カツ丼との対面だ。学食だけあって非常に美味しそうとまでは行かないがそれなりに旨そうではある。


 いざ実食である。汁を吸ったご飯に卵を乗せて口に入れてからカツを一口噛み切る。


 途端に肉汁と甘くともジューシーなタレの味が合わさって美味しく感じる。空腹は最高の調味料だの通り、気がつけばカツ丼は無くなっていた。


――おい、カツ丼如何どうだった?


『この値段でこの味なら満足よね!』


――ちょっと足らない様な気がするけどどうしようかな?


『止めときなさいな。また、太るわよ』


――ぐっ!・・・・・・止めとくか。


『それはそうと、そろそろ映えてきても良い頃だと思うんだけどね』


――何が?


『新しいスキルのテレパシーが』


――テレパシー!そんなのがあるのか!


『あるから困っているんじゃ無い。例え外見を誤魔化してもテレパシーで読心されたら終わりじゃ無い』


――それは困る!


『だから私と会話してるんだからそろそろ生えてきても良い頃だと思うんだけど・・・・・・生えないわね』


――どうしたら生えるんだろう?


『私との会話かスキルを覚えさせてくれる本かスクロールしか無いわね』


――アカシャと会話して生えたらどうやってテレパシーのレベルを上げていけば良い?


『他人の心を読むか、私みたいに心の中で会話するかだね。例えばエルサやミアにテレパシーで話しかけると両者が心の中で会話してくれるとエルサやミアにもテレパシーが生えるかもね』


――早く生えてくれないかな?


『時期が来ないと生えないからね~』


――仕方が無いか・・・・・・って何かピンときたぞ!


『何々?もしかしてきたの?』


――ちょっと待って、今、確認するから・・・・・・あ、生えてる!


『やっっと生えたのね!今日はお赤飯ね!』


――いや、そういった類いのものじゃ無いけど嬉しいな。後は育てていくだけか。


『エルサとミアの地獄の始まりね』


――あいつらも新しいスキルを覚えられるんだし差し引きゼロだろう?


『それをどう思うかは彼女たち次第ね』


――難しいもんだな。それじゃ。


 放課後になり、俺は担任の先生に理系も受験の選択に入れたいので良い教科書と問題集はありませんかと聞くと、授業担当の先生に聞いてくれてメモを渡してくれた。


 礼を言い、帰りしなに購入しようと思った。 


 帰る中で本屋でメモ通りの本を数冊購入し、俺はバイト先に向かう。


 バイト仲間の安達との2人作業だ。安達が七市、お前宛に荷物が届いてるぞと言われて受け取り処理をして見てみれば銀細工のセットとその材料だった。

安達が聞いて来た。


「何それ?」


「銀細工のセットとその材料。アクセサリーでも作ろうかなと思ってさ」


「ふ~ん、こんな粘土が銀になんの?」


「よく分からんがなるらしいよ」


「ふ~ん」


 と言う様な雑談をしている程度には客の混雑は少なかった。


 バイトが終わり、廃棄品の弁当とおにぎりをあるだけ貰い、家に帰る。


 家に帰ったら弁当1個とおにぎり2個以外は廃棄品とマジックで書いてインベントリの中に入れる。


 万が一に備えての非常食だ。


 俺は銀細工セットとその材料に梅花がいなくなったノートパソコンに銀細工の動画をダウンロードしたものを入れて勉強道具桃って鍵を出してダンジョンに向かった。


 ダンジョンの家を増設した場所にある細工室でアートクレイシルバーを使ってカーバンクルのラッキージュエルを付けた指輪でも作ろうかと思ったのだ。


 アートクレイシルバーの作り方を見て自分なりに宝石の台座を作ってみる。


 そこに一回り大きい指輪をくっつけてドライヤーで乾燥させる。


 乾燥したら紙やすりで細かい所のかすを取っていく。


 満足出来たらこの段階で付与魔法の自動調整(中)を付与させて固定する。


 それをカセットコンロで焼いて台座の完成だ。


 宝石にに合う様に作ったので、その宝石を付けてみると少し大きかったが、自動サイズ調整で調整された。爪を曲げて宝石を固定して指にはめてみるとやはり大きかったが自動調整でぴったりになった。


 コツは分かったので次に作った奴はぴったりだった。


 ここでアートクレイシルバー作りを終わらせて勉強する。


 学校の勉強に宅健の勉強だ。以前同様に頭の中に入ってくる。


 理系の勉強は難しいが何とか理解は出来る。


 かれこれ十時間程勉強した。




―――――――――――――――――――――――――――――


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