第24話 グローニャのスラム街
本当は孤児が居れば全員をファミリアへ迎えたいけど、エリカやアネロに『全てを迎えるのはリスクが高い』『全ての孤児が
そんな訳で、ファミリア商会での働き手や、ファミリアの発展に役立ちそうなスキルを持った孤児を探すの。スラム街へはエリカ、トラパーネ、アネロが同行して、アニエラはパインとルカを連れて、エルピス山脈麓のダンジョンの6階層で、
ファミリア商会を出てからはスラム街を目指して、4人で会話をしながら移動をする。
「グローニャのスラム街はトーレス町と比べるとどんな感じなの?」
「これだけの大都市ならスラム街も大きいんじゃないかい?」
私がグローニャのスラム街の規模を聞くと、エリカは大きいだろうと返事をすると、この街に住むアネロがスラム街の事を説明してくれた。
「グローニャのスラム街は二大派閥に別れていて、常に争い事が起こる危険地帯です」
「私達に危害を加えなければ静観するよ。目的は才能のある子を探す事だからね」
スラム街の抗争は興味がないのでスルーするけど、危害を加えようとすれば容赦はしない。
話をしながら移動してると、スラム街が見えてきたので気にせず入って行く。スラム街の居住区域を目指していると、女4人の良いカモだと思ったみたいで、いきなり絡んでくる輩がいた。
「おぅ、姉ちゃ……ぎゃあああー!」
私に話しかけようとした瞬間に、エリカの鞭により股間を『バチン!』と砕かれたのだった……
「カスが声をかけて良い相手じゃないんだよ」
「ぐぅ……」
すると、奥からゾロゾロと仲間らしき輩が現れる。確かにトーレス町のスラム街と比べると、馬鹿そうな輩が多いと思ったので、暴れる前にアネロに確認をしておく。
「ここでの殺生は罪になるの?」
「スラム街での出来事で、警備隊がかかわる事はありません。全て自己責任です」
「そっか、じゃあ片付けるね〚
私は翼から羽の刃を射出して、現れた輩を全て瞬殺する。辺り一面が血の海となり、私も血飛沫で服が汚れてしまったので、トラパーネが汚れを落としてくれた。
「クズの血で汚れましたね〚
「ありがとう」
「いいえ、居住区域に着くまでに二大派閥の1つくらいは潰せそうですね」
「危害を加えようとしなければ、こちらからは何もしないんだけどね」
とりあえずは、死体の山を放置してスラム街にある居住地域を目指して進んで行った。
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