第51話 ルカとの約束

 岩場から町へ戻る途中は、エリカはアニエラからの質問攻めにあい『ウンザリ』してたの。


「アニー、何を聞かれても説明のしようがないんだよ。ハルカの舌先が触れただけで『イク』としか言いようがないんだよ。帰ってハルカに舐められたら判るから待っときな!」

「む〜、仕方ないな〜」

「あははっ、もう町に着くし、ルカさんに精算してもらったら家に帰るから楽しみだね♪」

「うんうん♪私はエリカと違ってハルカと一緒に楽しむもんね〜(笑)」

「言ってくれるね!絶対に耐えれないからね。もう本当に凄いんだから……」


 なんて話をしてると町に到着したので、門兵に挨拶をしてから町へ入って、そのまま冒険者協会へ向かったの。

 協会の建物へ入ると、私達に気付いたルカさんが手を振って出迎えてくれた。


「ハルカさん、おかえりなさい♪」

「ルカさん、ただいま〜♪岩蜥蜴ロックリザード討伐したから解体場でいいかな?」

「はい、案内しますね」


 ルカさんの案内で解体場へ向かうと、協会長との会談の事で説明を受けたの。


「あの、協会長との会談なんですけど、明日で大丈夫でしょうか?」

「はい、お昼から少し用事があるので、朝の早めに協会へ来ますね」

「ありがとうございます」


 ルカさんも、協会長から色々と言われてたんだね。私の返事を聞くと『ほっ』とした表情をしていた。

 

 解体場へ着くとルカさんは少し広目の場所をしていくれた。私が多くの岩蜥蜴ロックリザードを持ってると判ってくれてるからだね。機転が利く優秀な受付なのに、専属ハンターが私達だけっていうのが納得し難いね。


「ゴンズさ〜ん、ハルカさんが岩蜥蜴ロックリザードを持っていたんだけど、ここで大丈夫だよね?」

「おぅ、そこで構わねぇ。すぐ行くから出してもらってくれ!」

「判りました。ハルカさんここで大丈夫です」

「OK!」


 私は〘無限収納〙から岩蜥蜴ロックリザードを20体出してゴンズの確認を待つ。


「詮索はしないが、その魔法鞄マジックバッグの容量が増えてるな(汗)よし、トカゲ20体を確認したぜ!」

「エリカが田舎で1番容量の大きい物を持ってきてくれたんだです」

「すげぇ〜田舎だな(汗)」

「そこは秘密です(笑)」


 解体場から受付へ戻ると、1人の男がエリカによって股間を砕かれていた……本当に早く町中で噂にならないと、『玉砕き』の被害者がどんどん増えちゃうね(笑)


「今日の討伐代金は金貨40枚と前回の素材と食材の買取りが金貨150枚になります」

「確認しました。ありがとうございます」

「ハルカさん、明日の朝の件はよろしくお願いしますね」

「はい!」


 ルカさんと明日の約束をしてから、私達は家へと帰っていったの。


 そして、夜のお楽しみ時間を迎えたのでアニエラに試したら、エリカと同じように一瞬で気を失っなゃった(笑)

 後でアニエラから話を聞くと舐められた瞬間に『イク』としか言い表せないとか……

 ただ、アニエラはこれからも挑戦して、いつかは2人で楽しみ合いたいらしいので、是非とも耐えれるようになって欲しいと思った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る