第37話 お決まりの展開

 久しぶりのファミリアで、みんなが揃って楽しい時間を過ごしたの。ダンジョン攻略も楽しいけど、こうしてファミリアで過ごすのは『ほっこり』と出来るので心が安らぐね。


「さぁ、私を含めたダンジョン攻略ㇸ行ったメンバーは身体を休めるのも仕事だからね。他のみんなも普段の仕事があるから、今日の食事会はお開きにするよ。『ササッ』と片付けるよ」

「「はい〜」」

「「OK!」」

「かしこまりました」


 みんなで片付けを済ませ、子供達は隣にある家へ戻っていくと、トラパーネ以外の全員の雰囲気が一変したのが判った……


「「はぁっ、はぁっ!」」


 鼻息が荒くなって、今にも私に飛びついて来そうな様子にトラパーネは少し驚いている。私と4人の関係を知らないから仕方ないね。


「みんな、落ち着こうね?ほら、当番制だったでしょ?今日は誰だったかな〜?」


 興奮し過ぎて目が血走ってるエリカは、既に服を脱ぎ捨てながら私に近寄ってくる。他のみんなも既に戦闘準備完了状態になっていた……


「今日は当番は関係ないんだよ!悪いけど寝かさないからね?」

「う、うん……みんなを見れば何となく判るけどさ、隣に聞こえないように抑えるんだよ?」

「「約束は出来ない!」」

「あの~、ハルカ様?これはどういう事なのでしょうか?」


 トラパーネは目の前の異様な雰囲気を理解できないので、私に質問をしてきたので答えようとすると、いきなりエリカに抱えられて私の部屋へと連れて行かれた。


「きゃっ、説明は難しいけどこんな関係だよっ」

「えっ、ちょっ、ハルカ様〜?」


 私が連れて行かれて更に困惑するトラパーネに、アニエラは満面の笑みを浮かべながら話し掛ける。


「まぁ、着いてくれば判るよ!ハルカは凄いんだから〜」

「えっ?凄い?取り敢えず一緒に行きます」


 この後トラパーネは、私の部屋で繰り広げられる情事を大人しく見てる訳もなく、他のみんなと同様に情事の輪に参加してきたのだった……


「ハルカ様はこんな方だったのですね。ますますハルカ様の事が好きになりました。はむっ!」

「やっ……パーネもなのっ?」


 トラパーネも加わって、朝まで続く非常に激しい行為に、私は何度も絶頂を迎えた私は、翌朝の朝食に顔を出す元気が残ってなかったのは言うまでもなかったの。


 私の眷属にするとみんなこうなるの?そう考えると眷属は増やすのは、控えないとダメだと考えさせれたの……

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