第70話 ダンジョンで気分転換

 エルフをファミリアに迎えたことで、少し息抜きが必要だと思った。


「ふぅ〜、最近は色々と忙しかったからさ、気晴らしに思い切りダンジョンで暴れちゃう?」

「「賛成!」」


 私と同じように気分転換がしたかったようで、全員が賛成してくれた。今回は2班に分かれてダンジョンへ行くことにした。


 私、アニエラ、エリカ、トラパーネの最高戦力班と、パインかルカをリーダーにしたニーニョズとエンプレアードの混成班で、私達は強い魔物を倒しまくって素材を集めて、混成班は自力強化に励んでもらう。


「じゃあ私達はエルピス山脈のダンジョンへ行って飛竜フライドレイクを狩るよ。混成班は6階層で鎧蟹アーマークラブで食材確保ね。じゃあそんな感じで解散ね!」

「「OK!」」

「かしこまりました」


 解散して部屋へ戻ると、夜番のルカが部屋へやって来た。部屋へ入るなり『パサッ』と服を脱ぎ去り全裸になると、既に戦闘モードになっていた。


「明日のダンジョンはパインに任せるので、腰が立たなくなるまで私を責めてください。ハルカさん以外は私を満足させる人は居ないので、たっぷりと可愛がってね」

「うん、任せてね!」


 他の眷属とは受けになるけど、ルカだけは責めれるので、イキ果てるまで長い夜を楽しんだの。まぁ、その間は並列思考セレブロが私を責めてた訳だけどね。


 そんな激しい夜を過ごした翌朝、私達はエルピス山脈のダンジョンへと向かう。


 混成班はパインがリーダーで、クテュール、ベルジュ、クラリス、ロキシーの5人が6階層へと向かい、私達は飛竜フライドレイクを求めて8階層へと向かっていった。


 8階層に着いて飛行移動してる時に、今日の討伐目標を決める前にトラパーネに確認をする。


「パーネは飛竜フライドレイクを単独で倒せるの?」

「複数を相手にすると厳しいですが、単独なら問題なく倒せます」

「マジか……」


 私も初めて戦った時は苦戦したのに、トラパーネは単独相手なら勝てると言った。それを聞いたエリカは驚きのあまり声が漏れていた。アニエラとエリカは2人がかりでも恐らく勝てないので、トラパーネの強さに驚くのは仕方ないね。


「そっか、じゃあ私とパーネは2人のサポートをするからさ、最初は2人で戦ってみてね」

「「OK!」」


 山岳地帯にをしばらく進むと、2体の飛竜フライドレイクの反応があったので、1体をトラパーネに間引いてもらってから、残りの1体を2人に任せることにした。


「2体の気配があるから、1体はパーネに任せるから、私達はもう1体を殺るよ!」

「「OK!」」

「かしこまりました」


 私の言葉と同時に、速度をあげて飛竜フライドレイクのもとへ向かったのだった。

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