第6話 ハルカの覚醒

 拠点に戻ると並列思考セレブロが話し掛けてきたの。


『ハルカ、進化をしたいと願ってみて。』


 私は言われた通りに『進化したい』と願うと、急に睡魔に襲われて眠りについたの。


 眠りにつくと私の頭に色々な情報が流れくる。


・ヴェノムからウィザードへの進化。

・並列思考の思考速度が倍になる。

・変幻自在は触れなくてもイメージしたものへ変化が可能になる。

・能力強奪は触れなくても倒した相手の能力を奪う事が可能になる。

・無限収納で収めたものを解析分解する事が可能になる。

・基礎ステータスが向上する。


 こんな感じでかなりアップデートしたね♪


 そして進化が全て終わったようで、私はゆっくりと目醒めたの。


『ハルカ、進化おめでとう♪』

『ありがとう♪進化の内容は並列思考セレブロも把握したの?』

『把握したよ。僕自身も思考速度が早くなったから、サポートの質も格段に上がるよ。』

『ねぇ♪他にも進化して変わってるかも知れないからさ、魔力を動かして欲しいなぁ♪』

『僕も、進化したハルカを堪能したかった!起きたばかりなんだから、直ぐに寝ちゃ駄目だよ?』

「ぁうん、もうっ、やさしくっ…」


 並列思考セレブロも、進化した私がどんな反応をするのか楽しみだったようで、最初から激しく魔力を突き動かしてきたの。


『無理だよ。思考速度が早くなってハルカで試したい事が湧き出て来るんだよ!』

「そっ、んなにっ…たえれぇ、ないっ!」

『進化したんだから頑張るんだよ。ほらっ!』

『ビクッ、ビクッ!』


 私は並列思考セレブロの巧みな魔力操作に耐えきれず…イッてしまったの。

 その後も目ざめては並列思考セレブロの容赦ない刺激に、何度も何度もやって来る快楽の波に耐えきれずにイッてしまったの…


 私の進化以上に並列思考セレブロの進化の方が上だったのね。私がこんな感じてるのにまだまだ終わる事はない…色々な魔力の動きを次々と繰り出してきたの♪


 私はスライムウィザードとなって、自身の能力の覚醒と、並列思考セレブロによる感度の覚醒もしちゃったみたい(笑)

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