第23話 器の小さいエリアマスター
アンデットエリアは本当に単純明快な作りで、分岐点も隠し部屋も
「う〜ん、トラップエリアの後だからさぁ~、全く面白みがないよねぇ〜」
「アンデットとのバトルは面白いけど、このエリアマスターは本当に面白みがないねぇ〜」
なんて言いながら進んでると、私達の会話がエリアマスターに聞こえていたのか?大量の煙が発生したの。
『ボワッ、ボワッ…………』
前後を塞ぐようにアンデットが30体現れた。
私達の会話を盗み聞きしておきながら『面白みがない』って言葉に腹を立てて、アンデットを大量に発生させるとかって、ドワイトって人は意外と他人の言葉を気にするタイプなのかな?
「はぁ~、他愛のない話を真に受けてアンデットを大量に発生させるとか、器が小さいよ〜(笑)」
「「ぶっ」」
なんて私が言ったら、更に煙が発生したの(笑)
『ボワッ、ボワッ………』
「おーっ!怒ってるね〜!全部で80くらい?」
「流石に多過ぎるだろーーー!」
「面倒だから私が殺るね。〚
「ハルカ様素敵です〜🖤」
私は
『シュン、シュン……』
『ゴッ、ガッ、ゴガッ……』
圧倒的な物量でアンデットを葬っていくと、3分も経たないうちに全てを消滅させて、辺りが魔石だらけになったの。本来なら貴重な魔石なんだけど、箒があれば掃いて集めたいと思ったの。
「終わりかな?みんなで魔石を回収だね(笑)」
「OK!」
みんなで魔石を回収してると、
『ハルカ、今の戦闘で〚大剣術〛〚双剣術〛〚斧術〛〚鎚術〛〚HP+50〛〚体力+40〛を強奪したよ(笑)』
『わっ!そんなにあったんだね!』
『これだけ武器術を覚えたらさ、〚
『確かに出来そうだね!ダンジョンから戻ったら試してみるよ』
『うん、お願いね』
大量の魔石を回収し終わったので、乙女の会話を盗み聞きした挙げ句に勝手にキレて、大量のアンデットを発生させるような器の小さいエリアマスターをぶっ飛ぶす為に、アンデットエリアを進んで行ったの。
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