第23話 有意義なデータとご褒美
メドサンとアグリはその後も
更に射撃に関しても、後衛タイプのメドサンの命中率はかなり高くて、前衛タイプのアグリの命中率はかなり低い事から、前衛と後衛のタイプの違いが命中率に繋がってるように思えた。
何度かの休憩を挟んで、丸一日に及ぶ
アグリとメドサンが1日頑張った結果は、レベルとステータスを見ればよく判った。
【名前】アグリ Lv13/100
【種族】ヒューマン
【HP】35【MP】25【体力】35
【敏捷】20【精神】15
【名前】メドサン Lv13/100
【種族】ヒューマン
【HP】30【MP】35【体力】30
【敏捷】30【精神】25
「今日はここまでだよ。アグリとメドサンは本当によく頑張ったね!頑張ったご褒美をあげるから欲しい物があったら言ってね」
私が頑張った2人にご褒美をあげると言うと、2人は顔を見合わせて頷いた後に同時に答えた。
「「ハルカ様と一緒にお風呂へ入って、一緒に寝てみたいです!」」
「えっと、そんな事で良いの?」
ご褒美なので、遠慮なく豪華な服やアクセサリーなんかを想像してたのに、意外な答えが返ってきたので聞き直してしまった。
「はい、私とアグリはママを知らないので、ハルカ様はママのような存在なんです」
「ママなんて言ったら失礼かも知れませんが、私達にとってはそんな存在なので、そう思う事をお許しください」
メドサンの言葉の後に、アグリが続けて母のように思う事を許して欲しいと言った。私はそんなふうに思われてるとは思ってなかった……
私はまだまだ小さな2人の元へ歩み寄って、優しく抱き寄せた後に、言葉をかけてから2人の頬にキスをした。
「アグリ、メドサン、ありがとう。私もこれからは可愛い娘だと思って接するね」
「「ハルカ様!」」
私達の様子を見てたエリカは薄っすら涙を浮かべながら、ファミリアへ戻ろうと伝えたの。
「ここはダンジョンだ。早くファミリアへ戻って、思う存分にハルカに甘えるといいよ」
「そうだね、ファミリアへ戻ったらご褒美にハルカママに思い切り甘えて良いからね」
「「はい!」」
ファミリアへ戻って夕食を取った後は、翌朝まで3人で楽しい時間を過ごして、前世を含めても子供を持った事はなかったけど、私なりにママとして接する事ができたと思った。
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