第14話 オークの王
中層攻略も2人で連携をとるようになってから、上層部寄りで探索するようになったの。
「アニー、11時に強い気配がする。
「了解。」
私達は寄り添うように近付く、私の
「あっ…ゴメン」
『ハルカ、気付かれた!直ぐに来るよ!』
「アニー、魔物が来る。戦闘準備!」
魔物が凄い速さで近付いて来る。
戦闘態勢を取って待ち構える、正面から突っ込んで来ると思ったら…大きく跳び上がって上から襲って来たの。
『
『ゴガーン!』
魔物は
『クワァーーー!』
鷲の上半身と獅子の様な下半身の魔物が叫んだ。すぐに鑑定すると【グリフォン】だ。体長は5m程の大きな体に似合わず、凄い速さで襲って来た時点でかなりの強敵だと判った。
「アニー、アイツの足元に〚
「OK!〚
グリフォンの足元が砂となって、体勢を崩したところで上に飛び上がる、私はその瞬間を見逃さず〚
『クェー―ッ!』
片翼を失ったグリフォンは叫び声と共に砂の上に落下した。地上戦に持ち込んだけど、大きな体をした相手では迂闊に近付けないので、このまま魔法で仕留める事にした。
「アニー、同時に攻撃魔法ね!3…2…1」
「〚
「〚
『グワーッ…』
2人で放った魔法が直撃して、グリフォンを倒す事が出来たの。奪える能力があったので確認する。
[グリフォン]〚毒耐性〛〚翼〛
迷わずに〚毒耐性〛を選択する。
『ハルカ、〚毒耐性〛を奪ったよ。』
『翼は直ぐに欲しい物じゃ無いからね(笑)』
「アニー、やったね♪かなりの強敵だけど、2人なら何とかなると判ったよ!」
「あんなに大きな魔物を倒せたね♪でも、気づかれちゃってごめんね(汗)」
「勝てば良いんだよ♪回収したら拠点に戻ろう!」
2人ならもっと強い魔物にも勝てる。そんな高揚感になりながら拠点へと戻る事にしたの。洞穴の拠点へ近付くと…グリフォンよりも強大と判る気配を感じたの。
『ハルカ、気付いた?何かが拠点を調べてる。あれは絶対に勝てない…取り敢えずここを離れて様子を見よう。』
『うん、あれが上層の魔物かな?』
『オークの王、オーク
私達は拠点へと戻らずに、感知の範囲ギリギリでオーク
➖➖➖新たなスキル➖➖➖
〚毒耐性〛毒に対する抵抗力がつく。レベルが上がるにつれて抵抗力が大きくなる。
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