第73話 激闘の果に
攻撃が通ったことで、このまま勝てるのではと思い、二の矢三の矢となる攻撃を仕掛ける。
『
『OK、希望が見えてきたかもね!』
『怯んだ今がチャンスだから一気に行くよ』
「体の内側は鍛えようがないから、絶対に効くはず〚
『ゴッガッ!』
強固な鱗に刃が立たないけど、狙いはそこではなくインパクトしたそのあとだ。大剣が体に当たった瞬間に、
『ドゥン……』
「グギャーーーーーッ!」
体内を駆け巡る衝撃により激しい痛みに耐えきれずに、さらに激しい雄叫びをあげると、急に前足をあげて立ちあがった。背面と違って前面の腹部あたりは少しは軟らかそうなので、もう一発お見舞いしてやろうと動いた瞬間、
「グルァアアアア!」
(これは不味い……避けきれない!)
「はぁ、はぁっ……直撃しちゃった……」
痛みに苦しんでると思って油断した結果。
『ごめん、〚
『それを言うなら……私も同じ。油断をしちゃった……』
私を視界に捉えた
最初に攻撃をした時に、
『ハルカ、空間魔法で逃げよう』
私の作戦を知らない
『ううん、多分勝てると思うから見ててね』
『この状況でかい?……判った。任せるよ』
『ありがとう』
『グチャ、グチャ、ゴクッ』
下半身を飲み込んだあと、続いて私の上半身も捕食しようと大きな口を開けて、私の頭に口が近づいたその瞬間、起死回生の〚
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