第50話 ハルカの特殊能力?

 並列思考セレブロに徹底的にイジられれて寝不足なのかと思ったけど、『スッキリ』した目覚めを迎えたの。身体全体の魔力を動かす行為が私の疲れを癒してくれるのかな?

 隣ではアニエラとエリカが爆睡中。特にエリカは寝相が悪いから毛布は蹴り散らかして、大の字の状態で寝ちゃってる(笑)

 

「それにしても……エリカの胸は大きいな〜、少しイタズラしちゃおうかな♪」


 私はエリカの大きな胸に手を伸ばして、優しく胸の先端を指で円を描くように触れてみると、『ピクッ』エリカの身体が反応した。

 まだ起きた様子じゃないので、気付かれないないようにシャッを脱がしてから、右手は左胸を引き続き刺激して、右胸には私の舌で舐めて刺激するとエリカが激しく反応した。


「あっああぁ~〜〜!」


 エリカは大きな声をあげた後に目覚めて、『トロン』とした目で私を見つめた。隣で寝ていたアニエラも、エリカの声にビックリして起きたみたい。


「はははっ、おはよう(苦笑)」

「はぁっ、はぁ、ハルカ、あたいに何をしたんだい?」

「えっと、先っちょを指でクリクリしながら舌で舐めただけだよ?」

「マジか……たったそれだけで、あたいはイッタのかい……」

「もう少し試してみる?」

「ダメダメッ!意識が吹っ飛んじゃう……」


 いつも強気なエリカが可愛い反応を見せる。普段見せない表情に私は『キュン』としたので、そのままエリカの胸に口を近付ける。


「ハルカお願い、耐えれないから!本当に意識が飛んじゃうから!やめてぇー」

「だ~め♪はむっ」


 エリカは再び大き声をあげた後、本当に意識が飛んじゃってなかなか目覚めなかったの。

 私とエリカの様子を見ていたアニエラが、私の肩を『ポン』と叩いてから話し掛けたの。


「あれだよ!私が半吸血鬼ハーフヴァンパイアの頃に〚球血〛した時に感じたでしょ?」

「あぁ、そんな事があったねぇ〜」

「ハルカの場合は舐めたりするだけで、相手を感じさせちゃうんじゃない?」

「おぉ~!なんか凄いね。アニーも試してみちゃう?」

「試すなら帰ってからね。2人とも意識が飛んじゃうとハルカが大変だよ(汗)」

「そうだね、帰ったらアニーの意識を飛ばしちゃうからね♪」

「うんうん♪どんな感覚か楽しみ〜♪」

『2人が羨ましいよ……僕は体を持たないから残念で仕方ないよ……』

『ははは……並列思考セレブロは残念ね。私が魔力を動かしても感じないんだもんね(汗)』


 エリカが寝たままなので私達は色々な話しをしてたの。結局、エリカが目を覚ましたのがお昼前だったので、この日は討伐をせずに町へ戻ったの。

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