花と水の都

 夜明けと共に、再び馬車に乗り込み森に入る。

 森の中が整備されているなんてことはもちろんないが、それなりに人の往来はあるため通行しやすくなっている場所があり、そこを進んでいく事になる。

 最初はどこか清々しく感じた森の様子は、進めば進むほど雰囲気が悪くなっていった。

「ねぇー! つまんないよー、何か面白いことない?」


「そうだなぁ、この森の霧が一段と深くなった時に一人ぼっちになってしまったら、二度と誰かと会うことは出来ないらしいぞ?」


「誰が怖い話をしろって言ったの?」


「なんだよ、怖いのか?」


「そんなわけないでしょ。もう十八歳なんだから」


「前から思ってたんだけど、人間の十八歳と森精霊エルフの十八歳は違うんじゃないか?」


「別に違わないから! で、本当なの? その話」

 怖がっている事は否定はしつつも真剣な表情で続きを促してくるリーナ。


「さぁ、知らん」


「何それー!」

 実際のところ村を出発する直前、フローラに旅立つ村人達を見送りに来た子供達が話していた事であり、フレイはそんな話聞いたことすら無かった。

「まぁ、前に通った時はそんなこと別になかったよ」

 特に意味もなく出した話なので、説明がめんどくさくなり適当に切り上げる。


「こうやって移動する時って、何してるのが普通なの?」


「武器とか防具を手入れするとか、エレナってやつに限ってだけど魔法で遊んでたりしたな」


「――魔法で遊ぶって?」


「火の魔法を圧縮してみるとか言って、意味が分からないくらい発光する球体を作り出したり……」

 ちなみに、この玉の作り方は全く分からなかったが、暗い場所の探索は確実に楽になった。


「魔法を圧縮って概念あったんだね……」


「真似するなよ? あんなのあいつ以外がやったら荷台が燃えちまうだけだ」


「真似出来ないし、発光するだけでしょ? 松明か魔道具使えばいいじゃん」

 エレナの魔法の方が松明や魔道具より明るかったことは確かだが、リーナの言うことも最もだ。

 馬車に乗っているだけでもお腹を満たしていた存在感は段々と減っていき、それは正午の訪れを感じさせる。

 先を急ぐためにお昼ご飯は馬車を止めず、簡単に取る。相変わらず憂鬱さをどことなく覚えさせる景色が続いているため、馬車を止める価値もこれといってなかった。

 再び何も変化がない時間を過ごしていると、やがて木の葉と木の葉の間から降ってきていた光は弱くなり、目に刺激が強い色に変わる。

 もう夕暮れなのだ。だからといって馬車を止めるわけではなく、むしろ馬を急かして少しでも距離を稼ぐ。

 手網を握りながら御者台に乗った青年が器用に松明を荷物の中から取り出してきた。

「火を付けるのお願いしていいですか?」


「はい、もちろん」

 今までの旅で何度やったか数え切れない作業。魔法を使って手早く四本程に火をつけ、フレイ自身も一本を持って馬車を降りて、先導する形を取る。

 魔道具を取り出してもいいが、主に洞窟などに潜る際に使うものなので、取り出すのが面倒だった。

 森に入った時から続けている魔力探知には相変わらず反応がないし、動物の気配を感じ取ることも出来ないため襲われる心配は恐らくない。

 けれど、夕方の馬車の強敵は大きめの石や木の枝だ。車輪が万が一にもおかしくならないように、それらを見つけ次第脇に避ける。

「私も歩くー」


「ん? お、リーナか」

 フレイが何の為に歩いているのか分かっている様子はないので、本当に歩きたかっただけなのだろう。

 座っていようが何だろうが、同じ姿勢は疲れるもの。大方、そのような事が関係しているのは聞くまでもない。

 思っていたより早く日が完全に隠れ、辺り一体が黒で塗りつぶされてしまうと、松明を使っていても移動することは困難になった。

「ここら辺は多少開けているし、今日はここまでだ!」

 後方から大声が聞こえ、一定の緩やかな速度で進んでいた一行はそれを合図に綺麗に止まる。

 一人で先にどんどん進んでいこうとするリーナを半ば捕まえるような形で止め、村人達が集まっている所まで一緒に連れていく。

「あーー……、もう歩くのおしまい?」

「その通りだ。霧がなくても迷っちゃうぞ?」

 フレイがそう言うと、リーナは視線を外し、黙ってしまう。

 村人達が集まっているところまで行くと、例によってアイゼンが声をかけてきた。

「今日はどうしたらいい? 俺達も動物を追い払う事くらい出来るが、魔族となると一溜りもない」


「今日は、というか森にいる間の夜は結界を張ります」


「そんなものまで扱えるのか? あれだけ戦闘用の魔法が使えるだけで十二分の実力だと思ったんだが」


「一から結界魔法を張る事も一応出来ますけど、きちんと正しい効果が出るか不安ですからスクロールを使います」

 大多数の魔法と違って、結界などという概念は自然界にはないため結界魔法を形にすることは困難を極める。

 理由は単純で、ごく稀な天才を除いて見たことが無いものを創り出す事は出来ないからだ。

 フレイが雷光ブリッツ・シュラークをなぜ使えるか。当然、雷を見たことが何度もあるからだ。

誰かが雷光ブリッツ・シュラークを使っているところを見る事でも習得出来なくもないが、やはり自然には何倍も劣る。

逆に、結界魔法の習得方法は誰かに見せてもらうというたった一つしかない。

 何度も見せてもらっても、結局自然にあるものではないため違和感が拭いきれず、上手く扱えない者も星の数ほど居る。フレイもその一人だ。

 その証拠に、二回に一回しか結界がきちんと成立しない。


「良いのか? そんな貴重な物を使ってもらって。フローラでも中々並んでいないぞ」


「良いんです。スクロールを作れる奴が身近に居ますから」


「エレナさんって人のこと?」

 リーナがすかさず尋ねてくる。


「ああ、その通りだ」

 リーナには申し訳ないような気もするが、フレイの魔法に絡んだ話の際に出てくる人物名は、これまでもこれからもエレナだけだろう。

 たまには違う人物を登場させてみたいところだが、エレナ以上に魔法を巧みに操った者を見たことがないので仕方がなかった。

 人や馬車が集まっている場所の中心までフレイは進み、三回程折られたスクロールを広げる。

 数年間に渡って鞄にしまい込まれていたというのに、破れもしていなければ文字が掠れたりもしていない。

 そこで無意識に止めてしまっていた息が口から吐き出された。これならば問題なく結界が作り出せるはずだ。

「今から僕が居る場所を中心として、半径二十メートル程の範囲を結界で囲みます。間違ってもそれより外に出ないようにしてください」

 そう言って、スクロールに手を乗せ、普段魔法を使う時と同じように魔力に意識を向けた瞬間、自分が込めたい量より遥かに多くの魔力が消費されていく。

 つまり、スクロールに魔力を吸い取られていた。

 長い時間吸い取られ続けた訳でもなく、呆気なくというかなんというか、とにかく結界が完成した。

 こんな程度の事で結界が作り出せるのは他でもなくスクロールのお陰なので、呆気なくなんて言ってはいけないかもしれないけれど……。

 役目を終えたスクロールは淡い光を放ちながら音もなく消えていく。闇の中で起きたその一瞬はどこか神秘的にも思えた。


「この結界で魔族を防いで、動物は見張りが対処するってことでいいのか?」

 結界の完成を見終えてから、アイゼンが再び話しかけてくる。


「主な用途は、魔族の襲撃を防ぐための物ですが、少し調整がしてあって動物程度なら魔族でなくても侵入出来ません」

 説明をしているフレイ自身もどのようにしてこんなに都合のいいスクロールが作り出されたのかは分からないが、冒険用とよく謳われている物である。

 何人かは結界がどうにも信じられないらしく、内側から触ってみたり、中には剣を振りかざしている者も居るなどやりたい放題だ。

 それなりに魔力も消費した。結界の耐久性はこれまでの旅で十分信用させられている。

なにより、昼間に危険が迫った際に全員を守るのは他でもないフレイだ。代わりは誰も居ない。

 これらの事から判断して、今日の夜も昨日に続いて休ませてもらうことにした。


「ゆっくり休んでくれ。見張りの事なら気にするな。どうせ俺たちは昼間にも寝るんだから」


「はい、おやすみなさい」

 フレイだけは昼間に寝てしまう訳にいかない。

 後ろを振り返ると、退屈だと言いながらも一日ずっとそわそわしていたリーナは今にも寝てしまいそうだった。

「寝ようぜ、リーナ」


「――うん……」

 頭にふわふわとした光景が浮かび始めながら寝るための天幕やらを準備する。

 それが完了するかしないかという時には既に、待ってましたとばかりにリーナが倒れ込んで来ていた。

 なんとか受け止め、毛布をかけてやる。

 そこで自分の役目は終わったと体が勝手に判断してしまったのか、フレイの瞼はすぐに落ち始める。

 それに逆らうことも出来なければ、逆らう理由すらないフレイはそのまま睡魔に身を委ねることにした。


 次にフレイの瞼を開けさせたのは、フレイ自身の意思でもなければ、日の光でも無い。

 天幕の外から聞こえてくる喧騒だった。その喧騒には動揺の色は含まれておらず、動揺やら驚愕とでも言うのだろうか。そんな感じの物が感じ取れるような気がした。

 とても朝とは思えない様子に思わずフレイもつられてしまい、まだフレイの半分くらいは毛布を求めているような気がしつつも天幕の外に出る。

 分かりやすい程の人だかりに加えて、そこに向かって駆けていく昨日の御者人の青年。どうやら結界の縁周辺に集まっているらしい事が分かる。

 人数の割にとても小さくまとまった人々の後ろまでいくと、人が二重になっており、ただ誰かの後ろ姿が見えるというだけだった。

 こんなに集まって一体何がしたいのだと、自分の事を棚にあげて悪態をつきそうになるが流石に抑える。


「何かあったんですか?」

 その代わりに大声で全体に向けて問いかけた。

 アイゼンか親切な誰かが答えてくれるだろう。人数的に大半の人間がここに居るということは一目瞭然なので、返事がないということはないはずだ。


「お! フレイ、こっちに来てみてくれ」

 すぐに聞き分けられる程になったアイゼンの声がした。

 やはり持つべきものはこの男だったのかもしれない、などと戯れのような事を思いながらアイゼンの一声によって空いた――誰かの親切で空けてくれた――場所に顔を突っ込む。


骸拾いアインザ・ミーンですか? この森に居るのは名無しだけだと思ってましたよ」

 この辺りで発見されたとは聞いたことがない魔族が倒れていた。

 フレイの身長の半分より更にいくらか低く、二本ずつの手足があり、何とも生理的に受け付けがたい見た目をしている。

 大方、結界に触れたりはしなかったため消滅は免れたものの、近くまで寄った事で結界にあてられたりでもしたのだろう。

本来ならば、北の地域で死体を漁って生きているはずの魔族だ。

それがここに居ると言うことは、北の地域では最下層だったのが、魔の森に居る名無しをまとめているような形になるのだろうか。


「俺も名無しは何種類か生で見たことがあるが、骸拾いアインザ・ミーンは初めてだ」


 弱い魔族に対して興味を抱く学者が居なかった事から名ずけがされず、いつの間にか名無しと総称されるようになったという経緯がある下位の低級魔族達の見分けがアイゼンはついているらしかった。

 フレイの場合は旅を始めるまでにある程度の実力がついていたので、名無しの種類を認識するより先に目の前から消えていた。

 そのため、見分けなんてつくわけがないというのが本音だ。

 フレイと村の人間との間にある名無しへの関心の違いを鑑みれば、中位の低級魔族である骸拾いアインザ・ミーンに対して群がってしまうのも無理がないことは想像に難くない。

 仮に結界がなかったとすれば、骸拾いアインザ・ミーンを誰かが発見した瞬間、この場は混乱に包まれていた事だろう。


「フレイー、どこー?」


「ここだー」

 眠気が全く隠しきれていないふわふわした声が聞こえ、人の輪から外れる。


「あ、みんなと一緒に居たんだね。何かあったの?」


骸拾いアインザ・ミーンっていう中位の低級魔族が結界の傍に居たんだよ。この辺じゃ見かけないから珍しいなって話をしてたんだ」


「へぇー、確かにあんまり強くなさそう」


「今から結界を壊すから、リーナが倒してみるか? 魔力感知に反応があるから生きてはいるはずなんだ」


「こいつ一匹だけなんだもんね? しかも、弱ってるだろうし……。じゃあ、頑張ってみる!」


「分かってはいたが、お前達はやっぱりとんでもないんだな。俺たちにしてみたら中位の低級魔族は十分な脅威だよ」

 そう言って怪訝そうな顔を向けてくるアイゼン。

 フレイが今まで過ごしてきた環境ではこれが普通だが、村の人達が大半を占めている今の環境では異常となる。

 基準や平均なんてものはこのくらい宛にならないものでもあって、要は過度に気にするだけ無駄なことなのだ。


「リーナ準備はいいか?」


「うん! いつでも!」

 リーナの表情が変わった。


「じゃあ、いくぞ」

 その掛け声と共にフレイは拳を握りしめ、同時に頭の中に布を思い浮かべた。

 自由でしなやかな丈夫な布。手に巻いたら衝撃から守ってくれそうな布。その想像イメージのままに魔力を認識し始め、手に纏わせる。

 衝撃で手の甲がぼろぼろになってしまうことのないようにすると共に、威力を増すという格闘術基礎であり、最も有効な魔力の使い方だ。

 一方村の人達は、アイゼンの『全員引け!』という言葉に従って、フレイが準備は良いかとリーナに問いかけたくらいの時には走り出していた。

 万が一、リーナや村の人の誰かに危険が迫った時には一瞬にも満たない速度で倒せる自信があったのだが、そんなことを言っても仕方がないだろう。自分の命を無闇に他人に預ける事に利点など無いのだから。

 結界に拳が衝突した瞬間鈍い音がして、その後は音もなく崩れた。

 日光が一瞬曲がった気がしたが、それが錯覚ではなかったとしても本当に些細な物であることには変わりない。

 そこに確かにあるのに、後には何も残らない事の不可思議さには一向に慣れなかった。

 結界を壊した瞬間、数メートル離れた場所に居た骸拾いアインザ・ミーンが目を開け、すぐに臨戦態勢に入った。

 今までは結界にあてられていて気絶をしていたが、原因が取り除かれた事で目を覚ましたのだろう。

 リーナの周りには、水の塊が凄い早さで増えていく。一昨日見せてもらった水泡アクアキャノンの多重詠唱だ。

 リーナの戦い方を予め聞いていた訳では無いが、様子見といったところだろうか。

 骸拾いアインザ・ミーンは臨戦態勢に入ったものの、目を覚ましたのは今の今なため反応に遅れたように見える。

 すぐに完成した無数の水の塊が骸拾いアインザ・ミーンに襲いかかった。

 しかし、身軽な体をしているため意識はだいぶ水泡アクアキャノンに割かれているものの、全部避けきった。

 ここから骸拾いアインザ・ミーンの反撃が始まるかもしれないと判断して、リーナのための緊急時の防御魔法をいつでも発動出来るよう身構えた時、リーナが再び何かの魔法を使おうとしている事に気がついた。


「切り裂け! 風刃ウィンドカッター!」

 無詠唱ではないその魔法は、フレイから見ても勢いと効果範囲が十分な完成された魔法だった。

 無詠唱が出来ないからではなく、確実に仕留めにいくために行われた敢えての詠唱省略なのだろう。

 その判断は正しく、慌てて避けようとした骸拾いアインザ・ミーンをしっかりと捉え、風刃ウィンドカッターが体を真っ二つにした。


「よし! フレイ! 私やったよー!」


「――あ、凄いじゃないか。その、なんというか本当に」

 リーナの巧みさは、言葉への反応を遅らせてしまう程立派な物なのに、言葉が上手く出てこなかった。

 勝てるだろうことは分かっていたが、まさか魔法をきちんと組み当てて戦えるとは。


「おお! 秒殺じゃねぇか!」


「す、凄いんじゃないか? あれ」


 離れたところから見ていた村の人達も、盛り上がって近づいてくる。


「ありがとうございますー!」

 みんなに褒められ、屈託の無い笑顔を見せるリーナ。


「あれって動物じゃないか?」

 アイゼンそう言って骸拾いアインザ・ミーンが居たところとは離れた場所を指を指した。

 つられて見てみると、たしかに何かの動物が倒れている。


「あれは美味いやつだぞ!」

 誰かがそう言った。

 倒れている場所は結界があったはずのところだ。あまり想像は出来ないが、結界にぶつかり気を失っているのか、死んでしまったのかという事だろうか。

 張っていた結界は、動物に関してはただ入れないだけなので、そうとしか考えられない。

 そういえば昔、これと似たような形で動物を手に入れた人が居たというような話を聞いた気がした。たしか、その後も同じ偶然を再び待っていて人生を無駄にしたとかなんとか。

 フレイはそこまで怠惰ではないが、幸運な事には変わりない。きっとリーナへのご褒美なのだろう。肉が大層好きなようだから。

 それから更に、魔の森で二回夜を明かした。

 空は余すことなく森に影を作り、二回程泣いた。二回とも思っていたよりは早く泣き止んでくれたのが幸いではあったが……。

 そして、日の出から時間が立てば地上は厚い闇に閉ざされる。

 リーナはずっと動物居ないかどうか辺りを見回していた。退屈は凌げたようだが、結局二体目を食べることは叶わなかった。

 これほどの大所帯では、動物も警戒して出てこないのだろう。

 フローラでまた食べさせてやれば良いと思った。

 一日、また一日と経ち、森に入って四日目の正午ついに森を抜けた。

 魔の森を出た後には、これまた広大な草原がフレイ達を待ちかまえ、そこを馬が何かを引っ張っているとは思えないぐらい豪快に進む。

 馬にとって草原とは家のような物のはずで、自分に置き換えて考えてみるまでもなく、そりゃこうなるかと納得した。

 日が暮れてきた頃、一際大きい建物を目にすると同時に、控えめな鐘の音が聞こえてくる。

「わぁ、大きい」


「ここまでの物はリーナは初めてか?」


「うん! 知らないことが沢山あるような気がする」

 それはリーナの予感であって、フレイの実体験でもあった。

 知らない場所には必ず何かがあるのだ。それが何なのかは行ってみるまで分からないけれど。

 日が完全に暮れた頃、ようやくフローラにたどり着いた。

 宿を取るお金と人数の規模など問題が重なった結果、今日も野宿をするらしいアイゼン達とは一旦別れ、教えて貰った宿に行くとなんとか部屋を取ることが出来た。

 数日振りの部屋や風呂、寝具は疲れを目にみえてとって行く。

 とはいえ喋るだけの余裕は二人ともなく、全てを明日に持ち越して眠りにつくのだった。







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