第2話 第2章

 高校時代の梨乃は、勉強に明け暮れるようになり、読書の楽しみを忘れていた。

 なぜ、いきなり勉強に勤しむようになったのかというと、父親が単身赴任で、家からいなくなったからだった。

 心の中に、ポッカリと穴が空いた。学校に行っても、集中することができない。まだ思春期の感情が残っていたが、男性を好きになるという気持ちはその頃にはなかった。梨乃のことを好きになってくれる男の子がいて、告白してくることもあったが、

――どうして、あんな男たちばかりしか寄ってこないのかしら?

 と梨乃が感じるほど、しょうもない男性ばかりだった。

 梨乃の目が少し理想を高くしていたということもあったが、普通に見ても、寄ってくる男性はロクな人たちではなかった、態度が軟弱だったり、話をしていても、理路整然とした話ができるわけでもなく、結局、何が言いたいのか分からずに、苛立ちだけが残るような相手ばかりだったのである。

 大学に入学すると、中学時代を思い出して、ミステリーを読むようになった。大学生になって読むミステリーは、中学時代の頃と違って、大人の目で見れるので、まるで子供だまし的なところがあるのではないかと思っていたが、意外と深みを感じることができ、楽しく読めるようになっていた。

 それは、梨乃の中で小説を読むのに最初から深みを求めているからであろう。

――探求心がないと、小説を読んでいても楽しくない――

 という気持ちがあるからで、ただ、その気持ちに行きつくまでが難しいのではないかと思えた。中学時代のように漠然と読むのもいいが、奥を求めることを覚えると、楽しみが倍増する。中学時代は、最初にテレビを見ていたので、

「テレビの後に原作を読んでも、あまり面白くないものさ」

 と言っていた人がいたが、まさにその通りだ。

 小説を重視するのであれば、先に原作を読めばいいのだろう。しかし、あの頃は家族で見るドラマがどうしても中心だった。最初に原作を読んでしまうと、せっかくのドラマが台無しになってしまうと思ったのだ。

 それに家族に先駆けて見てしまうことをまるで反則のように思っていたところもあり、家族に対しての遠慮の気持ちが働いたに違いない。

 梨乃は、ドラマを見てから原作を読むという繰り返ししかしてこなかったことを後悔こそしないが、

――あの時は楽しさが半減していたが、今度はその思いを取り返したい――

 と思っているのだ。

 小説を読むことは、勉強をしながらリラックスするための時間と位置付けていた。一年生の頃は、まだ勉強に明け暮れた生活が当たり前だと思っていて、それなりに楽しかった。高校の頃のように、大学入試というプレッシャーがあるわけではない。難関を突破して、やっと学問を楽しめるようになった環境に満足していたのだ。

「梨乃、今度コンサート行くんだけど、一緒に行かない?」

 友達が、チケットも用意してくれているという。彼氏と一緒に行く予定だったらしいが、彼氏の予定が立たずに、チケットが宙に浮いたという。

「私でいいの?」

 と、皮肉っぽく言うと、

「当たり前じゃない。一緒に行こうよ」

 と、あどけない表情を見せた。

 友達の瑞穂は、こういう表情が特徴的だった。

――何があろうとも、自分が悪いわけではない――

 という態度に見えるのだが、それも潔さが感じられると、あっぱれな気持ちにもなってくる。他の人はどう思っているか分からないが、梨乃は瑞穂のそんな表情に騙されたとしても、別に構わないとまで思っているくらいだった。

「じゃあ、決まりね。三日後の午後六時からなんだけど、大丈夫?」

「ええ、予定はないわ」

 そもそも、あまり予定を入れている梨乃ではない。毎日を同じようなスケジュールを自分で組み、その中に自分が達成したい目標を置くことが毎日の日課になっていた。何も予定のないところを埋めていくなど、梨乃にはできない性格で、目標がないと、何をしても面白くないと思っていたのだ。

――クラシックコンサートだって言ってたけど、たまにはいいかも知れないわ。リラックスできそう――

 という気持ちが強くあり、友達と夕方からの時間を過ごすのも悪くないと思ったのだった。

 ただ、合コンのようなものはあまり好きではない。目的がナンパだと決まっているところがあまり好きではない。目的が決まっていることに対して嫌というわけではなく、露骨にナンパをしているにも関わらず、あくまでも飲み会という前提のオブラートに包んでいるようで、嫌だったのだ。

 梨乃は、まわりからどのように思われているか、あまり気にしないようにしていた。気にしてしまうとキリがないのを分かっているからだ。

「あの娘、いつも一人で何を考えているのかしらね」

 それくらいのことは言われているだろう。

 別に気になるわけではない。確かに自分も他の人の目線で見れば同じことを考えるに違いないからだ。

 だが、まわりを見ればどうだというのだ。

 誰もがまわりの目の色を伺っていたり、楽しんでいるように見ながら、男性を争ってみたり、露骨であれば、それこそ修羅場なのだろうが、露骨でないと却って、その世界から目を背けたくなってくる。

 それくらいなら、一人で孤独だと思われている方がいい。ひょっとすると他にも同じような考え方の人がいて、意気投合する時が来るかも知れない。梨乃はそう思うのだった。

 三日が経って、クラシックコンサートの日に、約束通り二人は落ち合った。瑞穂は普段とは違って黒を基調の大人っぽい格好をしている、スリムな瑞穂には黒のワンピースはお似合いだ。

 梨乃は、普段とあまり変わらない落ち着いた色の服で、二人が並ぶと、瑞穂のいかにも大人っぽさが引き立たされ、目立っているようだ。

――計算ずくかしらね――

 瑞穂は思ったより計算高いところがあり、計算したことが見事に嵌ることが時々ある。それを思うと、わざとだと思われても仕方がないのだろうが、梨乃がそんなことを思っているかどうかなど、梨乃には分からない。

 コンサートは二時間だった。最初は時間がなかなか経ってくれないような気がしていたが、気が付けば終わりの時間が近づいていた。この感覚は中学時代に本を読んでいる時に似ていた。

 もっとも、ラストから読むことが多かったので、しょっちゅう感じるものではなかったが、たまに感じたからこそ、今日のコンサートの時間にシンクロしたのかも知れない。

――中学時代って、今から思えば、懐かしさの方が大きいみたい――

 高校時代が暗かっただけに、中学時代がかなり昔に思えてくる。それだけに、いつも前を向いているという感覚が強く、毎日の生活が平凡で決まったスケジュールの中で消化しているような感覚であるにも関わらず、充実していて、あっという間に過ぎる毎日に満足しているのだった。

 梨乃はコンサートの終わり頃には、ステージから目が離せなくなっていた。それに比べると、隣の瑞穂はすでに退屈しているのか、少しソワソワしているのを感じる。さすがに舞台に集中していても、隣でソワソワされると集中力も半減しているように感じるのだった。

 コンサートが終わり、人が皆立ち上がると、梨乃も立ち上がろうとしたが、瑞穂はなかなか動こうとしない。

「どうしたの?」

「あの人ごみの中に入りたくないの。最後に出ましょう」

 席がちょうど、両側の通路から見て中央部分だったこともあって、二人はすぐに立ち上がる必要はなかった。

「ええ、いいわよ」

 と言って、立ち上がった腰を、もう一度下ろした。

「ごめんね。ちょっと疲れちゃったみたい」

 瑞穂は少し疲れ気味に見えた。

 確かにコンサートホールの中は、中途半端に暖かく、人の気配も十分に感じられることもあって、ステージに集中できないでいれば、緊張感が湧き上がり、汗が滲み出るくらいの雰囲気に包まれるかも知れない。

 その気持ちは分からなくなかった。暗い場所で、大きな場所ではあるが、閉鎖された場所である。そんな状態で集中力が一旦切れてしまったら、少し気分が悪くなることも十分に考えられる。すぐに立ち上がれない気持ちも分かるというものだ。

「そろそろ行く?」

 掃除の人と、警備員が見回りにやってくるのを見て、梨乃は声を掛けた。

「ええ、だいぶいいみたい」

 本当はこれから、少し飲みに行こうという話を最初にしていたのだが、どうもそうも行かないようだ。

 表に出てから、

「深呼吸してみればいいわ」

 と言って、まず梨乃が自分から深呼吸した。横を見ると瑞穂も深呼吸をしている。

「深呼吸っていいでしょう?」

「ええ、何か久しぶり」

 梨乃は、毎日深呼吸をしている。それも、スケジュールの合間に深呼吸をするようにしているのだが、そのほとんどは、自然と出てくるものだった。

――深呼吸が自然に出てくるというのは、それだけ充実した毎日を過ごしてる証拠なんだわ――

 といつも思っている。瑞穂に深呼吸を勧めたのもそのためだ。

――深呼吸が自然に出てこないなんて、可哀そう――

 同情にも似た気持ちの中に、少しだけ優越感を感じた梨乃だった。そしてその瞬間、自分が優越感をその日、欲していたことに気が付いた。人と一緒にいる時に感じてしまう優越感。本当はあまり好きではなかったのだ。

 梨乃は結局、そのまま帰るという瑞穂を家の近くまで送り、その後、家路に向かうことにした。

 あまり通ったことのない場所だったので、なるべく早く歩いていたつもりである。瑞穂の家は住宅街にあるので、住宅街を抜けると、後は駅まで少しある。普段通らない道を足早に駅を目指した。

 だが、一つ気になるところを見つけた。

 暗闇に、揺れるような明かりが点いている。まるで行灯のような明かりは、易者の明かりだったのだ。

――今時珍しいわね――

 普段から易者など見たことがない。大学では占い研究部というのがあり、一度誘われた入ったことがあったが、気になりながら、

――自分には関係ない――

 と、敢えて気になっていた気持ちを打ち消した。

 今回ここで見かけるのも、何かの縁かも知れないと思った梨乃は、引き寄せられるように寄って行ったのだ。

 それは明かりに引き寄せられたのか、匂いに引き寄せられたのか分からない。何かお香のような香りがしてきたのだ。

 中国のお香に対しては、少し造詣が深かった。自分の部屋でもリラックスできるというお香を買ってきて、焚いていることが多かった。勉強をしている時間、お香の匂いは意外と集中力を高めてくれ、思ったよりも捗るのだ。リラックスと捗る気持ちとは、意外と紙一重なのかも知れない。

 紙一重といえば、長所と短所をすぐに思い出す。相容れないものの代表のような気がするのに、紙一重というのは、やはり平行線のようなものなのかも知れないと思った。

――決して交わることのないが、離れることもない。それを紙一重の状態であるなら、長所と短所も、平行線のようなものだと言えるのではないか――

 と感じるのだった。

 占い師は、テレビドラマで見るような格好をしている。

――まるで昭和の時代のようだわ――

 昭和の時代を知るはずのない梨乃がそう思ったのは、今の梨乃の中に、もう一人誰かがいて、梨乃の視線を使って、一緒に見ているような感覚に襲われたからだ。

――今までにも感じたことがあるような感覚だわ――

 その人は、きっと昭和を知っている人で、占い師に見てもらった経験があるのかも知れない。その時にどんな占いをしてもらったのか興味があるが、梨乃は今自分が見てもらうとすれば、何についてなのか、想像もつかなかった。

 今、梨乃は充実した生活を営んでいる。

 悪いことを想像して、それを占ってもらうなど、愚の骨頂のような気がした。今は悪いことであっても、すべてがいい方に目を向けて、うまくやっているのだ。

――ではいいことではどうだろう?

 いいことでも同じことだ。

 せっかくうまく運んでいることをまるで藪を突いてヘビを出すようなことをしたくないというのは真理であろう。

 どちらにしても、今占ってもらったことを信じてしまうと、せっかくのいいリズムが崩れてしまうような気がするからだ。

 それなのに、梨乃はどうしても気になっていた。

――これって欲なのかしら?

 少しでもいいことを言われれば、それがさらなる自信に繋がるとでも思っているのだろうか。もしそうであれば、梨乃はそれを前向きと言えるかどうか、考えていた。前向きだとすれば、今考えを表に出すことで、さらに成長できるのではないかとも感じたのだ。

 占い師は梨乃に気付いているのかいないのか、相変わらず無表情で、梨乃を見ようとしない。それがさらに梨乃の中で気にかかって仕方がないことだった。

――この人は、私の何でも知っているような気がするわ――

 とも、考えたが、それも信じられない。

――どこまで知っているのかしら?

 と、梨乃は考えを改めた。

 梨乃にとって、占い師の前に座ることは運命づけられているのではないかと思った時、すでに吸い寄せられるように、占い師の前に座っていた。

 梨乃は、

――何か言わなければ――

 と思ったが声が出てこない。それを見透かしているかのような笑顔を浮かべ、占い師は言葉を発しようとはしななかった。梨乃の緊張はさらに続いた。

 何本かの竹ひごが掛かった木の筒が目の前に見える。占い師は、梨乃が想像しているよりも若かった。梨乃が想像したのは、完全な老人で、口元から顎にかけて、真っ白い髭が生えていて、

――まるで仙人のようだ――

 というイメージを漂わせている人だとばかり想像していた。

 しかし、目の前に座っている人は、まだ四十歳になったかどうか分からないくらいの、しかも

女性である。

 梨乃は人の年齢を判断するのが苦手だ。それは男性よりも女性の方が分からなかった。しかも、行灯のような明かりしかない中で浮かび上がった顔である。なかなか分かるはずもなかった。

 最初、占い師は何もしようとはせず、ただ、梨乃の顔を眺めているだけだった。

「手をお出しください」

 としばらくして、大きな虫眼鏡を目の前に差し出しながらそういうと、梨乃も吸い寄せられるように自然と手を前に出していた。

「いいですか? あなたのことをこれから占いますが、なるべくいいことだけを信じるようにしてください。ひょっとすると、あなたにとって悪いことを言うかも知れませんが、気にしなくてもいいです」

「えっ、それで占いと言えるんですか?」

「ええ、いいことも悪いことも確かに占いとして出るかも知れません。しかし、それはあなたにとって、いいことに結び付けられることを信じられば、いいと思います。私にはあなたにとって悪いことだと思うことでも、本人にはいいことかも知れませんし、逆にあなたにとっていいことでも、私は悪く言うかも知れません。占いとは、なるべくいいことを言わないと商売になりませんからね」

 と、まるで商売のからくりの裏を聞いた気がした。

――本当にこの人、占い師なの?

 ニッコリと笑って、

「では」

 と、彼女は手相を見ながら、いろいろと講釈を垂れている。

 なるほど、彼女は手相を見始めると、完全に自分の世界に入り込んでいるようだ。何かが乗り移ったかのような雰囲気さえする。

――この場の雰囲気が、そんな気にさせるのかしら?

 と、梨乃に思わせたが、不思議なことに、彼女の言葉は、梨乃にとっていいと思える部分しか聞こえてこなかった。

 いや、本当は口にしているのだろうが、梨乃の中で都合のいいことしか、覚えていないようだ。

――まるで夢を見ているようだ――

 と、感じたが、それは本当に夢を見ている感覚ではなく、夢から覚める時に覚えていることというのが、次第に減ってくる感覚に似ている。

 この場所自体が異様な雰囲気に包まれているのだから、そのように感じても不思議ではないのだろう。そのことを感じていると、どれほどの時間が経ったのか、講釈は終わっていた。

「いかがでしたか? あなたにとってあまり悪いことは聞こえなかったのではないかと思いますが?」

 まるで見透かされたようで、梨乃も少し興奮したかのように、

「え、ええ、確かにその通りなんです。都合の悪いことは、右から左に流れたような気がするくらいに、まったく意識の中に残っていないんですよ」

「それが意識の錯覚というものなのでしょうね」

「というと?」

「最初に私が、あなたに忠告しましたよね? 忠告したことで、あなたは、自分の中にある自己防衛本能が過敏になった。そこで私は少し間を置いてあなたに対して占いと行ったんですよ。あなたは、きっと夢の中にいるような感覚に陥っていたのではないかと思います。覚えられることと覚えられないことが明確に感じられたはずですよ。それがあなたにとっても自己防衛。ただ、誰もが自己防衛を持っているはずなのに、それを使いこなせない人もいる。だから、私たちの商売は成り立つんですよ。あなたに最初に忠告したのは、あなたにとってのこともありますが、私にとっても、あなたの自己防衛がどれほどのものかを確かめたというのもあります。それによって、こちらも占いに出てきたことをどこまで話せるか、決まってきますからね」

「そんなに謎解きをしてしまっていいんですか?」

「ええ、占いと言っても、それは万民を救うものではありません。一人の人間だって救うことはできないでしょう。占いに出たことをそのまま話すことで、その人が自殺してしまわないとも限りませんからね。そうなってしまっては、私たちはどうすることもできません。商売どころではなくなりますからね」

――この人は、過去に何か嫌な思いをしたことがあるのかも知れないわ――

「占い師さんというのも大変な商売なんですね」

「ええ、だから、占い師になろうという人には、それだけの覚悟を持ってもらうように心掛けているんですけどね」

 と言って、梨乃の顔に睨みを利かせた。

――おや? この人は私が占い師になるかも知れないと思っているのかしら?

「あなたは、今、ここに吸い寄せられるように来られたでしょう?」

「ええ」

「私は、あなたに占い師への興味を感じました。今はまったくなくとも、そのうちに、もっと興味を持つのではないかと思います。もっともこの気持ちは、占いに出たわけでも何でもありません。私が勝手に思っているだけなので、安心してくださいね」

 と言って、初めてニッコリと笑った。

 意外と笑顔はステキであった。そこには占い師の顔はなかった。ただ、その顔を見ると、前にどこかで見たことがあったような気がしたが、すぐに打ち消そうと思った。占い師に対して、余計な気を回すことはやめようと思ったからだ。せっかくの彼女の忠告を聞いておくのも悪くないだろう。

 占いに何が出たのか、それは悪いことはあまりなかったのだが、その中で一番気になったのが、彼女が梨乃の性格の中で、小説を結論から読むくせがあることを看破したことだった。

 それだけ一つをとっても、彼女の占いの腕が恐ろしいくらいに的中していることが分かる。最初の彼女の忠告がなければ、恐ろしい思いをすることになったかも知れない。そう思うと身体がゾクッとしてしまい、身の縮む思いになっていた。

 梨乃は、占いが終わり、お金を払うと、そのまま、歩いて駅まで急いだ。

――何か熱っぽさを感じるわ――

 普通に歩いているつもりでも、足が重たくて、よろけているように感じる。こんなことは初めてだった。

――明日も行ってみよう――

 家路を急ぎながら、梨乃はそのように考えていた。

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