第5話 スライムウィザード

 オークを狩り続けるうちに〚剣術〛と〚盾術〛のレベルが上がると、〚刺突スピア〛が剣技として使えるようになったのと、新たに〚斬撃スラッシュ〛を自力で覚えたの。


 今では、簡単にオークの首を斬り飛ばす事が出来るようになったので、並列思考セレブロからオークからオーガへのターゲット変更を提案されたので、オーガを探しながら低層を進んでるの。


『ハルカ、10時の方向にオーガらしき気配を感じる。1体だから剣で仕留める?』

『うん♪』


 隠密ステルスでオーガへ近付いて、動きを封じてから仕留める作戦だったけど、こちらの気配を察知されたの。


「敵を炎で包め〚火球ファイアボール!〛」

『させない〚水壁ウォーターウォール〛!』


 オーガの放った火球ファイアボール並列思考セレブロ水壁ウォーターウォールで相殺した。私は動きを封じる為に砂場サンドピットを発動させて、オーガの自由を奪う。


「なに?連続で魔法を!」

『僕達なら可能なのさ〚ウォーター〛!』


 更に並列思考セレブロの魔法でオーガの足下は泥になり動きは完全に封じた。動けなくても向こうには魔法があるので、発動させる前に石弾ストーンバレットで足を撃ち抜いて詠唱させない。そのまま私は瞬速フラッシュで一気に近付いて斬撃スラッシュで両断して、絶命する前にオーガの頭に触れたの。


「あなたは、私の欲しい物を持ってるの。出会えた事を感謝してるわ♪」

「グガッ…仲間殺しが…」


[オーガ]〚火魔法〛〚魔力感知マジカルサーチ


 欲しいスキルが2つもあった…本来なら魔力感知マジカルサーチなんだけどね。でも本能は火魔法と言ってるの(汗)


『ハルカ、欲しい物で良いと思うよ。』

『うん♪』


 並列思考セレブロの一言で〚火魔法〛を選択したの。


『ハルカ、〚火魔法〛を強奪したよ♪』

『これで基本属性コンプリートだね♪』

『あっ、基本属性魔法を習得した事で【スライムヴェノム】から【スライムウィザード】へ進化出来るけど、眠りが必要みたいだから拠点へ戻ろう!』

『うん♪』


 私は【スライムウィザード】へ進化する為に拠点へ戻って睡眠する事にしたの。


➖➖➖新たなスキル➖➖➖

〚火魔法〛火魔法が使えるようになる。レベルが上がれば魔力に比例して威力が上がっていく。

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