第33話 森の制圧者
4体のゴブリン達が近付いてくる。
アニエラは双剣を構えて、私は極小スライムに変化してアニエラの手首に巻き付いた。
「人か?違うな魔物ではなく魔族なのか?」
1体のゴブリンがアニエラに話し掛けてきた。
「ハーフヴァンパイアだよ。この森で
アニエラは挑発するように返事をした。
「まだまだ、
「ハーフヴァンパイアだよ。ば~か♪」
杖を持ったゴブリンが魔法を唱えて火の玉を放っできたけど、
「無詠唱か、厄介だな…固まらず離れろ、同時に仕掛けるぞ!」
1対複数の戦い方の定石なので、
「
「褒めてくれてありがとう(笑)」
実際は私と
「うおーっ!」
『ズバッ!』
切断とまでは行かなかったけど、かなりの深手を負わせる事が出来たの。
「ぐっ…ぜはぁ〜ぜはぁ、息が…」
「もう、攻撃は必要無いね。」
「ハルカの刃に反応するなんて、流石は
首の半分を斬られ呼吸も出来ず、死を待つのみの
「ぜはぁ…最初から、ぜはぁ…2匹だったのか…まんまと、殺られたぜ。」
その言葉を残して
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